スイート★ノベル『怖いくらい義兄弟に愛されて』お試し読みまとめ

スイートノベル公式さんがお試し読みツイートしたやつ。もうまとめ作ってないみたいなんで自らまとめてみる。 TLスイートノベル『怖いくらい義兄弟に愛されて』(著者:春河ミライ イラスト:城之内寧々 ) http://bookwalker.jp/deeebc7440-ce63-4a70-abbb-973968487a35/%E6%80%96%E3%81%84%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%84%E7%BE%A9%E5%85%84%E5%BC%9F%E3%81%AB%E6%84%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6/ 続きを読む
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スイートノベル @SweetNovel

こんにちは。「スイートノベル」お試し読みのお時間です。本日から配信中新作TL作品『怖いくらい義兄弟に愛されて』(著者/春河ミライ イラスト/城之内寧々)をお送りいたします。

2014-02-04 12:00:33
スイートノベル @SweetNovel

「冗談なんかで、こんなことするかよ」いったん離れた唇は不器用にまた強く押し当てられ、今度は噛みつくように唇を割り開いてくる。どこでどうたかが外れたものか鷹幸は無我夢中だった。 #SweetNovel

2014-02-04 12:15:29
スイートノベル @SweetNovel

綾が必死に歯を食いしばると、どうにかして口腔に押し入ろうというのか、歯列を乱暴になめ回された。鷹幸の左手は強く綾の乳房を掴み、指を立てるようにしてきつく揉みしだいてくる。 #SweetNovel

2014-02-04 12:20:16
スイートノベル @SweetNovel

痛みに悲鳴を上げそうになって首を振ろうと拒絶を試みたが、二の腕を掴んだ力は強く振り払うことはかなわなかった。「……んで、なんで嫌がるんだよ。どうして、綾は俺から逃げるんだよ」 #SweetNovel

2014-02-04 12:25:11
スイートノベル @SweetNovel

キスの間息を止めていたのか大きく息を吸い込んだ鷹幸は、綾に言葉をぶつけるように言った。襲われているのは綾の方なのに、鷹幸の方がよほど苦痛をこらえているような顔をしていた。 #SweetNovel

2014-02-04 12:30:32
スイートノベル @SweetNovel

「遠い大学選んでひとり暮らしなんか始めちゃってバイトするとか……男作るためなのか? 駄目だ、許さないぞ」「そんなこと、考えてないよ。痛いから手を離して」急に人が変わったような詰問に綾の腰は引けていた。 #SweetNovel

2014-02-04 12:35:08
スイートノベル @SweetNovel

目の前にいるのが弟の鷹幸だとは、にわかに信じられない。それなのに鷹幸は子供の頃からわがままが通らなかった時にするあの表情で懇願するように口を開いた。 #SweetNovel

2014-02-04 12:40:12
スイートノベル @SweetNovel

「俺は、綾に傍にいて欲しかったのに……」先ほどまで力任せに胸を揉みしだいていた手が、今度は壊れものをそっと扱うように頬に添えられる。 #SweetNovel

2014-02-05 00:15:47
スイートノベル @SweetNovel

「好きだよ、綾。俺……俺、ずっと綾のこと好きだった。ずっとこうしたいって思ってた。他の男になんか渡したくない。俺のものにしたいって……」「いやっ! 離して!」 #SweetNovel

2014-02-05 00:20:32
スイートノベル @SweetNovel

綾はやっと危機感を覚え、自由になった胸を片腕でかばい、掴まれている方の手で鷹幸を押しやろうと試みた。だが、日頃からサッカーで鍛えている一回りも大きな弟の体は、綾の力などでは動かせなかった。 #SweetNovel

2014-02-05 00:25:27
スイートノベル @SweetNovel

綾が抵抗したことが鷹幸の闘争心に火をつけたらしかった。鷹幸は意地になって綾の自由を奪おうとしてくる。「俺から離れていかないでよ。俺、ずっとずっと、綾のこと好きだった。綾以外の女のことなんか考えられないよ。綾がいてくれたら、俺もっと頑張れるから……」 #SweetNovel

2014-02-05 00:31:51
スイートノベル @SweetNovel

「好きって……私だってたかくんのことは好きだよ? でも、こんなのおかしいよ。だって、私たち姉弟なんだよ?」唐突な弟からの告白に綾は混乱していた。少なくとも、鷹幸には自分たちに血の繋がりはないことは隠していたはずだ……なのに、何故? #SweetNovel

