ワークショップ「映画は宗教である」3月2日(日)@日本女子大新泉山館に参加します。

3月2日(日)に日本女子大の新泉山館というところで「映画は宗教である」というワークショップに参加します。最初にいっておくと誰でも来られます。無料です。(^_^)v http://t.co/3Sw64D2Cwu

2014-02-24 23:38:38

大学で行うワークショップで近藤光博さん(宗教学)や宮台真司さん（社会学）と一緒なんですが、僕はアカデミックな訓練を受けてないので、あくまでも実作者やビジネスの現場の人間として発言するつもりです。で、そのイントロを今日はちょこっと、連投したいと思います。

2014-02-24 23:39:33

僕は映画会社で結構長く働いていたんですが、その会社は興行を中心とする会社だった。映画館を経営していたわけです。でも、状況や市場が変わってくると中には収益がなかなか出せない小屋も出てくる。そうすると当然閉館しようかという話になるんですね。

2014-02-24 23:41:10

そんなときに僕があんまり深く考えないで「映画館っていうものは今は神社や寺と同じような機能を都市の中で持っているので、儲からないからってそんなに簡単に閉めちゃいけないんだ」みたいなことを言って、なにを言っているんだお前はバカタレと叱られたことがあるんです。

2014-02-24 23:42:04

実はその時「あ、俺、いまいいこといったよ＼(^o^)／」みたいな感覚が自分の中にあった。しかし、上司からは完全に困ったちゃん扱いされたわけですね。しかも、まずいことに, 自分の中で、自分が言ったことの内容をうまく咀嚼できなかった。

2014-02-24 23:43:38

確かに映画会社でこんなことをいう奴は馬鹿です。(>_<)

2014-02-24 23:44:19

けれど、その後、僕は会社を辞めてプラプラしつつも映画を撮り始めるわけですが、今回一緒にワークショップをやる近藤光博先生（宗教学）と出会って色々と話をさせてもらううちに、「あれ、俺がいったことはあながち間違ってはいないはずだぞ」と思い始めた。

2014-02-24 23:45:15

なぜ映画が映画館でかかる必要があるのか、映画にはなぜスターが必要なのか（スターがない映画とは一体どのようなものになるのか）、なんてことも腑に落ち始めた。

2014-02-24 23:47:08

そんな中で宮台真司さんの映画評論もまたせり上がってくるんです。

2014-02-24 23:48:11

宮台映画評は宮台社会学・宮台哲学での映画の見直し（Review）です。ここにはシネフィル的な文脈はありません。僕はそこそこには映画ファンなのでシネフィル的評論も愛読します。が、やっぱり宮台映画評はシネフィル的文脈では絶対に導き出せない独特な力業なんですね。

2014-02-24 23:48:36

あれこれ考えるうちに、かなりの数のシナリオの教科書や指南書に目を通しても得られなかったもの、シネフィル的な映画評論からは発見できなかったものが、映画と宗教（世俗と宗教）という観点から見えてきた気がしたんです。

2014-02-24 23:49:59

また、先鋭的なアメリカ映画やヨーロッパ映画、韓国映画の中で自分が強く惹かれるものの魅力、その時はその魅力をうまく咀嚼できなかった部分、その魅力のからくりみたいなものも少しずつわかってきた気がしています。

2014-02-24 23:51:39

そして、日本映画には新しい物語構造と物語構築方法が必要なんじゃないかということを今は強く考えています。キーワードは＜世界観＞です。

2014-02-24 23:52:14

それを日本映画でも構築できないか、いやできるはずだ、なんてことを話そうかと思います。これは僕が主催している＜シナリオ座学＞で推し進めている方法論でもあります。

2014-02-24 23:53:20

ということで、ご興味のあるかたはお越し下さいませ。3月2日(日)　@日本女子大新泉山館 14時00～　＜映画は宗教である ―藝術と産業のはざまの「永続的なもの」「非合理的なもの」―＞　 http://t.co/3Sw64D2Cwu

2014-02-24 23:56:14