#傭兵鎮守府まとめその2

その2。 その1はこちらhttp://togetter.com/li/640433
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Akaya The Red @akaya_sousi

#五弐番艦隊記 聞かれても無い設定紹介 この世界では一部の自由業がある程度以上の力を持って【組合】という連盟を作っています。艦娘を保有して労働に従事させたりもしている。ブラックな事をすると消されてしまうので労働条件は普通。一応軍隊には従っている。

2014-02-16 01:31:18
Akaya The Red @akaya_sousi

19、まるゆ!収穫はどんなもんだ?「上々なのね。まるゆ、探し物は凄く得意みたいなのね」「そんなことないです」「でも、上々どころかしばらくの生活費賄えるレベルなの 」そうか……ああそうだ、鑑定にかけてから台湾に持っていくぞ。「台湾?」依頼があるし、これの一部を渡す。 #五弐番艦隊記

2014-02-16 01:06:47
Akaya The Red @akaya_sousi

「少し疲れたの。休んでいい?」「まるゆも少し疲れました」ああ、休んでおけ。『司令』どうした?『商船です。取引がしたいと言ってますが……』分かった。下のドックに受け入れろ。監視はつけろよ『了解』 #五弐番艦隊記

2014-02-16 01:20:18
Akaya The Red @akaya_sousi

ドックに降り、商船の主と商談をする為に探していると、声をかけられた。「やあやあどうも提督さん!」あれ……ん?隼鷹?「正解~」ひらひらと煌びやかなドレスを纏い、商談をしにきたのは隼鷹でした。艦娘の中で独立して仕事をしている個体は噂は聞いても出会うのは初めてです。 #五弐番艦隊記

2014-02-16 23:09:13
Akaya The Red @akaya_sousi

「噂を聞けば鎮守府放棄して傭兵みたいなことしてる提督がいるって来てみればサルベージャーになってるなんてねぇ。あんた何やってるのさ」一応これも依頼の一環なんでね「ふぅん。金の為なら何でもするんだね」例外はあるがな。「まあいいや。本来の話に移ろうか」そうだな #五弐番艦隊記

2014-02-16 23:18:08
Akaya The Red @akaya_sousi

「さて、売るもの買うもの何か無いかな!」隼鷹が拍手を打つと、商船のエレベーターが稼動する。どうやら空母から一部機能を残したまま商船に改造しなおしたようだ。「こちらは衣料品から食料武器弾薬まで何でも揃えております。売りたいものがあれば鑑定もしますよ」 #五弐番艦隊記

2014-02-16 23:30:09
Akaya The Red @akaya_sousi

あ、じゃあ丁度いいや。金の鑑定と換金頼める?「金!そりゃいい、なるべく高く買い取りますよ」ほう、気前がいいね「今ケッコン?だかなんだかが提督の間で流行ってるらしいじゃん、艦娘を嫁にさせるなんて大本営も何考えてるんだか」艦娘を粗雑に扱う奴が減るようにとかの対策じゃ? #五弐番艦隊記

2014-02-16 23:42:16
Akaya The Red @akaya_sousi

「そう思う?本当に?」大本営の考えてる事はよくわからないのは事実だし。「実際はこうだよ」隼鷹が紙を渡してきました。新聞のようです。【相次ぐ艦娘と提督の自殺。遺書は見つからず】うわぁ。「それが真実だよ。思い遂げられず、思い詰めて死んでる奴がいっぱいいるのさ」 #五弐番艦隊記

2014-02-16 23:48:18
Akaya The Red @akaya_sousi

「あんたも少し考えたらいいよ。初対面だけど、気は使わせてもらう」ふむ。ありがとう、参考にするよ「ま、客が減るのは遠慮願いたいしね」で、鑑定結果は如何に?「んー、割と純度も高いし量も多い。2000でどう?」高すぎないかそれ「いいのいいの、初回サービスだよ」 #五弐番艦隊記

2014-02-17 00:05:39
Akaya The Red @akaya_sousi

それ売る時の台詞じゃ「いいって!ほら現金生で二千万!あんたは売って私は買った!これでいいでしょ」ああ、まあいいか。うん。「で、その分なんか買ってくれればいいのさ」そう来たか。そしたら食料を全員分で4日分。「あいよ、この量だと……500かな」買った。「売った」 #五弐番艦隊記

