陽炎型艦娘四隻と行く水族館の巻

ケモ耳ジト眼娘十四朗 @Jyuusirou

ぬいーいぬい！ぬいーいぬい！ ぬいーいぬい！ぬいーいぬい！ 駆逐艦だよー ぬいーいぬい！ぬいーいぬい！ ぬいーいぬい！ぬいーいぬい！ 東の国のー

ケモ耳ジト眼娘十四朗 @Jyuusirou

ぬいぬい！ぬいぬい！ 目付きの悪い ぬいぬい！ぬいぬい！ 駆逐艦だよー

ケモ耳ジト眼娘十四朗 @Jyuusirou

提督「どう思う？」 不知火「良いんじゃないですか？」 提督「どの辺が？」 不知火「息継ぎのところが」 提督「息継ぎかあ……」

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不知火「それに不知火はどうせならアイアイさんよりも」 提督（アイアイさん？） 不知火「ワオキツネザルさんの方が好きです」 提督（ワオキツネザルさん？）

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提督「でまあ、お前の妹のセンス変わってるなって話なんだけど」 陽炎「え～いいじゃん。ワオキツネザル可愛いと思うけど」 提督「姉も姉で奇特なセンスだったわ」 陽炎「まあ、私はエリマキキツネザルが好きだけど」 提督「別にお前達のお猿さん趣味は興味ねえんだよ！！！」

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黒潮「なんや、好きな動物の話か？ウチは～」 提督「お前はなんだ！？ニホンザルか！日光猿軍団をこよなく愛してるのか！？」 黒潮「い、いや、ウチはハムスターが好きやって言おうと思ってたんや……」 提督「正直すまんかったぁッ！」

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雪風「……ｳｽﾞｳｽﾞ」 提督（凄い好きな動物聞かれたそうな顔してるよ。構って欲しい小動物の顔だよ。今にも隅っこ走るよ雪風ー状態だよ） 雪風「しれえ！雪風も好きな動物さんが居ます！」 提督「あ、待ちきれず自分から来たぞこの子」

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雪風「雪風はですね！」 提督（どうせげっ歯類だろう） 不知火（ハダカデバネズミ） 陽炎（アフリカオニネズミ） 黒潮（リスって可能性もあるなあ） 雪風「象さんとキリンさんが好きです！」 全員（物凄く普通でげっ歯類と決め打ちしたい自分に腹が立つッ！）

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提督「一応聞くけど、なんで像とキリン？」 雪風「大きいです！すごいです！憧れます！」 提督「あー分かる分かる。子供って無条件にデカイ動物好きだもんな」 陽炎「大きいといえばコモドオオトカゲも大きいわよー」 不知火「いいですね」 提督「駆逐艦界のムツゴロウさんは黙ってろ」

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提督「大きいといえば、ジンベイザメとか好きだろ？」 雪風「はい！大好きです」 不知火「いえ、海洋生物ならクラゲを差し置いて何を語るというのですか」 陽炎「フジツボも結構奥が深いのよ」 黒潮「あ、ウチはカクレクマノミ好きや」

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提督：動物はそんなに好きでもない 陽炎＆不知火：微妙にズレた動物が好き 黒潮：姉二人に比べてかなり真っ当な小動物好き 雪風：意外ッ！それは象さんとキリンさんッ！

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このメンツで水族館に行ったら、普通に提督が保護者として雪風と一緒にイルカショー見て。陽炎と不知火はキワモノスペースにずっと留まって、黒潮は「めっちゃかわいいー！」とか目をキラキラさせながらクマノミの水槽を覗く、か。個性の塊である黒潮が個性で霞んでる

ケモ耳ジト眼娘十四朗 @Jyuusirou

雪風「しれえ！見てください！マンボウさんですよ！」 提督「ああ、でかいな」 不知火「ぎょぎょぎょー（棒）ここで豆知識」 提督「なんか来たよ。言っておくけどマンボウの稚魚の生存確率がうん億分の一とかいう話は無しな。雪風泣くから」 不知火「そうくると思いまして今回は寄生虫のお話を」

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不知火「という訳で、マンボウの中にはまるでもやしのような寄生虫がうごめいているわけです」 雪風「し、しれえ！」 提督「二度とその話するな。雪風ドン引きだぞ」 陽炎「ぎょぎょぎょー！じゃあ次はマンボウの寄生虫除去について私が説明するわね！」

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陽炎「という訳で。運が悪いとマンボウは着水のショックで死ぬわ」 雪風「マ、マンボウさん死んじゃうんですか！？」 提督「お前らなあ！」 黒潮「そこに直れー！ウチが修正したるわ！」 提督「黒潮！意外に常識人だ！だが頭にカクレクマノミ帽子を被っているおかげで誰よりもさかなくんさんだ！」

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黒潮「とにかく雪風ちゃんに自然界の厳しい掟を教えるの禁止や！」 不知火「はい」 陽炎「はーい」 黒潮「そういうわけで雪風ちゃん、ウチと一緒に熱帯魚コーナー行こうか！」 雪風「はい！雪風は熱帯魚も好きです！」 提督「お前らも黒潮見習えよ。この中で誰よりもお姉ちゃんしてるぞ」

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不知火「いいでしょう」 陽炎「なら魚と生態系について説明してあげようじゃないの」 提督「お、おう。なんか不安になるな」 不知火「では始めましょう。ヴィクトリア湖とナイルパーチのお話を」

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話し終わって 提督「つまり、ヴィクトリア湖の生態系はもう戻らない…？」 不知火「自然回復は不可能に近いレベルですね」 陽炎「生態系に対する人類の介入の典型例。ダーウィンの悪夢ってとこ」 提督「うがぁ！うがが！人間の業とは、うごごご」

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提督「もういい、マリモになりたい……」 陽炎「なーに物凄く落ち込んでるのよ」 提督「ヴィクトリア湖で暴虐を尽くしたナイルパーチの事を考えてたらマリモになりたくなった」 不知火「意味不明です。何故そんなに落ち込んでいるのですか」 提督「何故って……お前らのせいじゃねえか！？」

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提督「変な動物ばっか例に上げて、妙な知識を植え付けやがって！」 陽炎「いや、解説みたいなもんだって」 提督「もういい！二度とお前達と動物の話しないからな！」 不知火「来週は動物園の予定だったのですが」 提督「絶対行かない！」

ケモ耳ジト眼娘十四朗 @Jyuusirou

提督「ということで、先週散々な目に会ったからもうお出かけはなーし」 雪風「しれえ！お暇でしたら本を読んでください」 提督「いいぞ。何読んで欲しいんだ？」 雪風「陽炎お姉ちゃんと不知火お姉ちゃんから貰った世界珍獣図鑑です！」 完