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片山氏、想像以上にしっかり話す人だな。今後の展開要ウォッチ →【遠隔操作ウイルス事件】片山祐輔被告保釈会見「自由の眩しさをあらためて感じている」: http://t.co/hsxA0u1Uen @YouTube プレスクラブ (2014年03月05日)
2014-03-07 17:51:45PC遠隔操作事件の容疑者として逮捕され、数日前にようやく保釈された
ITエンジニアの片山祐輔さん(31)ですが、警察・検察は、依然彼を
「真犯人」 と呼び、有罪に追い込む姿勢を崩していません。
そこで、本当に片山さんが犯人で有罪なのか、僕なりに考えてみました。
(僕はもう片山さんは無実と確信しているので、以下でも「片山容疑者」 ではなく
「片山さん」 と書きます)
「決定的な証拠」 は何1つ無い
警察・検察は、片山さんが、誤認逮捕された他の人達を、プログラムを自作して
遠隔操作したと主張しており、「真犯人」 がこれらの犯行をした事をほのめかすために
ばら撒いたUSBメモリ等の色々な証拠物件も、「片山がばら撒いた」 と強弁していますが、
これらはいずれも片山さん本人や弁護人や、物によっては
言い出した警察・検察自身の検証によって否定されています。
まず、肝心の遠隔操作用プログラムですが、これは片山さんのPCを警察が調べたところ、
それを作成した痕跡は一切無かった事が既に確かめられています。
また、片山さんが江ノ島に行き、猫の首に「真犯人からのメッセージ」 が書き込まれた首輪を
片山さんがつけたと検察は主張していますが、この首輪から検出されたDNAも
片山さんとは別人の物である事を、保釈された片山さんが自ら説明しました。
http://t.co/4Z0fz1N84z 片山さん: 「そうですね。 色々な面で証拠上矛盾している所があると思う。 例えば、江ノ島の猫の首輪から出てきたDNAは 別人のものだったりとか」 (3月5日の保釈直後の会見より)
2014-03-07 22:33:59また、警察・検察側が提示してきた「証拠」 と彼らが称する物の中で
最も強引さが際立っているのが、「雲取山という山に片山が登った時に、片山が
犯行予告を書いたUSBメモリを山に埋めた」 と彼らが強弁している件です。
この問題については、この下の記事に大変良くまとまっています。
この記事から要点を抜粋します。
「片山氏は、昨年(2012年)12月1日の午前、この雲取山を上ったことは認めている。
検察は、その際にUSBメモリを山頂に埋めた、と主張している。
警察は、1月1日の犯人からのいわゆる「謹賀新年メール」 を受けて、スコップを持って山に登ったが、
山頂は地面が凍結していて歯が立たなかった。
山荘でツルハシを借りて掘ったが、この時にはUSBメモリを発見していない。
山頂から700メートル下った場所にある山荘で図っている気温の記録によれば、
この日の最低気温はマイナス9.5度、最高気温はマイナス5.3度。
一方、片山氏が上った昨年12月1日は、最低がマイナス10.6度、最高はマイナス0.9度だった。
12月1日の雲取山は雪も降る寒さだった。(ヤマレコより)
『山頂は、これより1度低いとされている。
片山さんが上った日は一日中氷点下で、地面は同じように凍っていたはずだ。
埋めることは物理的に不可能だった』 と佐藤博史弁護士。
公判前整理手続きでは、検察官に『まさか、片山さんがツルハシを持って登ったと主張するつもりか』
と問い詰めた、という」
どうでしたか? 僕は読んでいて声を出して笑ってしまいました。
こんな物が証拠になりうると本気で思っているとしたら、検察の連中は
あまりにも裁判という物をなめていると思います。
多分彼ら自身も「これが証拠になりうる」 と自分達で主張しながら
思えていないのではないでしょうか?
検察は「チェックメイト」
ここまで見て来たように、片山さんが「真犯人」 と同一人物である事を証明するために
検察が持ち出してきた「証拠」 は、警察・検察自身の検証や、片山さん側の反証によって
全て論破されてしまっています。
まさに、誰かではないですが「チェックメイト」 です。
一体ここから検察はどうやって「一発逆転」 するつもりなんでしょうか?
皆さんの中で「いやまだ片山が真犯人だと証明できる方法がある」 と考えている方はいますか?
皆さんは片山さんは無罪か有罪か? どう思いますか?