2014-02-05 00:35:36
スイートノベル @SweetNovel

「知ってるよ。そんなこと嫌って程知ってる。でも、好きなんだよ。綾のことしか見えないんだよ、くそっ!」抵抗していた手が掴まれ、あっさりと両手を上げさせられる。鷹幸は激情をそのまま綾にぶつけるように、何度も何度も綾の顔に唇を押しつけた。 #SweetNovel

2014-02-05 00:40:33
スイートノベル @SweetNovel

「やめ……んうっ!?」拒絶させまいとするかのように、唇で言葉を奪われる。綾の口の中に潜り込んだ鷹幸の舌は、どうしていいのかわからないとでも言いたげに口内を暴れ回った。 #SweetNovel

2014-02-05 12:15:19
スイートノベル @SweetNovel

ぬるぬるとした感触が気持ち悪い。どうして自分がこんなことをされているのかわからない。いったん侵入を許してしまった綾はどうすることも出来ずにただ鷹幸のするに任せるしかなかった。 #SweetNovel

2014-02-05 12:20:21
スイートノベル @SweetNovel

鷹幸の荒い鼻息が顔に当たっている。鷹幸は綾に口づけたまま上げさせた手を片手で纏めると、空いた手を綾の太ももに這わせた。撫で回した手がボトムの縁にと掛けられる。 #SweetNovel

2014-02-05 12:25:18
スイートノベル @SweetNovel

何をする気なの!? と、綾は呻きながら渾身の力を込めて鷹幸を押しのけようとした。その所為で腰が浮き上がり、部屋着のホットパンツが下着ごとずり下ろされる。幸いおしりのところで止まったが、鷹幸が何をしようとしているかが明白となった。 #SweetNovel

2014-02-05 12:30:52
スイートノベル @SweetNovel

「……片手じゃ動きにくいな」鷹幸は手近にあったフェイスタオルを取ると、綾の両手首に片手で器用に巻き付け引き絞りきつく結んだ。そして、自由になった両手でかろうじて局部を覆い隠しているボトムを一気に引き剥いだ。 #SweetNovel

2014-02-05 12:35:16
スイートノベル @SweetNovel

先ほどからずっと肩が動くほどふーっふーっと荒い息をついている。興奮で頭に血が上っているようだ。目が血走っている。 #SweetNovel

2014-02-06 00:16:17
スイートノベル @SweetNovel

「やめて! やめなさい!」綾は必死に鷹幸を止めようと試みたが、鷹幸の目は高揚からかある種異様な輝きを帯びている。静止の言葉は一切耳に入っていない。 #SweetNovel

2014-02-06 00:20:44
スイートノベル @SweetNovel

「すっげ……これが、綾の……」鷹幸の目が局部に釘付けになる。必死に膝頭を擦り合わせるようにして足を閉じているが、その仕草も鷹幸の情欲を煽っているようだった。 #SweetNovel

2014-02-06 00:25:28
スイートノベル @SweetNovel

足を閉じているのに、鷹幸の視線が内側まで見通しているようでぞくっとする。視線さえも暴力的で、お腹の中が引きつるような緊張を覚えた。「どうしてこんなことするの? やめて、たかくん!」鷹幸は答えない。 #SweetNovel

2014-02-06 00:31:28
スイートノベル @SweetNovel

その双眸には熱に浮かされたような尋常でない光があるままだ。はぁはぁという獣じみた呼吸が鷹幸の逞しい胸を上下させている。ここにいるのは見知らぬ男だ。綾がよく知る可愛い弟ではない。 #SweetNovel

2014-02-06 00:35:35
スイートノベル @SweetNovel

「大声、上げるよ。人を呼ぶよ!?」ここは音大生も住む防音性が高いマンションだ。室内で声を上げたところでたいして外には聞こえないだろう。だが綾は鷹幸を止めようと必死だった。 #SweetNovel

2014-02-06 00:40:50
スイートノベル @SweetNovel

どうしよう、と綾はこの場をどう収めればいいのか、めまぐるしく思考を走らせた。だが、一向に何も思い浮かばない。 #SweetNovel

2014-02-06 00:46:05