問題解決のための質問ワーク

初めから相談を受ける方が「こうすればいい」という態度を決めてから行う相談は、あまりうまくはいかないよね、というまとめです。
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めんたね @mentane

この前の土日はめんたねワークショップの週末。土曜日はカウンセリング研究会、日曜日は催眠コミュニケーションワークショップであった。

2014-02-26 03:53:51
めんたね @mentane

土曜日のカウ研では、アシスタントの大杉君の従兄弟に来てもらって、クライアント役をやってもらった。いつものとおり、最初に生徒さんにカウンセリングをやってもらい、それにコメントしつつ、後でクライアント役の利益を考えてぼくがカウンセリングを行う形だ。

2014-02-26 03:58:00
めんたね @mentane

生徒さんのカウンセリングを見ている時には、自然と「自分ならこうやるだろう」ということを考えながら見ることになる。もちろん、そっくりそのままぼくと同じ考えややり方である必要は全くないのだけど。

2014-02-26 03:59:59
めんたね @mentane

同じ人の同じ問題について他人のカウンセリングを見てから、自分がカウンセリングを行うというのは気づくところが多い。ぼくは立場上、一応、教える側ということになってはいるが、まあ、実際には生徒さんもぼくも手探りでそれぞれやってみる色合いの方が強い。

2014-02-26 04:01:55
めんたね @mentane

この前、気づいたのは「クライアントが自発的に問題の捉え方やその解決に関わるような話を好んでする」ような雰囲気をやり取りを通して作るのがやっぱり重要だよね、ということ。カウンセラーの方がよくしゃべるカウンセリングというのはたいてい、うまくいってない

2014-02-26 04:04:05
めんたね @mentane

かといって、ひたすら傾聴とオウム返しだけをするというのも芸がない。それだけでうまくいっちゃうケースというのもあるんだけど。

2014-02-26 04:05:59
めんたね @mentane

そこで、クライアントが何を問題と感じており、それがどのように解決されたらいいと思っているのかということについて、クライアント側とカウンセラー側の間で会話を通じて共通の見解を持つことを目指す。カウンセラー側は当然、聞いてみたいことがたくさんあるわけで、発言内容は質問がメインとなる。

2014-02-26 04:09:04
めんたね @mentane

カウンセラーがする質問の内容やそれがなされる雰囲気によって、クライアントの質問への答え方も変わる。聞かれたことだけを「はい」「いいえ」と短く答えるよりは、質問に答えているうちに自分なりの連想が起こり、それについてあれこれと思ったことを話し手くれたりするといい具合だ。

2014-02-26 04:11:47
めんたね @mentane

「この件について、あなたは一体全体どんなことを考えているの?是非それを知りたい」というカウンセラー側の気分が、クライアント側に伝わるような雰囲気だと多くの場合はよくしゃべってくれる。

2014-02-26 04:15:29
めんたね @mentane

逆に「このクライアントはきっとここに問題を抱えていて、この考え方をこう変えたらうまくいくはずだ。そのクライアントのもっているであろう間違った考え方をまずは述べさせてから説得しよう」などと筋道を立てると、ぼくが「一本道」と呼んでいる状態に陥る。クライアントは期待された道を感じ取る。

2014-02-26 04:17:32
めんたね @mentane

クライアントがカウンセラーの期待を感じ取ると、期待に沿った線で答えようとするか、自分の答えたいことが期待に沿っていなさそうな雰囲気を感じ取って、口が重くなる。そうなると、クライアントの口数が減り、自然とカウンセラー側の話す量が多くなる。こうなるとうまくいってない気配が漂う。

2014-02-26 04:27:52
めんたね @mentane

日曜日の催眠コミュニケーションワークショップの方ではいよいよ催眠療法の話をしようと思っていたのだが、予定を変更した。先日のホスピタルダイアローグマスターコースで出た「従業員への指導法」で苦労している、というのはきっと催眠コミュニケーションワークショップの参加者も同じであろう。

2014-02-26 04:31:07
めんたね @mentane

今まで質問を使って相手の「望み」を知る練習というのを散々やってきたのだが、いざ、身の回りの交渉事にそれを応用するとなると、またそれはそれでうまくいかないようなのだ。だから、「質問ワークを取り入れた交渉」の練習を行ってみた。

2014-02-26 04:32:54
めんたね @mentane

ワークとしてやるのは今回が初めてだったのだが、これがなかなか面白い。相手の望みの存在などは忘れた状態で、自分が相手に要求したいことだけを一方的に押し付けるスタイルが身体の癖になっている人も多い。面白かったので引き続き来月もやることにする。

2014-02-26 04:35:12

実はここで引かれている「相手の望みの存在などは忘れた状態で、自分が相手に要求したいことだけを一方的に押しつける」のは私でした。後で録音を聞き返し、まったくもって要求しているだけだなぁと感じ入りました。