何十年も前のことだけれど、Word Master という名前のテキストエディタがありました。CP/M86というOS上で動いていました。結城はそのエディタをPC-9801で動かしていました。当時(いつだろう)基準でそのエディタはたいへん高速で、タイプした文字がすぐに画面に現れる。
2014-03-06 17:44:01そのとき結城は深く感動しました。「ああ、これで考える速度でテキストが書ける」と思ったんですね。現代のコンピュータの速度から考えると「何をいってるのか?」という次元の感慨ですけれど。
2014-03-06 17:45:15結城がタッチタイプを学んだのは小学校4年生か5年生くらいのときでした。当時オリベッティのタイプライターが父の書斎にあって、ときどき遊んでたんですね。そしたら父が「どうせやるならきちんとやりなさい」と言った。素直な結城少年は次の日書店に行って「はじめてのタイプラター」的な本を購入。
2014-03-06 17:47:09毎日asdf;lkj というタイプ練習を始めたのです。子供の頃はとても習得が早いので、すぐに英文字はすべてタッチタイプできるようになりました。たぶん数週間くらい?でも数字は難しかった。それでも、BASICのプログラムを入力してからは急激に数字の入力もできるようになった。
2014-03-06 17:49:07それからいままで何十年たったやら。毎日タイプを打ってお仕事&生活をしているわけです。自分の子供にもタッチタイプを教えたいと思っていましたが、二人の息子はいつのまにか自由にタッチタイプできるようになっていました。『打ちモモ』がよかったのか『特打』がよかったのかはわかりません。
2014-03-06 17:51:20でも、まあ、父親も母親も毎日とうぜんのようにThinkPadやMacBook Airでがしがしタイプしているのを見ていたら子供だって「そういうのが生活だ」と思いますよね。まあ、親としてはあまり子供に過大な要求はないのですが、コンピュータを解して、世界を広げてもらえたらと思います。
2014-03-06 17:52:53子供にどのようなIT機器を与えるかについては結城が決定しているのですが、それほど厳しくはなくて、わりとゆるめ。年齢に応じて結城が使っていたノートパソコン(ThinkPad)を子供に使わせるようにしています。それなりにペアレンタル機能は入れているけれど
2014-03-06 17:54:27直接それでどうこうというのではなく、本人の自覚にまかせることも多くなっています。小学校時代は少し厳しめにしていて、中学校時代は本人を「信頼している」というスタンスを(いちおう)保っています。まあ、細かいところまで把握はしてるんですけどね(にやり)。
2014-03-06 17:55:46"CODE"を読むまでもなく、(ペアレンタル機能のように)コードで制限できることはたくさんあります。それは親が子供の(ある意味)支配すること。小学生のような段階なら「守る」という意味もあるけれど、中学高校になるとその見極めはとても難しい。
2014-03-06 17:58:57何が難しいかというと、ネットも含めた「現代」において、子供を「チャレンジさせて失敗」させた方が教育的な意義は大きいと思うからです。いまけっこうな年齢がいっている人はわかると思うんですが、ネットの黎明期に自分がやった「失敗」がどれだけためになったか。
2014-03-06 18:00:30親としてクリティカルな状況に子供のを追い込むのはまずいけれど、ある程度余裕がある状況なら、あえてまずいことをしてもらい、あえて失敗して学んでもらうのは重要だと思っています。現代に生きる親として、結城はそんなふうに考えています。
2014-03-06 18:01:56子供は親を出し抜こうとし、親は子供のすべてを把握しようとし……そんないたちごっこをさりげなくやっているわけですが、そのやりとりを通しても、子供は親のcoveringを感じてもらえないかなあと願っています。
2014-03-06 18:03:13子供は(指示をきくという意味で)親のいうことはきかない。でも、(耳を傾けているという意味で)親の言うことは聞いている。そんなふうに思いたい。
2014-03-06 18:04:09だから、われながらクサいと思いつつもまっとうな意見を子供にはいうし、あるべき姿を語る。子供に期待していることを語る。子供はそれに従うわけじゃないんだけれど、意外に「聞いて」はいる。結城はそれでいいと思っている。
2014-03-06 18:05:36