二次大戦時の銃剣術と日本兵への評価について
「銃や刀のない者は銃剣を棒に結びつけよ。銃剣もない者は木槍を常時携帯せよ。銃剣のみで、何の武器も持たず歩いているものがある。各自すぐに槍を用意して、まさに突撃せんとしつつある部隊の如く準備を万全にせよ。患者にも準備させよ」とか書いてある訳で、うへぇと。これでまだ42年ですよ。
2014-03-09 19:39:11で、これが44年9月になると、更にアカンことになってて、米軍の情報広報の記事に、捕虜から聞き出した「士気低下を防ぐためにブーゲンビルの日本軍司令官が出した指示」なるものが載ってて、これがもう滅入ればいいのか一周廻って笑えばいいのかというシロモノなんで砂。
2014-03-09 19:42:42【米軍撃滅のため、朝夕の点呼時に次の訓練を行うことにする。 一、目を閉じ、片方または両方の拳を握り締めて振り上げ、”チクショー!”と叫ぶ。そうすればヤンキーどもはおびえるだろう。 二、続いて上級将校が、”ヤルゾー!”と叫び、部下が”ヤリマス!”と唱和する。(続く)
2014-03-09 19:47:41三、最後に、将校が刀を右手に握り、決然たる袈裟斬りの構えを取る。刀を振り下ろし”センニンキリ!”と叫ぶ。】 まあ、捕虜への尋問から聞き出して、米軍側が書いたものなので、そのものとは限りませんが、まあ、嘘書く必要もないので、大体こんな感じのことをやってたのであろうなあと。うへぇ。
2014-03-09 19:50:04しかし、”ヤルゾー!"”ヤリマス!”"センニンキリ!”とか、文章だけ抜き出すと忍殺チックで面白く見えるのですが、これを現実に(しかも毎日朝夕)やってたと思うと、気が滅入るどころじゃないなーと。「他人の悲劇は横から見れば喜劇」とか言うけど、こういうのは御勘弁頂きたいところ。
2014-03-09 19:55:41当方もまだ全部読み終わってないのですが、一様の反応でなく、人により色々なりアクションがあったであろうなとは思いま砂。 @yakuzenlunch 敗戦時、こういう精神主義唱えてた人たちがどういうリアクションとったのか、非常に興味がありますねえ
2014-03-09 19:59:28“@k_hisane: @akuby_Rat ですです。読んでて面白かったので、思わず長々と。” 一ノ瀬さんも、新書版で紙面が限られているので、余り深く言及していないのが残念でした。
2014-03-09 19:52:43まあ、新書ですし、「日本兵」や「日本軍」という大きい括りについての話なので、深い情報がないのは仕方ないかなーと。とはいえ、興味を持たせる書き方は上手いなあと。 @akuby_Rat 一ノ瀬さんも、新書版で紙面が限られているので、余り深く言及していないのが残念でした。
2014-03-09 20:02:22あと、そんな状況で、なんでまだ戦うのか、という問いについて、「戦わないと味方に殴られる」し、もし捕虜になったら「国に帰ったら殺されるし、よしんば生き残っても親ですら自分を受け入れないだろう」という返答があったという話があって、これまたキツいなあと。モチベがマイナス振り切ってま砂。
2014-03-09 20:10:03しかもこれで終戦まで戦闘は続いたようですし、なんともで言えないで砂。 @delete_masinCT 文に起こして文字としてみるだけでも、何だか切ないという表現しか出てきませんでした……。
2014-03-09 21:11:44そういえば、昼に話してた銃剣術関連の話について、前にもこんなネタが出てたのを思い出したり。【二次大戦の頃の実戦における剣術の扱い】 http://t.co/jlaL879dwo こちらも一ノ瀬先生の本がネタになってたり。
2014-03-10 00:08:14余談
さっきの「ヤルゾー!」「ヤリマス!」「センニンギリ!」は、忍殺的な表現で言えば、ザイバツの「バンザイ・チャント重点!」「ガンバルゾー!」「「ガンバルゾー!」」が一番近い感じ砂。絵面はサバイヴァー・ドージョーっぽいものになりそうですが。
2014-03-10 00:17:03あと、「日本人は全員格闘戦が強い」という話について、ふとこのコマを思い出したり。【しろー駄作劇場】http://t.co/69BrjcpjAx しかし、これももう20年前の作品なのか…。 http://t.co/8NrVuo7Gx2
2014-03-10 00:25:43