DavitRiceによる替え歌 「卒業」 (cf.尾崎豊)
- millionsage
- 4344
- 0
- 1
- 0
本棚の影 床の上 すいこまれる天井 焦りと恐れの気持ち 感じていた アラームが鳴り 研究室のいつもの席に座り 何を書き 書くべきか考えていた ざわめく心 今 俺の研究 意味なく思えて とまどっていた
2014-03-23 21:33:33ゼミの後 校舎ふらつき 俺様は部屋の中 孤独 瞳に浮かべ 寂しく勉強した 恨み声と溜め息の飽和した部屋で GPAのハイスコア 競い合った 退屈な心 見下す相手さえいれば 誰でも大げさに馬鹿にし続けた
2014-03-23 21:34:21要領よく研究なんて出来やしなかった 夜の研究室 飲みに誘ってまわった 逆ギレし続け もがき続けた 早く論文を終えたかった
2014-03-23 21:35:17信じられぬ教師とのゼミの中で 媚びへつらい いったい何 解りあえただろう うんざりしながら それでも過ごした ひとつだけ 解ってたこと この支配からの 卒業
2014-03-23 21:36:01誰かの内定の話に みんな熱くなり 自分がどこか就職できるのか 知りたがった コミュ力だけが必要だと 頑なに信じて 従うとは生きることと言いきかした 友達にさえ 話盛って見せた 時には誰かを妬ませても
2014-03-23 21:36:29やがて誰も締め切りが近付いて 序章の言葉と 理想のテーマ それだけに心奪われた 単位のために 計算高くなれと言うが テーマを貫くまっすぐさを強く信じた 大切なのは何 研究することと 単位貰う為にすることの区別迷った
2014-03-23 21:37:03論文書いて いったい何解るというのか 自己満足感のほかに 何が残るというのか 学生は誰も縛られたかよわき子羊ならば 先生あなたは かよわきマイノリティの代弁者なのか 俺様の怒り どこに向かうべきなのか これからは 何が俺を縛りつけるだろう
2014-03-23 21:50:18あと 何度自分自身 論文書けば 本当の真実に辿り着けるだろう 仕組まれた研究テーマに 誰も気付かずに あがいた日々も 終わる この支配からの 卒業 研究からの 卒業
2014-03-23 21:50:58