2014-02-17 00:23:40
Akaya The Red @akaya_sousi

「じゃ、あたしはこれで。息災でね」そっちこそ。隼鷹の船がドックを離れ、遠ざかっていきます。また世話になる事もあるでしょうし無事を祈っておきます。「提督、出発準備が整いました」了解、食料品をキッチンに運んでから出発だ。「分かりました。利根と筑摩を向かわせます」 #五弐番艦隊記

2014-02-17 00:32:19
Akaya The Red @akaya_sousi

向かうは台湾、その後ハワイです。何があるやら。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 00:33:36

説明回

Akaya The Red @akaya_sousi

まず艦娘が独立することはありえない。先程の隼鷹も艦娘である。船舶を如何に改造しようと、いくら着飾ろうと艦娘に一度なればそれを解除することは不可能だ、沈み、死を迎え、魚に食われるまでは。それは何故か。彼女らに植え付けられた、艦娘機関の影響である。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 01:18:28
Akaya The Red @akaya_sousi

機関はは艦娘を縛る鎖であり、提督という存在に繋ぎ止める楔でもある。それを取り出せば艦娘は死亡し、その肉体は崩れ去る。資財にもならず、肉にもならず、砂となって。そして、それは提督という存在に対してのフェイルセーフでもある。要するに、反逆防止策だ。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 01:27:54
Akaya The Red @akaya_sousi

故に楔の基である提督を殺害しようとすれば機関は安全装置として艦娘を殺す。つまり、隼鷹は何処かしらに所属しているか、フェイルセーフは外された存在だ。しかし艦娘機関はブラックボックスであり、人為的に外すことはまず不可能だ。だが、それがそもそも存在しないとなれば? #五弐番艦隊記

2014-02-17 01:33:12
Akaya The Red @akaya_sousi

それが深海棲艦と呼ばれる、【艦娘】の基礎となる存在だ。大本営は艦娘を「深海棲艦に対抗する為の兵器」とし、深海棲艦を「突然現れた人類の敵」と発表した。自分達の失態の隠れ蓑とするために。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 01:37:30
Akaya The Red @akaya_sousi

始まりは単純だった。純粋な科学者の思いつき。それだけだった。魚類をベースとし、電極やマイクロコンピュータで制御、量産が容易で且つ人道に則した兵器。そんなものだった。だが彼はいつしかこう思った。「自然増殖で数を増やせないだろうか」……これが、後の大戦の火種となる。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 01:43:35
Akaya The Red @akaya_sousi

まず実験体AとBを交配させた。成功。次世代はさらに大きく、強靭な体を手に入れた。次に次世代CとAを交配、成功。次世代以上に大きく、この時点で拳銃弾を防ぐ皮膚を獲得。AとBを食い殺す。CとDの交配、成功。後に駆逐イ級と名付けられる存在が誕生する。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 01:48:18
Akaya The Red @akaya_sousi

科学者は喜んだ。短いスパンと、最低限の手間でより良い結果が得られたと歓喜した。……大本営はこれを評価し、量産するように指示した。量産は成功し、順調だった。ある時までは。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 01:51:50
Akaya The Red @akaya_sousi

「量産体制が整いました!これで我が国は安泰です!」科学者は喜んだ。ただの思い付きが国のためとされ、大変評価されたからだ。喜びは頂点に達し、彼は実験体E、成功した個体へと歩み寄った。「お前のおかげだ!ありがとう!ありが」彼は消し飛んだ。実験体Eは武装が施されていた。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 01:56:02
Akaya The Red @akaya_sousi

実戦用の艤装を取り付け、外洋の偵察任務へと送る前の晩の出来事だった。彼、Eは肥大した脳で思考した。「このような場所へ閉じ込められている事は不快、触れてくる者も不快、破壊する、破壊しなければならない」Eは同型の仲間を開放した。その数300. #五弐番艦隊記

2014-02-17 02:00:41
Akaya The Red @akaya_sousi

緊急事態。大本営はすぐさま暴走した個体の殲滅を図ったが、人間を食らう事でEと同じレベルの知能を持った彼らに敗北した。そして彼らは大海へと進出する。様々な生物を取り込み、肥大化し、増殖し、深海へと潜った。この経緯を知る者は大本営のみである。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 02:07:22
Akaya The Red @akaya_sousi

そして事情を知らない前線の兵士は深海から突如現れる彼らにこう名付けた。「深海棲艦」と。 #五弐番艦隊記

2014-02-17 02:08:47
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