屋代聡氏による、家族に関するメモまとめ

あまりにもタイムリーなメモがツイートされて来たので、私宛の釣りか!?とひとりツッコミしながらユル~くまとめさせて頂きました。 屋代せんせ@yashirosatoruのまとめなのに、珍しくネトウヨさんは絡んでいませんよ。すてきです。
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屋代 聡 @yashirosatoru

思いついたことを記録(こういうことが歴史家の考察のヒント、ネタになる)。

2014-03-17 16:50:17
屋代 聡 @yashirosatoru

目の前のテーブルを見て思ったのだが、家にあるテーブル・卓で、皆でご飯を食べるという習慣はいつからなのだろうか。

2014-03-17 16:51:20
屋代 聡 @yashirosatoru

なぜなら、近世以前の住居空間は、よほどのブルジョワでなければ、かなり手狭のはずであり、恒常的に卓を出しておくことはできない。

2014-03-17 16:52:36
屋代 聡 @yashirosatoru

つまり家族そろっての食事というのは、”臨時に仮の台を出してきて行う”ことであったわけで、そのこと1つとってみても、近世以前の家族における「共同での食事」の果たす役割・機能が小さかったことを暗示している。

2014-03-17 16:54:24
屋代 聡 @yashirosatoru

それなのに「家族みんなで食卓を囲みごはんを食べる」ということに何か素晴らしきも、失われつつある伝統のようなものを感じているなら、これはまさしく私たちに刷り込まれた「伝説」というものではないか。

2014-03-17 16:56:06
屋代 聡 @yashirosatoru

逆に言うと、現代では家具を揃える時に、テーブル・食卓の類を優先的に考えている。このことは私生活における「食事」の意味の変容を示している。

2014-03-17 16:59:46
屋代 聡 @yashirosatoru

家族団らんが近代におけるイデオロギー、創られた伝統であることはしばしば指摘されているが、住居の歴史、家具の歴史などからもアプローチが可能であり、また必要であるように思える。

2014-03-17 17:00:35