- Captain_Akatuki
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ほう、イジメ問題ですか。 イジメ問題がギャーギャー騒がれるようになった背景として、日本人の気質と教育の根本の変化が大きく作用してるでしょうねぇ。
2014-02-27 13:43:48そもそも日本人は他者との関係について、波風を立てる事を極端に嫌います。これは日本に根付く「村」という制度というか、考え方が要因ですね。 外国人よりも日本人は、コミュニケーションを円滑にする為、他人の考え方に合わせようとします。個人を押し殺して全体を守ろう、という考え方ですね。
2014-02-27 13:48:30結果「隠蔽」が平然と行われるわけです。特に最近の風潮は「責任を取る」事を極端に嫌います。自分の管理下で何らかの問題が発生した時、自分が責任を取らされるのではないかと考えるのです。
2014-02-27 13:51:38あとは教育の変化。 昔は教師を育てる専門の学校が有りました。「人を育てる責任」を学び、後進を育て、未来へ繋ぐ。故に教師は尊敬されていました。 ところが昨今、教師になる為のハードルが低くなり、ただの職業として認識されるようになりました。
2014-02-27 13:56:30「安定したお給料をもらえる仕事」となった教師に対して少しずつ敬意は薄れ、サービス業のような扱いになったわけです。 そうすると、親は自分の子供可愛さに教師に何かにつけ注文を付けます。達成出来ないとなると教育委員会云々で脅すようになるのです。
2014-02-27 14:00:22本当に訴えて仕事をクビになる教師も出る始末。こうなってくると下手に子供に干渉するより、最低限度の付き合いだけにしようとします。 結果、教師はマニュアル通りの教育しかしない。学校で自然と教わるべき大切な「社会で生きる為の道徳」が教えられない。
2014-02-27 14:04:32道徳よりも学歴!という時代もありました。親も教師も高学歴を生み出す為に難しい数式などばかりを重視し、子供と向き合わない教育が行われた結果、精神的に歪んだ子供が大人になっていく。 そういう人達は学歴で人を差別し、蔑視する。そんな大人に育てられた子供が優しく育つのは困難です。
2014-02-27 14:09:12そして平成の世になり、このままではダメだと政府が動きました。 それが「ゆとり教育」です。 ゆとり教育の根幹は「一人一人の個性を伸ばす」こと。教師も親も子供と向き合える時間を持てるよう、教育の時間を減らそうとしたのです。
2014-02-27 14:11:20しかしこれは成功しませんでした。なぜなら、親は学歴社会で育ってきた人達。子供と向き合う時間より、塾に行かせる事を選びます。 そして教師は訴訟問題の回避の為、ひたすら最近限度の干渉を貫きました。 こうした結果、子供達は子供達同士で居る時間が増えました。
2014-02-27 14:14:22子供達同士で居る時間が増えると、どうなるのか。それは、あらゆるコミュニケーションが子供達同士だけで行われる事を意味します。 コミュニケーション手段は何も、友好的なものばかりではない。差別や暴力を覚え、そしてそれらを咎める大人が近くに居ない。
2014-02-27 14:18:28いわゆる「悪質なイジメ」が一般化します。そしてそんな社会で育ってきた人達はイジメに対し極端な反応をします。 そしてご近所付き合いという概念が減り、個人のプライバシーが優先される風潮もあいまって、当人同士での解決は不可能となります。
2014-02-27 14:23:20現在のイジメ問題は単に、子供に向き合わない教師が悪い、という話ではない。教育という制度とそれらに関わる人たちの認識が方向性を誤った結果何層にも問題が重なり、引き起こされています。
2014-02-27 14:25:44確かに中には悪質な教師も居ますし、モンスターペアレントも存在します。 しかしそれを生み出した原因は何なのか。それは社会の構造と風潮です。 教師というのは本来尊敬されるべき職業です。昔の親は「うちの子が何かしでかしたら一発食らわして下さい」とまで信頼していました。
2014-02-27 14:28:29しかし現在は殴ろうものなら教師は仕事を失い復帰すら出来なくなる。「社会的に死ぬ」のです。 さらに言えば親が教師を軽く扱うほど、子供も教師を軽く扱います。 尊敬されない教師が「職業」以上の働きをしてくれるでしょうか?
2014-02-27 14:31:10親が教師を尊敬し、教師はそれに応える為に子供達に向き合う。その関係こそ、学校という場をイジメの何が悪いかだけでなく、人として大切な何かを与えられる場にするでしょう。 そうして教育された子供達は親となり、新たな世代を教育していくのです。
2014-02-27 14:34:56イジメ問題は複雑化し過ぎてすぐには取り払えないし、教育の構造を変えても効果が出るのは恐らく10年や20年ではないでしょう。しかし50年は掛らない。 親は教師に「子供を教育してもらえる恩」を、教師は親に「尊敬と生きる為の仕事を与えてもらう恩」を返しあう。その構築が不可欠なのです。
2014-02-27 14:40:17私自身、小学生の頃はイジメられていたのに教師は両方悪いで片付けたり、イジメのきっかけを生み出すなどされていました。 しかしその原因を考えれば、イジメてきた相手や教師よりも、社会の歪な構造にこそ憎しみを持ちました。
2014-02-27 14:42:40教師が悪い、イジメてきた相手が悪いと言う前に、なぜそうなったのか向き合うこと。そしてそのための関係作りを親も子も、教師も作っていかなければならない。 やられたらやり返せ、やられる前にやれじゃ根本の解決にはならない。
2014-02-27 14:44:42「何かあれば訴える」というのはアメリカ式の考え方。ここは日本で皆さんは日本人なんです。日本人はどの国の人より、他人を気遣える人種であり、歴史を持ってるんです。 私の言葉をよくよく考えて賛同してもらえるなら、周りに教えてあげて下さい。一人一人の意識が変われば大きな波になるのです。
2014-02-27 14:50:14