徳島のemi yoshidaさん( @monotocoro )の、「地域おこし協力隊」についてのまとめ
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来週末で三好市地域おこし協力隊を卒業します。Uターンしてはや3年弱。あっという間でした。先週、事業の発表会がありこの3年弱を振り返ってみて、やっぱりなにごとも全て「人のつながり」が地域の未来を作っていくんだと再認識しました。
2014-03-22 22:03:39地域おこし協力隊は、3年間の任期で地域の支援をしながら隊員自身の定住を目標とする総務省の事業ですが、導入後5年程たって現在は全国で1000人程の協力隊が散らばっており、色々と事業の問題点なども見えて来ています。
2014-03-22 22:05:04問題点の根本が、協力隊の入口が「地域の支援」で、出口が「定住」であるという、いつのまにか目的がすり替わっていることにあります。これは事業の立ち上げを行った明治大学の小田切先生が話していたことで、私も任期の最初から最後まで悩まされたことではありました。
2014-03-22 22:06:58また「地域おこし」というのも曖昧で、隊員自身がその設定をする必要があります。まず行動をして、実直に活動を続けていくと様々な「人のつながり」ができて、その結果論として、仕事を紹介してもらったり仲間が出来たりして「定住」につながるのかなというのが活動を通して思ったことです。
2014-03-22 22:13:38「地域おこし」という定義は色々ありますが、私なりの活動を通して、今後協力隊として地域に入る方に参考になればと書き記します。活動のポイントは3点。「地域に既にあるものをブラッシュアップすること」「人が集まる場を作ること」「苦情などの意見も全て聞き入れ改善できることは全てすること」
2014-03-22 22:24:13まず「地域に既にあるものをブラッシュアップすること」行政でありがちなのが、どこか別の地域の成功事例を視察して、そのまま自分の地域に当てはめようとすること。その地域が元々もつ魅力を伸ばすものでなければ、チェーン店やショッピングモールが来ることとあまり変わらないような気がします。
2014-03-22 22:29:54私は田舎に住んで、スタバの珈琲が飲みたい・ミスドが食べたいとよくつぶやくくらい、チェーン店は決して悪いものではないと思っています。ただ、チェーン店はどこの地域にもあり、採算が取れないと撤退してしまう。折角その地域の活動をするのであれば、ここにしかないなにかをまず探してみること。
2014-03-22 22:35:40そして、ここにしかないなにかをブラシュアップして、まずなにかをやってみること。そのやってみたことが、自分の地域の前例となっていきます。それはお金や人手があまりかからないものでいいと思います。ただ、自分や限られた人のみの利益になるものだと、地域おこしとしては継続していきにくい。
2014-03-22 22:47:08昨日の続き…「「人が集まる場を作ること」について。地域住民以外に、月に1度・年に1度でも、その地域を応援したい人がいます。そういう色んな階層の人を地域と繋げるのが、場作りです。具体的な場(店等)でも、イベント的な場でもいいです。そこに、色んな階層の人が一気に集まることが重要。
2014-03-23 12:31:26亀の歩みですが「人が集まる場を作ること」の続き…。地域に関わる場合、少人数では出来ることは少ないし継続しにくい。しかし、同じ思いで地域のことを何かしたい人をちょっとずつ見つけると新しく踏み出す可能性が増える。イベントや場を通して色んな階層の人が集まることで、出会いが産まれます。
2014-03-24 12:29:57まず、みんなが持ち寄る”なにかしたい”ことは、理想主義過ぎず無理がないこと、あと誰かが大きな損をしないことがいいです。うだつマルシェの場合は、既にある「うだつの町並み」で、みんなが持ち寄った野菜や手作りの品を販売をすることから始めました。ものが売れると、次回も頑張ろうとなります。
2014-03-24 12:36:39また、うだつマルシェで始まった「うだつちんどん」は、近所のおばあちゃんが昔うだつの町並みで見たチンドン屋を復活したいと始めましたが、参加しているメンバーは化粧をして面白い衣装を着るくらい。特別な芸はありません(四国大会で賞をとったブレイクダンサーもいますがw)。
