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「炎上を起こさないためのネットコミュニケーション」について少し考えていました。世の中には炎上を起こすことでPVを集めることを好む方々もいますが、多くの人は自分が「炎上」に巻き込まれることを好まないと思います。私もそうです。炎上を起こさないためにどうしたらいいかを考えてみたい。
2014-03-10 20:11:39まず、炎上を起こすありがちなパターンは「売り言葉に買い言葉」です。誰かが言った言葉にカチンときて即座に感情的な(時に皮肉交じりの)返信をする。当然相手もそれ以上にカチンと来て…二人がわーわーネットで言い合っていれば、野次馬も集まってあれこれいいです。プチ炎上の始まりです。
2014-03-10 20:14:03誰でも(人間ですから)、思わず「カチン」と来る言葉に出くわすことはあるものです。そこで「即座のリプライ」をするのは危険ということですね。「カチンと来たらリプライしない」くらいがちょうどよい目安だと思います。しかし、残念ながらこれは非常に多大な精神力を必要とすることもあります。
2014-03-10 20:16:16ですから誰でも一回くらいは「カチンと来て思わず言い返しちゃった!」という状況になると思います。では次にどうするか。コツとしては、「最後に言った方が負け」という自分ルールを発動させること。
2014-03-10 20:17:42「最後に言った方が負け」というのはどういうことかというと、ネット上で(TwitterだろうがGoogle+だろうが掲示板だろうが)言い合いになったときに陥るのは「最後に自分が勝利宣言して終わりたい」という欲求です。要するに相手を言い負かしたいわけですね。
2014-03-10 20:19:37相手は論破された。相手はグウの音も出ない……と言いたい。だから声高に相手に何かを言う。でも、相手も全く同じことを思っていたらどうなるかというと、いつまでも「勝利宣言を求める言い合い」が続くことになります。軍拡競争と同じ構図ですね。
2014-03-10 20:21:10なのでお勧めは「最後に言った方が負け」という自分ルールを発動させて、相手に最後の一言を言わせる。相手に勝利宣言させる。これは「炎上」を防ぐ一つのコツであると思います。むかしむかしお母さんに言われた「ねえ、負けるが勝ちだよ」と同じです。
2014-03-10 20:22:51ということで、炎上を防ぐ心がけの一つは「最後に言った方が負け」と考えて、自分から先に口を閉じるというもの。ぜひ、お試しください(そういう機会があれば)。
2014-03-10 20:23:54「炎上を防ぐ心がけ」のもう一つを紹介します。特に言葉を扱うのがうまい人へのお勧めです。ライターさんやプログラマへのお勧めですね。
2014-03-10 20:24:47それは「世の中の多くの人はあなたほど言葉を扱うのがうまくない」という事実を理解することです。どういうことかというと、あなたがカチンと来る発言をした人は単純に言葉選びがへたなだけかもしれない。「もしも○○が△△だったら」という仮定が抜けていたのかもしれない。
2014-03-10 20:26:14「が」と「は」の使い方を間違えただけかもしれない。「引用」と「転載」の違いを知らないだけかもしれない。ちょっとした言葉のまちがいで、意味が大きく変わるのはあなたもご承知の通りです。ですから、カチンと来た文章が目にとびこんできても、その書き手があなたに悪意があるとは限らない。
2014-03-10 20:28:00もしもちょっとした言葉の書き間違いなのにあなたが急に怒り出したら、相手だってびっくりするでしょう。「リプ送っただけなのに急にキレた」と言われてしまいます。
2014-03-10 20:28:56ですからお勧めとしては、カチンときた文章を見たときには「もしかすると、単に言葉選びをまちがったのかもしれない」と思うようにしましょう。これは「炎上を起こさない心がけ」の一つになります。
2014-03-10 20:30:30まあそれは、ある意味では性善説に立つともいえますね。相手の言葉の裏を読まない。悪意を見つけようとしない。善意で書いているんだけど、言葉選びをまちがっただけかもねと思う。それは「炎上を起こさない心がけ」の一つになると思います。
2014-03-10 20:31:22こういった「炎上を起こさない心がけ」は現代で特に大事だと思います。なぜかというと、いまや多くの友達が「ネット上で知り合って、実際にあったことがない」人だったりするからです。ネットでの言葉のやりとりで仲良くなり、ネットでの言葉のやりとりでいさかいが起こる。
2014-03-10 20:32:58結城はよく自著の書名や自分の名前で検索します。いわゆるエゴサーチですね。その途中で「え、なに、この人、私のこと大嫌いなの?」と思うような発言に出くわすこともたまにあります。でも、ちょっと気持ちを切り換えて、「私の本の感想をツイートしてくれて感謝」というリプを送ったりします。
2014-03-10 20:35:03そのやりとりをきっかけとして、ネットでお友達になった方も何人もいます。著者は自著が大事ですから、ちょっとした発言も大きなショックと感じる場合があります。でもそれは著者だからそう感じるのであって、感想をツイートしている人はふつうに感想を書いているだけですよね。
2014-03-10 20:36:33その「著者と読者の意識のギャップ」に気付いたのはもう十数年も前のことです。それからは、読者が何をネットで書いても感謝です。だって、感想を書いたってことはまず読んだわけですから。著者としてはまず感謝ですそれにどんな感想でも率直な意見を聞けるのはネットならでは。ありがたいことです。
2014-03-10 20:38:35だ、だからですね(うろたえ)、炎上を起こさない心がけとしてはまず、「カチンと来たらリプライしない」それから「相手に勝利宣言をしてもらう」そして「もしかしたら相手は単に言葉の使い方をまちがえただけかもしれない」と思う。このあたりを押さえればよいと思いますよ!(ふう…)
2014-03-10 20:40:41え?ここまでの話はいつも一対一の話しかないって?炎上は多数が押しよせる話だろうって?まあそうなんですけど、まずは一対一で炎上を起きないようにするのが第一歩じゃないでしょうか。
2014-03-10 20:41:55