89式小銃の消炎制退器うんぬん

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|日0☆TK @kyuumaruTK

根本的に、M4のはA2フラッシュハイダー、日本語にすると『消炎器』ね。 89のはマズルブレーキ、『消炎制退器』

2014-02-27 18:06:09
|日0☆TK @kyuumaruTK

というのも、アメリカは、というより西側の国では 『5mm弾にマズルブレーキは必要ない』と考えている、と推察される。 当然ではある、そのための弾だし、そもそも歩兵火器の基本は単発射撃だ。

2014-02-27 18:07:46
|日0☆TK @kyuumaruTK

さらりとお絵かきしてと。 この絵、表示しながら聞いてね。 http://t.co/d3GNb6nofi

2014-02-27 18:08:40
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|日0☆TK @kyuumaruTK

何かというと89の消炎制退器の水平断面模式図。イメージね。

2014-02-27 18:09:19
|日0☆TK @kyuumaruTK

①バレル内を弾頭がガスに推されて進んでくる。

2014-02-27 18:10:16
|日0☆TK @kyuumaruTK

②バレルから消炎制退器に入り、一つ目の水平孔を通り過ぎると  『銃口を弾頭が塞ぎ、反射したガスが真横やや後方に噴射する』

2014-02-27 18:11:42
|日0☆TK @kyuumaruTK

ここの段階で推力が発生しつつ横方向安定が生じる。んで弾頭は進む。

2014-02-27 18:12:34
|日0☆TK @kyuumaruTK

③第2水平孔でも同じことが起こる。  この時、第一孔からのガスは急激な減圧が起こり、拡散する。  そして、二段目の推力が生じる。

2014-02-27 18:13:40
|日0☆TK @kyuumaruTK

④前方孔とラッパ部でガスの開放が起こり、  弾頭にフォロースルー推力を与えて負圧によるドラグで発生しがちな  弾道の狂いを防ぐ。

2014-02-27 18:15:06
|日0☆TK @kyuumaruTK

⑤急激な減圧で発射炎が消火される。

2014-02-27 18:15:30
|日0☆TK @kyuumaruTK

②~③が『制退部』、 ④~⑤が『消炎部』

2014-02-27 18:16:29
|日0☆TK @kyuumaruTK

んでM4のA2フラッシュハイダー、『消炎器』 要は89の④~⑤部のみ。 http://t.co/9bmUwwDJ8s

2014-02-27 18:18:04
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|日0☆TK @kyuumaruTK

次、砲や大口径銃、機関砲のマズルブレーキ『銃(砲)口制退機』 http://t.co/y41iSigBBt

2014-02-27 18:21:51
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|日0☆TK @kyuumaruTK

ブレーキのみでは消炎されないし、ハイダーのみでは反動がほとんど軽減されない http://t.co/xcAhIAJcxm

2014-02-27 18:24:22
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|日0☆TK @kyuumaruTK

砲であれば、火炎はしょうがないし、気にすることもない。 小銃、それも5mm弾であれば、単発の反動は、連射しない限りそこまで気にする要素ではない。

2014-02-27 18:26:11
|日0☆TK @kyuumaruTK

しかし89は『陣地防御で制限点射・連射で制圧する』ことを要した。

2014-02-27 18:27:01
|日0☆TK @kyuumaruTK

なので消炎し、制退する。 ちなみに上下にガス孔が無いのは 上は『照準を陽炎や火炎、ガスで妨げないため』 下は『伏射・膝射・掩体射撃で土埃を巻き上げないため』

2014-02-27 18:28:34
|日0☆TK @kyuumaruTK

64の上部被筒を『陽炎予防のため』だけにカーボン複合材にする国らしいコダワリである

2014-02-27 18:29:45
|日0☆TK @kyuumaruTK

で、89式普通弾だけど、グリーンチップと比べたらむしろ弾道精度考えるにコーニング精度が高い=威力が安定して高水準ではなかろうか。

2014-02-27 18:31:03
|日0☆TK @kyuumaruTK

https://t.co/clhWb60feN さっきの模式図とプロセスを見た後、このビデオ、特に連射時とハイスピードカメラのガス拡散を見て欲しい。 殆ど横方向やや後ろに噴射し、銃身を推力で圧して反動を相殺し、 銃口からのガスや火炎はほとんどなく、照準線上はクリアである。

2014-02-27 18:33:26
|日0☆TK @kyuumaruTK

機関銃的性格の強い銃なのだ。

2014-02-27 18:34:46