昔の出産の「穢れ」意識が産んだ産褥被害/経験則としての衛生概念

「平安時代、摂関政治は子供が生まれるかが政治や一門の反映を左右したのに、なぜか出産を大事にしていない不思議さ」という指摘を読みました。 出産への「穢れ」意識や、それが結果的に生み出す不衛生な環境、医療に衛生概念が生まれるまでの歴史…などをそこからちょっと考えてみました。
平安時代 政策 公衆衛生 科学 歴史 医学史
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Revo言葉bot @Revo_word_bot
グリム童話にはなぜか実母ではなく継母ばかり登場します(中略)当時のドイツは平均寿命が驚くほど短くて、子供が成人するまで両親が健在じゃないことは稀じゃなかった。そういう、グリム童話から垣間見える歴史、人々の風俗、そして死生観。そういったものにもすごく興味を惹かれます。2010/12
Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu
前rt 日本の平安時代も女性の平均寿命が短くて、継子いじめの話はけっこう多い。落窪物語や中将姫など。一方でリアル継母継子なのに異常に仲が良かった菅原孝標女とかもあるが。
Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu
平安時代の女性の平均寿命の短さは主に産褥のせいなんだが、どうしてこの時代にそれまでの出産に関わる経験則が断絶したのかはよくわからない。清少納言さん最愛の定子さまも二人目の出産の産褥で若くして亡くなってるし。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
これ(当時の経験則)はどの程度進歩してたのだろ?秦の皇帝が水銀を呑んでた、と聞くと今なら「皇帝の健康に無関心な時代?」と思えるけど、一番関心があったから水銀のんでた、みたいな、残念方向への進化とか…? QT @yuri_no_meikyu それまでの出産に関わる経験則
Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu
平安時代の女性の産褥死の原因は、出産の血の穢れを忌みすぎて、寒かろうが暑かろうが妊婦を別棟に隔離し、悪霊払いの儀式だけ必死にやるのに医者も産婆もつけず、産んだ後も消毒どころか清拭すらせずほったらかして感染症にガンガン罹ったせい。なのに産まれた子供が一族の繁栄を左右する摂関政治。謎
我乱堂 @SagamiNoriaki
@yuri_no_meikyu グリム童話は継母が多いのは、元は実母だったけど、実の母にこういうことされているっていうのは…という理由から継母にされた、なんて話も聞いたこと有るんですけど、実際どうなんでしょうね?
Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu
@SagamiNoriaki 聞いたことありますね。ただいずれにせよ成人&婚姻年齢の低さ→母と娘の年齢差の小ささ→夫(父)の愛情の奪い合い、という構図の発生は、実母継母に関わらず必然だったのかもしれません。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
「血の穢れ」は一種の宗教概念だから、宗教は一種過激化、純粋化していくのも道理かもしれません。経験則の仮説で「まてよ、出産措置が清潔だと死亡率下がるんじゃね?」に気づくのはヨーロッパでも19世紀後半、ゼンメルワイスの発見以降ですよね  @yuri_no_meikyu
理系グロ問bot @rikei_gro_bot
(理並) 妊婦が分娩の際に細菌に感染する産褥熱の予防に尽力し院内感染予防の父と呼ばれた19世紀ハンガリーの医師は?→ゼンメルワイス
Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu
摂関政治って要は「天皇の親戚になって実権握る作戦」なのに、肝心の天皇の子供を産む女性へのケアが根本的に貧弱なのってまるっきり矛盾してると思うんだが、権力者ってのがこういう倒錯をやらかしちゃうというのはよくあるのかも。会社で最も重要な社員へのケアをケチる社長が蔓延してる現代と相似。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
同じ指摘があったな。「藤原摂関政治の最大の弱点は、天皇家に嫁にやった娘が皇子を産む、という生物学的条件に依存しているところにある……もしこの血縁関係が途切れたら、ただちにこの体制にひびが入る。そして実際そうなった」(井沢元彦「逆説の日本史」4)@yuri_no_meikyu
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
日本神道的な穢れ、清めの概念は結果的に、理由も分からないまま衛生を保った。その一方で出産や月経の「血の穢れ」概念は、「出産は隅の部屋、納屋でやるもの」的な慣習を生み、産褥を増やす…皮肉な話だが、宗教概念を経験則で変化させるのは難しいかも。 @yuri_no_meikyu
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
星新一が華岡流の麻酔手術の資料を調べ「あれ?消毒概念が西洋で発見される前から傷口を焼酎で洗っている?」と驚いた、という随筆あったっけ。たぶん傷を酒で洗う、は宗教タブー関係ないから経験則が広まったが、「お産は穢れ」は宗教だから変革できなかった… @yuri_no_meikyu
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
togetter資料“ウイルスの存在は知らなくても〔傷口を清潔にする―アルコールで消毒する〕という感覚… 『ショウチュウのなぞ』は、焼酎と医療の歴史的関係を題材にした随筆…星新一は、知的エッセイの名手でもあった” / “『きまぐれ…” http://t.co/x59aBQ3wqy
リンク 『コロサスの日々蛮考』 『『きまぐれ暦/ショウチュウのなぞ』』 『きまぐれ暦/ショウチュウのなぞ』-司馬遼太郎の『燃えよ剣』の中に土方歳三が、斬り合いで受けた傷を焼酎で洗う場面が出てくる。自分の傷を自分で洗う―いかにもこの男らしい行動である。まるで、怪我の治療
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
資料画像(1) みなもと太郎「風雲児たち幕末編」1巻より  日本初の産科女医となったシーボルトの娘イネ。彼女に、親代わりの師匠・二宮敬作が語る…という形式で日本の出産にまつわる因習を説明 @yuri_no_meikyu http://t.co/nd2G6jzZri
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gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
資料画像(2) みなもと太郎「風雲児たち幕末編」1巻より  日本初の産科女医となったシーボルトの娘イネ。彼女に、親代わりの師匠・二宮敬作が語る…という形式で日本の出産にまつわる因習を説明 @yuri_no_meikyu http://t.co/LBxLRuQj3X
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gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
資料画像(3) みなもと太郎「風雲児たち幕末編」1巻より  日本初の産科女医となったシーボルトの娘イネ。彼女に、親代わりの師匠・二宮敬作が語る…という形式で日本の出産にまつわる因習を説明  @yuri_no_meikyu http://t.co/ViDb1rKiuU
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gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
togetter用資料 「統計的比較(疫学調査)」という手段によって「消毒」という概念を生み出したのに、旧権威から集中砲火を浴び何の栄誉も無かった悲劇のお医者さん。来年没150年。 / “感染制御の父 イグナッツ・ゼンメルワイス …” http://t.co/C0lVJ0xn9T
リンク t.co 感染制御の父 イグナッツ・ゼンメルワイス | 日本BD BD (Becton, Dickinson and Company) は、世界各国で、薬剤治療の改善、感染症診断の促進、および創薬の発展に従事する、メディカルテクノロジーのリーディングカンパニーです。

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