2014-03-24 12:38:00「人が集まる場を作ること」によって、みんなのやってみたい、がちょっとずつ実現していき、これも地域の前例作りに繋がっていきます。規模をちょっと大きくしたい場合は、過疎地域では行政の関わりは必須。行政は前例があることは、前向きに取り組んでくれます。
2014-03-24 12:40:10「人が集まる場を作ること」は、なるべく長く継続していくことが重要です。急には仲間は集まりませんので、、、その為には何度も繰り返しになりますが、理想主義過ぎず無理が無いこと、大きな損になる人がでない場作りが重要です。場所代がかからない「住み開き」や「シェアほにゃらら」はすごくいい。
2014-03-24 20:42:42イベントをするにしても、チラシ+インターネットくらいの宣伝と、イベント保険くらいでできるものであれば長く続けられます。イベント内容は、集まった人たちで出来ることが何かを、話し合っていくと何かしらは出てくるものです。人は自分が思っているより、実は外に出すと面白い趣味を持っていますよ
2014-03-24 20:48:40うだつマルシェでは、ご近所さんやボランティアさんで「実はカブトムシとクワガタムシの収集をしている人」や「実はアロマセラピストの免許を持っている人」「実はプロなみに写真の上手な人」などなど、面白いネタを持っている方が沢山いました。よくよく話すと、本当にみんな可能性を沢山持っている
2014-03-24 21:22:14超亀ですが、最後の「苦情などの意見も全て聞き入れ改善できることは全てすること」について。色んな人が集まって、みんなのやりたいことが集まって、それを実現してみると、必ず、苦情・苦言などを言ってくる人がいます。直接は言ってこなくても、言っていたよという情報も、田舎ならではで入ります。
2014-03-26 17:54:31「苦情などの意見も全て聞き入れ改善できることは全てすること」について。苦情は最初耳に入ってくると、すごく腹ただしいこともあるけれど、ある程度本質をついていることもある。ただあまりにざっくりした意見だと、聞いておくだけでいいです。その意見の奥にある、改善できるなにかを探す必要がある
2014-03-27 21:57:56例えば「うだつマルシェ」ではある人に、「町並みを活かしていない」と言われたことがあります。その意見をよく聞いて見ると、古い建物の前に商店のテントを張って、建物が見えなくなっていたとのこと。それ以降、テントはほぼ空き地に配置することにして、商店の配置に気をつける様にしました。
2014-03-27 22:00:42苦情はよく聞いて見るとその解決方法が意外と簡単なことが多いのでなるべく意見を素直に頂いて、次回に訂正していきます。その細かい解決の積み重ねが、信用を得ていくことに繋がっていくと思います。反対意見だからといって詳細を聞こうとしなかったり、すぐにあきらめてしまうのはモッタイナイ。
2014-03-27 22:04:06またうだつマルシェでは出店者アンケートをとっていて「全体を禁煙にしてほしい」「スタッフがおしゃべりしていて意識が低い」と書かれたこともありました。これに対しては、喫煙所設置、スタッフは休憩の時は名札を外す等の、可能な範囲での対応を決めました。あまりに厳しい規則を作るのは無駄です。
2014-03-27 22:18:25. @babayoh 未だにずっと難しいのは、出店場所の苦情。場所によって人が少ないので、そこだから移動したいという意見だと他の出店者さんに迷惑がかかる場合がある。気をつけているのは、全体的に見て誰かが不公平感があったり、負担がかかりすぎるような改善はしないことかなー。
2014-03-27 22:31:37. @babayoh 出店者さんには、来てもらったからには、損をしないでかえって欲しいという思いはあるので、こちらが出来る限りの集客努力は惜しみません。 しかし、うだつマルシェは現状人件費はボランティアで賄っているので、出展費が少なくて済んでいるので、ハードルがそこまで高くない。
2014-03-27 22:46:35. @kamikawa_yui 第3回目のうだつマルシェは、出店者と来場者が第2回より落ちました。原因としてはゴールデンウィークにしたこと。(出店者さんが東京や大阪の大きなフェアにいってしまう)後発イベントはやはり開催時期をしっかり考える必要有りで、以降はなんとか純増しています。
2014-03-27 22:48:27