#変態不知火さんまとめ その１２

高峯みやび @sukamelancholy

熊野「あぁ、こんな所に居ましたの」 提督「どした」 熊野「軍令部からお電話ですわ。折り返しご連絡致しますとお伝えしましたわ」 提督「サンキュー」 熊野「変な臭いと思っていましたが、煙草とは。私てっきり提督のフェロモンかと……」 提督「こんなはっきりしてないだろ」 #変態不知火さん

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提督「煙草の臭い知らないのか？」 熊野「両親は吸っておりませんでしたから」 提督「いい環境だ」 熊野「えぇ。数年しか居られないのに、女子校の、所謂お嬢様校に通わせて頂いて」 提督「すげぇ」 熊野「……お姉様と百合百合してらっしゃいと」 提督「ん？何かおかしいぞ」 #変態不知火さん

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熊野「本来なら全寮制が良いと仰っていましたが、それではお嬢様校の今を聞く事が出来ないと苦肉の策で……」 提督「そこ重要か？」 熊野「毎日学校の事を聞かれましたわ。今日はどの子がどの子と百合百合していたかと」 提督「聞く事間違えてるだろ……」 #変態不知火さん

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提督「実際、あったのか？」 熊野「私は詳しくは存じ上げませんでしたが、『秘め事倶楽部』という秘密の部活が」 提督「そんな物が」 熊野「それを伝えただけで両親は狂喜乱舞しペンタブを走らせていましたわ……」 提督「あぁ、そう……」 熊野「良い、両親ですのよ……えぇ」 #変態不知火さん

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提督「……なぁ、俺仕事してたよな？」 不知火「（こくり）」 提督「何で唐突に口でしてきたんだよ」 不知火「（くちゅくちゅ）」 提督「味わうなよ」 不知火「（ごくん）……いえ、司令の健康状態を調べる為と少々小腹が空きまして」 提督「おやつ感覚でするのやめてくれ」 #変態不知火さん

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提督「俺の健康状態も診たって言ったよな」 不知火「はい」 提督「どうだったんだ」 不知火「美味しかったので健康ではないでしょうか」 提督「凄い全く当てにならねえや」 不知火「不知火に落ち度でも？」 提督「一回落ち度って言葉を調べてみろよ……」 #変態不知火さん

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提督「暖かくなってきたな」 不知火「春が近いですね」 提督「花粉もあるが、やはり桜の花見もいいよなぁ」 不知火「良いですね」 提督「また大規模な作戦ありそうだけど」 不知火「桜が散る前にやりましょう。桜の下で花びら大回転も乙なものです」 提督「絶対しないからな」 #変態不知火さん

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提督「偶にはコーヒーじゃなくて自販機で買うのもありだよなぁ。それにコーラ飲めるのはこの自販機だけだし」 （ﾌﾟｼｯ） 提督「……あれ？このキャップやたら軽いな……」 不知火「――」 提督「（ゾクッ）やめておこう」 不知火「チッ」 提督「舌打ち！？何したんだよ」 #変態不知火さん

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提督「――つまり、自販機にある全てのボトルに媚薬と精力剤を仕込んだと」 不知火「常に無駄なく行動するがモットーですから」 提督「あぁそうだな、実に無駄がない。無駄がないがそこまですんな」 不知火「実は普段淹れているコーヒーも」 提督「もう飲みたくねぇ」 #変態不知火さん

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不知火「冗談です。流石の不知火もそこまで貪欲ではありません」 提督「本日のお前が言うな大賞だよ」 不知火「大賞ですか。では賞品として司令の白濁入りコーヒーを」 提督「それが貪欲と言わずして何と言うんだよ」 不知火「栄養補給です」 提督「飯を食えよ普通に」 #変態不知火さん

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不知火「珈琲を淹れました」 提督「……おう」 不知火「妙な物は入っていません。ご安心を」 提督「……淹れて貰ってるのに失礼だったな。有り難う頂くよ」 不知火「熊野さんも」 熊野「頂きますわ」 不知火「……どうですか。身体が火照ってきたりとか」 提督「おいまさか」 #変態不知火さん

