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安倍の対中軍事路線がいかに亡国的か。先日尖閣諸島問題を巡り日米の温度差が大きいと指摘した記事を紹介しました(http://t.co/vXun5DnpSg)。では米国側ではこのことをどう分析しているか。以下に紹介しますが、深刻です。
2014-03-18 21:42:51まずオバマに近い中道左派シンクタンクCenter for a New American Securityが転載している記事。米国リベラルの論理で安倍のまずさを指摘しています。http://t.co/lcOGrkY5vy
2014-03-18 21:44:56記事要旨。「オバマと安倍の関係はよく言っても冷めている。」"防衛識別権を巡る慎重な対応で明らかなようにオバマは日中の誠実な仲介者たろうとしており、尖閣問題などで安倍の対中強硬を支持する気がない。安倍の配下はこれを見て現役大統領の政敵であるマッケイン後続系に接触までしている。"
2014-03-18 21:48:35記事続き。"安倍の配下は反オバマの共和党系勢力につなぎをつけ、靖国参拝に関するバイデンの電話忠告も無視。ホワイトハウスに恥をかかせ、尖閣諸島問題でオバマが協力しないことに見切りをつけ、次の政権になるのを待っている。 "
2014-03-18 21:51:34いまの記事を転載していて、記事中でも引用されているシンクタンクCNASは、尖閣諸島問題でリベラル権力層としてオバマにもう少し中国を牽制するよう忠言していました。そういうことも無視して、安倍はリベラル政権とその勢力に勝手に見切りをつけたのだ、と。これが米国リベラルの安倍観。
2014-03-18 21:55:02では安倍政権が水面下で接触を続けているマッケイン系の反オバマ、共和党勢力は、安倍政権の対中軍事強硬路線をどう見ているか。これがもっと深刻。保守系シンクタンクCato Institute(ケイトー研究所)の掲載記事を以下に紹介します。http://t.co/nw3EsnEl5k
2014-03-18 21:58:27記事要旨。「中国の13億人に外交上の中指を立てる気なら尖閣問題で争うのも悪くないだろう」が「中国海軍に対して安倍に勝ち目はなく、米軍に頼るつもりだろう」。「ヒラリーは2010年に協力するようなことを言ったが、弱い同盟国の防衛を安請け合いしてうまく行くことはほとんどない。」
2014-03-18 22:01:08記事要旨続き。「弱い同盟国の防衛を安請け合いすると、その国は無責任な振る舞いをするだろうし、実際、それが東京のしたことだ。」”よって、安倍は中国に対する強硬姿勢の軍事的な結果を日本の軍事拡充によってやるべきで、アメリカは協力すべきではない。" ←安倍が頼る勢力の代表的シンクタンク
2014-03-18 22:04:34恐ろしいのは、「中国には勝てないだろう」と一笑に付したあと、「しかし安倍がそうしたいなら権利はある」とし、米国保守の中国牽制に使う仕草を見せ、最後に「米国は安倍の対中防衛強硬姿勢に介入によって協力してはならない」と断言している流れです。
2014-03-18 22:07:29つまりこういうことです。安倍はオバマのリベラルな政権と意見が違うというだけでなく侮辱して外交チャンネルを冷え切らせてしまった。安倍が次政権をにらんでつなぎをつけている共和党保守のエリート層は、安倍の対中軍事強硬を「支持」しつつ、日本が自分で作り出す安全保障危機に介入する気がない。
2014-03-18 22:11:17安倍政権は、対中強硬姿勢の最終的なところで、米国の二大政党エリートのどちらにも見放されている。日米ガイドライン改定協議のなかで、このことに今さら気づき、焦っている。にもかかわらず、外交的な詰めの甘さを曖昧にしたまま軍事拡充路線の解釈改憲を進め、北京にも軍拡の言い訳を与えている。
2014-03-18 22:17:53