小保方さんの博士論文の「下書き」が勝手に製本されて残ってしまっていて正本は別にある、などということがありうるか検証してみる
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小保方氏がWSJに博士論文について釈明、の件、タイムラインを見る限り「苦しい言い訳」という受け止め方が大半なのでもう補足することはないかなとも思ったが、「下書き」が勝手に製本されて残ってしまっていて正本は別にある、などということがありうるか検証してみる。
2014-03-14 20:09:12学位論文には提出期限があって、締め切りを少しでも過ぎれば事務方は受理してくれない。これは常識だが、実は裏ルートがある。審査をする教員とツーカーになっていれば、あとからいくらでも修正がきく(限度はあるが)。つまり、不完全なものであってもとりあえず出しておけば事務処理上は受理となる
2014-03-14 20:13:15んで、まだできてなくてもとりあえず出しておいて、査読者に論文が行きわたり、読んでもらう前までに完成させれば、差し替えることは可能。ただ、主査はよくとも本属外でお願いしている人の不興を買う可能性もあるし、参考文献リストや誤字脱字の修正程度にとどめておくのが暗黙の了解だろう。
2014-03-14 20:17:03小保方さんの事件はおおっぴらにたたかれればたたかれるほど若い人に悪影響が出るんじゃなかろか? 「捏造や剽窃と疑われかねないことをすると酷い目にあう」っていうより 「あー、2割くらいまでならコピペしてもあそこまでいけるんだ」って思われちゃうよ
2014-03-12 01:50:36にしむらさんが既に指摘しているように、こういうことを書くと「その手があったか!」と若い人に裏の手口を指南するみたいになってしまうが、下記のようなことは慣例としてまかり通っている。マスプロ大文系学部卒の人とか卒論締切前製本屋にダッシュ、とかの経験しかないだろうけど。
2014-03-14 20:26:00なので、締切日時に事務的に処理されたものと、査読者が手にして審査を行ったものとが別ヴァージョンであることはあり得る。ここでのポイントは、「審査する側とツーカーかどうか」ということ(個人攻撃が目的ではないので表現は和らげる)。先生に気に入られてもいないそこの君は真似しちゃだめよ。
2014-03-14 20:30:22ただ、ヴァージョン違いがあり得るとしても、国立国会図書館に納本された博士論文が「下書き」であるなどということがありうるだろうか。博論は、著者が自分で製本して提出するものだと聞いたことがある。実際大学の周辺にはたいてい製本印刷業者がいくつかあって、そうした需要に応えている
2014-03-14 20:37:25ネット上で画像公開されている小保方氏の博士論文の表紙を見るかぎり、図書館の学位論文コーナーでよく見る黒表紙、金文字製本だ。このかたちで図書館に納本されている以上、draftではありえない。final versionであることは形式的にも実質的にも動かない。
2014-03-14 20:40:32メディアが検証に使っているのは国立国会図書館に納本されたものだそうだが、もし万一、最終稿になる前のdraftが何らかの間違いで製本、納本されたのだとしたら、残るは査読者の手元にあるもの、ならびに早稲田大学図書館に所蔵されているものと突き合わせるしかない。
2014-03-14 20:45:34当たり前だが、国会所蔵版、査読者保管版、早大図書館所蔵版、それぞれすべて、一字一句同じものでなくてはならない。まとめて印刷、製本に回すのだから。小保方論文の査読者は4人いるが、4人にそれぞれ異なる本文を送りつけたりしたら混乱するし、失礼にあたる。
2014-03-14 20:49:33査読者が保管しているであろう4部については、査読者本人が開示するしかないが、早稲田大学図書館所蔵版は、閲覧請求ができる。→「早稲田大学学位論文の検索と利用方法」http://t.co/bpBDf2u9r7
2014-03-14 20:53:40んで、査読者保管版、早大図書館所蔵版にも、既に指摘されているようなコピペがあった場合、著者ならびに査読者はどのように説明するのか。「それも下書きだ」と言うなら、査読者はコピペに気が付かず、大学はコピペを含む「下書き」に過ぎないものを学位相当と認めたことになる。
2014-03-14 21:01:39早大は、2013年10月にアン・エイ氏の博士(公共経営)学位を取り消している。出版された単著の問題を指摘するレビューが2011年9月からアマゾンに出ていて、現在も消えていない。このレビューによれば、ウィキペディアからの丸写しがあるという。
2014-03-14 21:11:54他人が書いたものを、出典を示さずにあたかも自分が書いたかのように丸写しする行為を剽窃という。アン・エイ氏のケースでは、最初早大は「不適切だが論文の論旨には関わらない」という姿勢だったのが、その後剽窃が発覚するに及んで「学位取り消し」に至った、という経過であると推測される。
2014-03-14 21:17:54小保方氏のケースについても、同様のプロセスで検証すべきではないか。当人がどう言おうと、早稲田大学図書館蔵書目録に登録され、図書館に所蔵されている博士学位論文が正本であることは動かないのだから。
2014-03-14 21:23:28小保方晴子の博士論文の審査員 常田聡 早稲田大学教授 ←指導教官 武岡真司 早稲田大学教授 大和雅之 東京女子医科大学教授 ←STAP共著 チャールズ・A・ヴァカンティ ハーバード大学教授 ←STAP共著
2014-03-14 10:09:15論 文 題 目
Isolation of pluripotent adult stem cells
discovered from tissues derived from all
three germ layers
三胚葉由来組織に共通した万能性体性幹細胞の探索
申 請 者
Haruko OBOKATA
小保方 晴子
生命医科学専攻 環境生命科学研究
2011 年 2 月
http://www.peeep.us/884bef67 (cash)
- Isolation of pluripotent adult stem cells
discovered from tissues derived from all three germ layershttp
http://stapcells.up.seesaa.net/image/Background.pdf