レイシストのレイシズム否定について ― 大阪鶴橋のヘイト・デモで掲げられた二つの鉤十字(ハーケンクロイツ)旗から考える

まとめました。
政治 ユダヤ 反ユダヤ 鶴橋 ヘイト 在日 ハーケンクロイツ 韓国 鉤十字 ナチス
30
直立演人 @royterek
差別的な落書き50カ所 東京・大久保、有志が消す活動(朝日新聞) http://t.co/uEWFtQiSrb「ナチス・ドイツのシンボル「かぎ十字」など、油性ペンやスプレーを使った落書き」 この文脈で鉤十字は二重の含意をもちうる。一つは「韓国=ナチ」、もう一つは「韓国=ユダヤ」。
直立演人 @royterek
私自身が初めて反レイシスト・カウンターに参加したのは、去年の3月31日に鶴橋で行われたヘイト・デモ(神鷲皇國會主催)だった。そこではナチのハーケンクロイツ(鉤十字)の旗のすぐ傍らで鉤十字に模して改造された韓国の太極旗が掲げられていた。http://t.co/VAVGQYWISd
直立演人 @royterek
ナチの鉤十字とそれを模した太極旗(その上にはあろうことか"STOP FACISM"と書かれている)が同居している絵は常軌を逸しているばかりか、ある意味で滑稽ですらあったが、この明らかな矛盾をいったいどのように理解すればいいのだろうか。http://t.co/VAVGQYWISd
直立演人 @royterek
まず、ナチの鉤十字旗を公然と掲げていることから、このヘイト・デモ参加者がナチ信奉者として自己提示しているのは明白である。しかし一方で、韓国旗を鉤十字に模し、「ファシズム止めろ」と落書きしているころから、「韓国=ファシズム=ナチ」という連想を提示しようとしていることも明らかである。
直立演人 @royterek
ちなみに、この一週間前の鶴橋での同団体のヘイト・デモでは、以下のような演説をした女子中学生が大人たちの拍手喝采を浴びた。「私は韓国人が憎くて憎くて耐えられないです。ああ、本当に殺してしまいたい」 「最後までそんなに傲慢にふるまうのなら南京大虐殺ではなく鶴橋大虐殺を起こしますよ!」
直立演人 @royterek
(重要な追記あり)大阪最大のコリアタウン鶴橋で大虐殺予告する女子中学生・・・/Youtubeほか http://t.co/WzfoMNwNFm
直立演人 @royterek
ていうか、南京大虐殺認めとるやん。http://t.co/WzfoMNwNFm
直立演人 @royterek
「鶴橋大虐殺起こしますよ」という女子中学生による脅迫を拍手喝采していたヘイト・デモ参加者たちが、ユダヤ人大虐殺を起こしたナチを自分たちの理想的なモデルとして認識していることは明らかだろう。では、なぜ彼らは同時に韓国をナチに模して「ファシズム止めろ」なるメッセージも発しているのか。
直立演人 @royterek
この紛れもない矛盾は次のように解釈できるかもしれない。すなわち、彼らは、ナチスを自分たちの理想ないし手本として礼賛する行為と、社会的通念において絶対悪のシンボルとして機能しているナチス・イメージを利用して韓国(ないし在日朝鮮人)を貶める行為とを、同時的に遂行しているのではないか。
直立演人 @royterek
レイシストの間では、ナチが高く評価されるどころか、理想と思われていることも珍しくない。しかし彼らは、ナチに纏わるあらゆる事柄が一般社会で激しく忌避され嫌悪されていることも当然よく知っている。それ故、社会的に最もおぞましいとされるシンボルをヘイト対象に重ねる行為はそれで説明がつく。
直立演人 @royterek
実のところ、反ユダヤ主義の根強い国々では、鉤十字とダビデの星を等記号で結びつける落書きが、ユダヤ人を貶める意図をもった落書きとしては、最もありふれたものの一つである。私もモスクワ留学中に通った「ユダヤ大学」の教室の机に刻まれていたのをユダヤ史の授業中に見てぎょっとしたことがある。
直立演人 @royterek
鉤十字とダビデの星を等記号で結びつけようとするシンボル操作は、当然、ナチズムが歴史上最もおぞましい犯罪集団であるという社会的通念に則って行われるわけだが、こうした印象操作を行う人間がつねにナチズムをそのように捉えているとは限らない。
直立演人 @royterek
ナチズムをはじめとするレイシズムが社会通念上は悪と認識されているので、レイシストは、実にしばしば自分はレイシストではないと言い張る。明らかに反ユダヤ的な言動に手を染め、そうした仲間とつるんでいるにもかかわらず、自分は反ユダヤ主義者ではないとか自分にはユダヤ人の友がいるなどと言う。
直立演人 @royterek
レイシストがレイシズムを否定するのは普遍的な現象とさえ言える。
直立演人 @royterek
去年2月に鶴橋で行われたヘイト・デモで、「韓国人が憎くて憎くて耐えられない」から「本当に殺してしまいたい」という心情を赤裸々に告白した女子中学生が、「南京大虐殺ではなく鶴橋大虐殺を起こしますよ!」と宣言したのは実に示唆的である。彼女は南京大虐殺があったことを間違いなく認めている。
直立演人 @royterek
「鶴橋大虐殺を起こしますよ!」と声を限りに叫んだ女子中学生は、70年前にアムステルダムの隠れ家で密かに暮らしていたアンネ・フランクとちょうど同じくらいの年齢だろう。大人からすればそんな年端もいかない少女が南京大虐殺を認めているなら、レイシストの大人たちが内心認めてないわけがない。
直立演人 @royterek
「子どもは嘘をつくの?つかないの?」 http://t.co/DUaDu0KcIs
直立演人 @royterek
「おとなの社会の嘘は、自分の立場を弁護したり、虚栄心のためや、自己保身のためだったりしますが、子どもの嘘にはこんな動機はありません。だから、こどもたちはおとなのような嘘はつきません。ただ、現実とは違う故に、おとなの世界で考えれば「嘘」にあたることばを気楽に使います」

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする