ヒフウ・イン・ナイトメア・フロム・リューグー#1

ニンジャスレイヤー×東方プロジェクト テキストカラテ
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@nezumi_a
◆知る◆これから数十ツイートほど、ニンジャスレイヤー/東方プロジェクトの二次創作をツイートします。目障りに感じたらリムーブなど推奨です。◆始め◆
@nezumi_a
◆牛蒡◆本作は以前に作られた同人誌の内容であり、いうなれば再放送めいたものである。またこれはあくまで二次創作であり、原作であるニンジャスレイヤーならびに東方プロジェクトの本編とは一切関係ありません ◆案件◆
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「東方プロジェクト」×「ニンジャスレイヤー」 「ヒフウ・イン・ナイトメア・フロム・リューグー」 1
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第二部「キ010000101111001 2
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01001第00101部「ゴーストリィフィールドクラブ」 4
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「ヒフウ・イン・ナイトメア・フロム・リューグー」 5
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明け方の海。夜闇は墨のように暗く、空と海は境目が曖昧だ。 ここには猥雑なネオンサインもプラズマ看板の灯りもない。ただ波の音だけが鳴り響く世界だ。黒一面の世界をタングステンライトの強い光が切り裂く。 6
@nezumi_a
船だ。三隻の漁船がやってくる。 いずれも華やかな大漁旗をなびかせ、雄々しく波を蹴立てている。息継ぎに浮上していたバイオウミガメが不機嫌そうに潜り、光を見つけたバイオカモメが、エサを期待して集まり始める。 7
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現在の日本はツナミと磁気タツマキに囲まれ、物理的・電子的に鎖国状態にある。しかし海運や漁業が完全に無くなったわけではない。キョートやネオサイタマといった人口密集地帯と地方の工業地帯とを繋ぐタンカーのラインがあり、漁業でいえば命知らずのマグロのイポン釣り漁船が旅立つ事もある。 8
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この一団も三ヶ月ほどの近海漁業を無事に終え、大漁旗に恥じない成果を上げて帰ってきた。先頭を行く『第三フクスケオトシゴ丸』、そのさして広くない運転室には数名の男たちが詰めていた。 「日の出くらいには港に着けそうだな」 操舵室に居るのはいずれも荒海で鍛えられた屈強な男達だ。 9
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しかし帰港も目前に安堵で満ちているはずの船内は、緊迫したアトモスフィアが漂っていた。「出た!出やしたぜ!」 魚群レーダーの前に居た男が叫ぶ。顔を擦り付けんばかりに近付けていた画面には複数のホタルめいた光点が表示されている。 「距離、約3カイリ!」 室内に緊張感が走る。 10
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「やはり出やがったか……」 腕組みで窓の外を睨んでいた男、この船の船長であるアカマツ・ジンベが唸った。禿頭にネジリハチマキ姿、日焼けした逞しい腕にはいくつもの古傷があり歴戦の船乗りである事が伺える。 11
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実際アカマツは船を襲った巨大バイオタコを素手で殴り殺し、仲間が足を挟み込んだバイオアコヤガイを素手でこじ開け救出した事もある海のオトコだ。アカマツはマイクを取り、スピーカーをオン。 「ヤロウどもォ!どうやら港から報せがあったヤツが出た!あと数分でハチ合わせだ!」 12
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コワモテの船員たちが緊張の面持ちで頷く。 「オカシラ!まっすぐこっちに来る!」 「落ち着けェ!数はどのくらいだ!」 「エット、ハヤイが数はそんなに居ねグワーッ!?」 「バカヤロウ!数で言わねぇか!」 アカマツはパニックを起こしかけている航海士に鉄拳!怒鳴る! 13
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「か、数は二十かそこらだ!」「聞いたか!バイオサメだか何かわからねェがケンカを売ってくるなら買うまでだ!」「「「ワオオーッ!」」」「ヤロウども!漁の準備はいいかァ!」「「「エンヤコーラ!!」」」威勢のいい怒号が返った。船乗りに伝わる漁に立ち向かう時に使われるパワーワードだ。 14
@nezumi_a
同行する二隻も投光機を作動させ、海面を警戒を開始。乗組員たちはハープンガンやバイオクジラ用の電磁網などを用意し、不明の敵に備える。 敵。そう、敵である。 半日ほど前、母港よりの無線でここ最近、漁船が襲われる事件が頻発しているという情報を得たのだ。 15
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話を聞いたアカマツはヤクザが漁船を脅し、上納金をせびっているのだろうと考えた。 ヤクザなにするものぞ。こちとら命知らずの海の男だ、返り討ちにしてくれる。息巻く一同だったが詳しい話を聞くと、襲われた船は乗員もろともに海に沈められたのだという。バカな。 16
@nezumi_a
アカマツはその話に耳を疑った。漁船はツナミに荒れる海へも繰り出す。小さな船でも頑強に作られているのだ。それにヤクザにとって漁船はカネヅルであり、上納金を渋る船を囲んで警棒で叩くことはあっても沈める事はない。船が沈めばカネは手に入らない、下策中の下策だ。 17
@nezumi_a
つまり相手はヤクザではない何か、それも船を沈める破壊力と無慈悲さを兼ね揃える何者かだ。バイオクジラか、バイオサメか、はたまた船乗りの噂に出るユーレイ船か。アカマツはゴクリと喉を鳴らした。 「来まァス!」 航海士が怒鳴る。ゴゴン!直後、船体に衝撃!「ンダッコラー!?」 18
@nezumi_a
硬い衝撃にアカマツは疑念の叫びを上げた。岩礁?違う、まだ陸は遠い。漂流物がぶつかった音にしては音が鋭い。アカマツの長年の経験が高性能UNIXめいて敵の正体を検索する。ゴゴン!再びの衝撃!ブガー!ブガー!ブガー!室内が赤色の光で染まり、警報が鳴り響いた! 19
@nezumi_a
浸水警報!船底に穴が開いたのだ!なんという破壊力!相手は伝説の巨大バイオクラーケンか!?ゴゴン!衝撃!敵の姿はまだ見えず、投光機は狂ったように海面をなぎ払い探す。これだけ暴れていても姿を捉えられないなら大きいものではない。アカマツは自慢のモリを掴み艦橋室を飛び出した。 20
@nezumi_a
KABOOOOOON!! 左舷を併走していた船の外殻が閃光を発した!海面が爆発! 「ザッケンナコラー!?」 喫水線よりも下に無惨な裂け目が開き、海水が物凄い勢いで流れ込んでいるのが見える! 一箇所からの浸水ではこの勢いは出ない!おそらくは反対側にも穴! 21
@nezumi_a
見る間に左舷の船が沈み始めた! 「アンダァ!?」 アカマツは見た。沈む船がそれでもライトを廻らせ、そして海面に捉えた存在を!船を囲むように泳ぐ複数の存在、それは、 「なんだ、ありゃあ……」 バイオイルカ程度の大きさの魚影!高速で泳ぐそれは、しかしイルカなどではない! 22
@nezumi_a
それはイルカめいた下半身を持つ人間……人間だというのか!?アカマツは船乗りに語り継がれる海の伝承、『ニンギョ』を思い浮かべる。「ニンギョナンデ!?」しかし目の前を我が物顔で泳ぐそれらは、伝説にある美しい乙女の姿ではない!屈強な男の上半身!手にした近代武器!明らかな殺意! 23
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