地震予測の今後の発展

地震予測の今後の発展について、ツイッターの連続ツイートで配信したものをTogetterにて纏めました。読まれた方は、感想など頂けると幸いです。
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かずひろ @kazuhiroobata16

連続ツイートをお届けします。今晩は、ここのところ世間がやや忘れがちな地震について、思うところを書いてみようと思います。

2014-03-08 20:08:40
かずひろ @kazuhiroobata16

(1)私は、大学時代より建築学を専門とし、現在でも建築の仕事に従事している。あの未曾有の被害に見舞われた東日本大震災について、ここ最近、徐々にそして時間に反比例してその報道に時間が少なくなりつつあるように感じる。そこで、もう一度、自分自身に対してそしてツイッターという世界に対して

2014-03-08 20:11:28
かずひろ @kazuhiroobata16

(2)思うところを述べたい。まず、東日本大震災は数百年に一度という確率で発生したとメディアは世間に伝えてきた。それは、過去の地震記録をもとに算定しているのであって、物理的、科学的に根拠のもとに算出された確率ではないとうことは、みな分かっているようで分かっていない気がしている。

2014-03-08 20:14:17
かずひろ @kazuhiroobata16

(3)ここ50年程度で科学技術は随分、発展してきたように思われる。天気予報については、気象の物理的性質が解明され、衛生による予想も、今日においては、かなり信頼性のあるものだと言えるだろう。一方で、地震予測というとそれと比較しても随分、不確かなものというのは既知の事実である。

2014-03-08 20:18:30
かずひろ @kazuhiroobata16

(4)以前、ある日に持ち前のiPhoneで、NHKオンデマンドのコンテンツを観ていた。その内容は、東日本大震災以前に、大地震が発生する可能性が高いと指摘し続けた教授の地震予測手法に関するものだった。その教授曰く、震災直前に太平洋側のGPS観測地点に、通常以上の変化が見受けられてい

2014-03-08 20:25:15
かずひろ @kazuhiroobata16

(5)たのだという。科学技術の進歩により、昨今ではGPSの精度は、ミリメートル以下で計測出来る。日々計測される観測地点での相対的な変位により、活断層、とくにアスペリティと呼ばれる局所的な地震エネルギー源の位置、大きさ、変動性を予測することが出来る。これはかなり物理的信頼性のおける

2014-03-08 20:30:48
かずひろ @kazuhiroobata16

(6)根拠といえるだろう。アスペリティの分布により地震の発生しやすい地域はかなり推定出来る。では、本題の地震予測という大きな命題に立ち返る。その理論やアプローチを持ってしても、明日の何時位に大地震がくるというところまでは予測出来ない。少し考えてみれば当たり前のことだが、人類は、

2014-03-08 20:34:26
かずひろ @kazuhiroobata16

(7)まだ世界の75パーセントも占める海洋についてあまり理解していない。深海についてはまだまだ謎だらけである。その全容を解明しなければ、具体的なプレートの歪みについて把握することは出来ないのかもしれない。しかし、だからと言って、我々日本人が指をくわえて黙っているわけにはいかない。

2014-03-08 20:39:15
かずひろ @kazuhiroobata16

(8)それは、地震予測のみが防災ではないというところである。発生に備えて、防波堤、地震速報などの防災のインフラ整備をすることが、近々において最も効果的な手法といえる。そして、もう一つは建築物、建造物についてもより一層の耐震技術を発展させていくというアプローチである。この耐震技術に

2014-03-08 20:44:15
かずひろ @kazuhiroobata16

(9)も長い歴史の積み重ねの上に存在しており、私の予想では、今後、急速な進展はあまり望めないだろう。本日の結論を言うと、防災という観点より、人々にとって最も被害を低減出来る発展的アプローチとは、先の述べたようなGPSによる地震予測から災害速報などのインフラ整備、そして耐震設計に

2014-03-08 20:48:57
かずひろ @kazuhiroobata16

(10)至るまでの、対地震対策を整理し、優先順位をつけて(人々にとってもっても危険率を下げる方向で)実行していくという政治的、経済的側面も含めた中でのマクロ指針を作成するべきだというのが私の意見である。

2014-03-08 20:52:29
かずひろ @kazuhiroobata16

以上、本日の連続ツイートは、『地震予測の今後の発展』について、私なりに思うところをお届けしました。尚、読まれた方は、感想など頂けると幸いです。

2014-03-08 20:56:09