取り扱い注意「オタクフィクション」の自意識〜『海月姫』

とら @tora_17

海月姫のOP、中毒性やべー。EDも世界観にマッチしてて良いよね。

とら @tora_17

@witchmakers とりっく・おあ・とりーと。海月姫最高ですね！！！！　私も今期最高作品はアレだと思っとります（って、この発言何度目だ）

とら @tora_17

いやさー、海月姫の何がいいってチャットモンチーのOP×大森監督×花田先生の奇蹟のコラボレーションですよ。完璧過ぎて鳥肌もの。

とら @tora_17

@witchmakers あくまで見てて笑える、明るい自虐（日本語変かｗ）なんですよね。オシャレ人間を見ると固まっちゃうという習性持ちだけど、根っこはみんな前向きで明るいですもの。尼ーずは。そういうとこ好きです。

とら @tora_17

大事なことなのでもっかいつぶやいとこうｗ　『海月姫』に出るオタク達の魅力はあの明るさにあると思う。充実度では一見『俺妹』の面々の方が上なんだけど、私には不思議と『海月姫』の尼ーず達の方が底抜けに明るく見えるんだよね（続くよ）

とら @tora_17

（まだ続くよ）多くのオタクをモチーフとした漫画は大体「メタな視点で己のオタクっぽさを笑いのネタにする」という手法を取っているのだけど、作者がオタク寄りであれば変な自意識が浮き彫りになるし、オタク寄りじゃなければテンプレ感丸出しで白々しい。実はこれ、かなり扱いが難しいネタだと思う。

とら @tora_17

（続いた）『俺妹』がいたたまれないって何度か書いたけど、正直に言えば「オタク寄りの作者がオタクを書く際に直面する自意識」みたいなものを感じてしまったのが大きいかな。勝手な妄想もいいとこかも知れないけど、作品が進むほどに「ああ、カムフラージュを周到にしてるな」って思っちゃったりして

とら @tora_17

（続いた）で、本題。そこいくと『海月姫』には（言っちゃなんだけど女性オタクには特にありがちな）「オタクとしての自意識」をあまり感じない。作中人物の濃さから作者がオタクであることは疑いないとこだけど、自然に「題材としてのオタク」と自分自身を突き放せる距離感を持ってるんじゃないかと

とら @tora_17

（与太ツイートこれでおちまい）いや、『海月姫』においてはオタク作者の自意識が出てないと言うより、作者がごく普通にオタクな自分を肯定できてるんだろうな。だから「私たちオタクはこんなに●●なんですよ～」ってネタにしても、自虐等ネガティブな印象がほとんどしないもの。

とら @tora_17

ていうか「オタクフィクション作品」って作る側にもある種の鬼門かも知れないけど、語る側にとっても色んなもんが浮き彫りになっちゃう危険な領域だよね。己のツイート振り返ってもそう思うわｗ（よし、なんとかキレイにまとまった……かな）

とら @tora_17

まだ起きておった。『俺妹』の桐乃も『げんしけん』の荻上も「オタクであるが故に捻くれてたけど、主人公の少年によって救いを得たヒロイン」。涼宮ハルヒもこれに近いかな。ラノベとかで最近の定番になりつつある「オタク少年向けのヒーロー譚」だよね。

とら @tora_17

でも、『海月姫』のヒロイン達はちがう。彼女たちにもそれぞれ悩みはあるけれど、少なくともオタクであること自体に後ろめたさを持ってない。だから「君（オタク）は君（オタク）でいいんだよ」とヒーローに承認を与えられる必要も無い。そーゆーとこが私は好き。とりあえずそんだけ。