カミサマと人

坂本康宏氏による。
0
坂本康宏 @sakamotoyashiro

新作で『神』について書いてます。って書くと、ついに坂本も『神狩り』的にSFで『神』の考察をはじめたかと思われるかもしれませんが、今書いているのは『カミサマ』について。誰でも困ったときに『カミサマホトケサマ』っていうあれってなんなんだろうってこと。宗教的な意味じゃなく考察してます。

2010-10-25 12:30:28
坂本康宏 @sakamotoyashiro

カミサマ――SF的に『神』を解釈する際、超自然的なものとか、大宇宙の意志(表現が陳腐だな)の方向に行ってしまう。そうしたものとがっぷり四つ相撲をとって、SFを書くのはかなり大変なことで、そのこと自体を否定するつもりはないが、どうにもこうにもピンとこない。

2010-10-25 21:47:11
坂本康宏 @sakamotoyashiro

人間の思考では理解できない巨大な存在がこの世にあって、それが世界のことわりを制御している。そういうフランス料理的理解は、他の人に任せて、お好み焼き的理解をしてみようと思う。人の祈り、あるいはお願い。そこにカミサマがいる。人の数だけカミサマがある。

2010-10-25 21:51:07
坂本康宏 @sakamotoyashiro

そう考えると、カミサマっていうものを、人の意志を除いたところで考えるのは、おかしいのではないか。では人の意志とカミサマにはどんな関係があるのか。神の意志ってものの根本はなんなのか。そんなことを、巨大ロボットモノで書けるのか。課題山積だなあ。

2010-10-25 21:52:33
林 譲治 @J_kaliy

@sakamotoyashiro それなら藤崎慎吾さんの「蛍女」が参考になるかと>神的な物の構造

2010-10-25 22:35:19
坂本康宏 @sakamotoyashiro

なるほど、外形は似ていませんが、コンセプトは似ているかもです。チェックしてみますです。RT @J_kaliy: @sakamotoyashiro それなら藤崎慎吾さんの「蛍女」が参考になるかと>神的な物の構造

2010-10-25 22:38:21
飛浩隆 TOBI Hirotaka @Anna_Kaski

逆にして、神さまのいるところに人の意思が成立することにすればおk。圏外に出ると人外になるとか。RT @sakamotoyashiro: そう考えると、カミサマっていうものを、人の意志を除いたところで考えるのは、おかしいのではないか。

2010-10-25 22:42:41
坂本康宏 @sakamotoyashiro

なるほどなるほど、神様のいるところに人の意志が存在する。にわとりが先か卵が先か的思考で発想がひろがります。RT @Anna_Kaski: 逆にして、神さまのいるところに人の意思が成立することにすればおk。圏外に出ると人外になるとか。

2010-10-25 22:52:01
飛浩隆 TOBI Hirotaka @Anna_Kaski

相互依存の複雑な体系をこしらえると小説がいっぽん書けます。こっちの人を消すとあっちで神様が三つ増えるとかわけわからんw。RT @sakamotoyashiro: RT @Anna_Kaski:

2010-10-25 22:54:48
坂本康宏 @sakamotoyashiro

なんか、飛さんぽいッス。RT @Anna_Kaski: 相互依存の複雑な体系をこしらえると小説がいっぽん書けます。こっちの人を消すとあっちで神様が三つ増えるとかわけわからんw。RT @sakamotoyashiro: RT @Anna_Kaski:

2010-10-25 22:56:28
坂本康宏 @sakamotoyashiro

なんか見えてきたような。つうか、オモテを考えればウラを考えるのはフツーのことなのに、そこに頭がいきませんでした。オモテウラというより集合の包含関係といったほうが正しいかも。

2010-10-25 23:01:03
坂本康宏 @sakamotoyashiro

しつこくカミサマの話の続き。人間の意志と神の意志というものに、集合・補集合の関係がなく、同一という考え方もできる。つまり、神の意志を人間の意志がつくったとするもの。しかし同一という考え方をしてしまえば、ぶっちゃけストーリーとしてはツマラナイ。

2010-10-26 06:47:35
坂本康宏 @sakamotoyashiro

もちろん面白い見せ方もあるんだろうけど、同一化により、多くの問題が解決するかわりに、この問題の奥行き、あるいは立体感というものを削いでしまう。ここで、3択問題が発生する。神が人間がつくったものか。人間が神をつくったのか。あるいはそのどちらでもないのか。

2010-10-26 06:53:25
坂本康宏 @sakamotoyashiro

神が人間のなかにある。つまり人間に内包されていると考えてみる。たとえば集合的無意識のなかに神が存在すると考えてみる。そう考えたうえで、神が人間よりも大きな力があるというように考えることができるのか。天を裂き、山を割るような力の根源の人間のなかに見いだすことに無理がある。

2010-10-29 12:25:24
坂本康宏 @sakamotoyashiro

なにより、神が、天地・森羅万象を創造したと位置づけると、人類の発生前にそこにいたことになり、人のなかにあると考えることはできない。しかしながら、事象は観測されて初めて、そこにいることになる。そう考えれば、人類の発生とともに存在するようになったという考え方はできなくない。

2010-10-29 12:28:16
坂本康宏 @sakamotoyashiro

なんだか意味不明なことをつぶやくが、人と神は預金通帳と金のようなものか。

2010-10-29 12:30:48