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熊野「体温？熱はありませんが……」 不知火「そうではなく。下腹部から切ない熱が」 提督「標的を変えただけかよ！」 熊野「────っ！ち、ちょっと席を外しますわ！」 不知火「熊野さん」 熊野「な、何ですの？」 不知火「玩具は必要ですか？」 熊野「結構ですわ！」 #変態不知火さん

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提督「熊野の珈琲に仕込むとは……。やめてやれよ、熊野そういうの苦手意識あるんだからさ」 不知火「この鎮守府でやっていくには身も心も性器もさらけ出さないといけませんから」 提督「最後は要らん」 #変態不知火さん

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鈴谷「あれ、熊野どしたのさ。そんな慌てて」 熊野「わ、私今は急いでますの、後にしてくださいます？」 鈴谷「あーごめんごめん。お花摘みに行く途中だった？」 熊野「ち、ちが、お手洗いでなんて……それこそえろ同人ですわ！」 鈴谷「ごめん何言ってるのか理解出来ないわ」 #変態不知火さん

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熊野「うう、もうまともに歩けませんわ」 鈴谷「お手洗いまで連れて行こうか？」 熊野「ですから、違いますと……ひゃああっ！？」 鈴谷「うわ、吃驚した！」 熊野「きゅ、急に触られたら、その」 鈴谷「よくわかんないけど歩けないなら手伝うって」 熊野「違いますのにぃ」 #変態不知火さん

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鈴谷「はい到着ぅ」 熊野「か、感謝します、わ……」 鈴谷「いいのいいの。仲間じゃん？」 熊野「そう、ですわね……」 鈴谷「ごゆっくりぃー」 熊野「やっ、やっぱり無理ですわ！こんな所で致していたら男性に囲まれて熊野が便器に──」 鈴谷「うち男は提督だけじゃん」 #変態不知火さん

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鈴谷「というか、今致していたらって……」 熊野「ち、ちが、違いますの！話を聞いて下さいまし！」 鈴谷「ごめん、配慮足りなくてさ……忘れるから。うん。じゃ、ね」 熊野「あああ、違いますのにぃぃぃ……最悪ですわ……」 #変態不知火さん

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熊野「耐えるの。私なら出来る筈。じっとしていれば──」 不知火「身体が火照り、下腹部が悦楽を求めて叫んでいる。既に下着は」 熊野「し、不知火さん！？」 不知火「あぁすみません。不知火はお手洗いで官能小説の朗読が趣味でして」 熊野「いじめですの！？」 #変態不知火さん

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不知火「お取り込み中でしたか。すみません。不知火は耳栓をしていますのでそのまま続けて下さい」 熊野「ですからしませんと──」 不知火「目覚めた雌の本能は簡単に消えはしない。気がつくと指は熱の籠もった」 熊野「朗読もお止めなさいぃぃ！！」 #変態不知火さん

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不知火「良いではありませんか。女性だって自慰の一つもします」 熊野「この状況でなんて出来ませんわ！」 不知火「そうですか。では不知火はこれにて。愛読している本を貸しますのでそれをオカズにどうぞ」 熊野「そ、そんな」 不知火「どうぞ」 熊野「う、うう……」 #変態不知火さん

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熊野「こ、こんな破廉恥な本……！う、こんな事までしますの？なんと読者を煽る文なのでしょう、ただの行動一つでこんなにも官能的な……って、何故私は本を読んで……！これじゃあ本当に……。本当に……。────誰も、居ませんわよね？」 #変態不知火さん

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～しばらくお待ちください～ #変態不知火さん

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（ポケモンセンターでポケモン預けたときの音） #変態不知火さん

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熊野「し、不知火さん。本をお返しいたします」 不知火「はい、確かに」 熊野「──お父様、お母様、熊野は、熊野は」 不知火「ようこそ、当鎮守府へ」 熊野「今すぐ泣きたいですわ……」 #変態不知火さん

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熊野「あ、あの不知火さん」 不知火「はい」 熊野「またお借りしていた本、読みましたのでお返し致しますわ」 不知火「はい、確かに。如何でしたか」 熊野「そ、そうですわね。電車の中で複数の殿方に触られているシーンが、凄く……」 提督「あぁ、ついに熊野もそういう……」 #変態不知火さん