雪が降った日

さむがりマルコ @samugari_marco

(毛布の中からちらりと顔を出して) …こんばんは。今日は風がいつもにも増して冷たかったね…。みんなのところは大丈夫だった…？ 今日ね、教官方が明日は雪かもしれないから備えておけって言ってたんだ……ううーやだなぁやだなぁ雪降るの見たくないなあ…(ぶるぶる)

さむがりマルコ @samugari_marco

……はあー。そろそろ戻らないとなあ…。雪かー、やだなー、教官の勘違いだったってことにはならないかなあ…。 励ましたりしてくれた皆、どうもありがとう。皆のところも冷え込むだろうしちゃんと暖かくするんだよ…？それじゃあ、またね。

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（もぞもぞと毛布の塊が動き出し） ………ん、朝か…。休みの日なのに皆騒がしいな、なに、何かあったの…？ …え、 ………雪……？（心底嫌そうに眉を顰めて）

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コニー「雪だー！どうかな、積もるかな！？」 ジャン「この勢いだと午後には積もるんじゃねぇか？休日で助かったな…」 サシャ「雪が積もると足跡が残るから、変なことは出来なくなりますねぇ…行くなら今のうちでしょうか…」 マルコ「………（毛布の中で耳と目を塞いでいる）」

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ライナー「おい、昼飯の時間終わっちまうぞ」 コニー「えー…飯の間に雪積もっちまったらどうしよう…」 マルコ「そんな瞬間的に積もるものじゃないだろ…」 ジャン「芋女に食い尽くされちまってもいいんなら好きなだけ見てろよ。俺はもう行くからな」 コニー「あっ、待てよ！行くって！」

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サシャ「雪も落ち着いてきましたね」 アルミン「けっこう積もったね、この辺にしては珍しいくらいだ」 クリスタ「ほんとだ！開拓地なんかじゃ毎年このくらい積もってたけど…」 ミカサ「…明日の訓練は、雪掻きから始まるかもしれない…」

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ジャン「課題は？」 コニー「終わらせた！」 ジャン「当番は？」 サシャ「今日はありません！」 ジャン「…じゃ行ってこい」 コニー「何でだよ一緒に行くんだろ！」 サシャ「雪合戦は人が多い方が楽しいです！」 ジャン「は！？俺は別に…こら！引っ張んな！」 マルコ「三人とも元気だなー…」

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マルコ「あ、おかえり」 ライナー「おい、残ってた組ちょいと暖炉の前空けてやれ。あいつら服乾かさせねぇと風邪引くわ」 ユミル「はぁ？着替えろよ、なんで暖炉譲ってやる必要があんだよ」 ライナー「クリスタも参加組だぞ」 ユミル「…………」 ベルトルト「…じゃあ、僕は部屋に戻ってるね…」

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ユミル「で、何して全身濡れ鼠になったんだよ」 コニー「雪合戦だっつの！男女でチーム分けしてー」 マルコ「男女で？」 ユミル「そりゃ不公平じゃねえの？」 コニー「ベルトルトが不参加だった上に女チームにはミカサがいたんだぞ？」 ユミル「だから不公平じゃねえのって」 マルコ「ははは…」

さむがりマルコ @samugari_marco

……流石にもう雪は止んだみたいだな…。まあ、これだけ暗くなればちょっと窓の外を覗いたくらいじゃ何も見えやしないけど…。 雪がひらひら空に舞ってるのはなー、ほんと背筋が寒くなるんだよなー…。…今日は休日だったからよかったけど、明日も降ったらどうしよう…。