habari2011dunia さんの「放射性物質の体内残留量グラフ」の使い方

@habari2011dunia さんが作って下さった便利なページ「放射性物質の体内残留量グラフ」 http://bl.ocks.org/habari2011dunia/7643845 は食べたり飲んだり(経口摂取)した放射性セシウムの体内蓄積量の時間変化をたちどころにグラフに表示してくれます。WWWブラウザーがあれば誰でも使えていろいろな量を求めることができますので、使い方をご紹介します。ページを開いてこのまとめを見ながらぜひ使ってみて下さい。 1)ホールボディカウンター(WBC)検査の測定値から1日あたりの摂取量を求める 2)陰膳調査の結果から体内蓄積量を求める 続きを読む
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nao @parasite2006

コープふくしまの陰膳調査(検出限界値1 Bq/kg)で不検出判定になった家の5歳の子供がこの食事を1年間食べ続けた場合のCs137の体内残留量は1日摂取量1 Bq/kgx1 kg=1 Bqに対応し29.6 Bq/body 検算はここでhttp://t.co/vVcyymjTrp

2014-03-24 09:19:23
nao @parasite2006

コープふくしまの陰膳調査(検出限界値1 Bq/kg)で不検出判定になった家の5歳の子供がこの食事を1年間食べ続けた場合のCs137の体内残留量は1日摂取量1 Bq/kgx1 kg=1 Bqに対応し29.6 Bq/body。検出限界値50 Bq/kgのBABYSCANでも不検出

2014-03-24 09:21:48

(おまけ兼中級編の準備:陰膳調査の結果から尿中セシウム濃度を推定する)

nao @parasite2006

@habari2011dunia さんの動くグラフhttp://t.co/vVcyymjTrp を使えば、WBC検査の測定値から放射性セシウムの1日あたりの摂取量を求めたり、陰膳調査の結果から体内残留量を求めたりすると同時に放射性セシウムの尿中濃度の推定値も出せます。

2014-03-24 09:31:15
nao @parasite2006

コープふくしまの陰膳調査(検出限界値1 Bq/kg)で不検出判定になった家のお父さん(成人男性)がこの食事を1年間食べ続けた場合のCs137の体内残留量は、1日摂取量1 Bq/kgx1.5 kg=1.5 Bqに対応し213 Bq。このときCs137の尿中濃度は0.75 Bq/L

2014-03-24 09:34:53
nao @parasite2006

コープふくしまの陰膳調査(検出限界値1Bq/kg)で不検出判定になった家の5歳の子供がこの食事を1年間食べ続けた場合のCs137の体内残留量は1日摂取量1 Bq/kgx1 kg=1 Bqに対応し29.6 Bq/body。このときCs137の尿中濃度は1.0 Bq/Lで大人より高い

2014-03-24 09:39:59
nao @parasite2006

@habari2011dunia さんの動くグラフhttp://t.co/vVcyymjTrp が放射性セシウムの尿中濃度の推定に使っている1日の尿量(対象の年齢を選ぶと自動設定)は、このスライドhttp://t.co/uMPpCSiREI p.18の表にある年齢別の標準尿量です

2014-03-24 09:52:00
nao @parasite2006

余談ながらこのスライドhttp://t.co/uMPpCSiREI これまでにも繰返しご紹介して来ましたが、放射性セシウム測定のための尿検査の解説として現在望みうるベストの資料です。検査依頼の出し方から試料の準備のしかた、結果の読み方から過去データとの比較まで至れり尽くせり

2014-03-24 10:06:43

中級編:尿検査結果から体内蓄積量と1日あたりの摂取量を推定する(読み飛ばし可)

nao @parasite2006

尿検査結果が出たら、このスライドhttp://t.co/uMPpCSiREI p.6の方法で1日のセシウム摂取量と体内蓄積量の推定値(Cs134とCs137の合算)を出すのがこれまでは一番正確な方法でしたが、動くグラフhttp://t.co/vVcyymjTrp なら別々に推定可

2014-03-24 10:40:30
nao @parasite2006

例題として、先ほどからご紹介している茨城大学有志の会の尿検査解説スライドhttp://t.co/uMPpCSiREI p.21に出ている1950年代後半〜1969年代前半の日本人男子中学生の尿検査結果からCs137の体内蓄積量を推定してみます。

2014-03-24 10:47:16
nao @parasite2006

スライドhttp://t.co/uMPpCSiREI p.21に出ている1950年代後半〜1969年代前半の日本人男子中学生の尿検査結果のCs137の最低値はおよそ0.5 Bq/L(1960年)。

2014-03-24 10:52:26
nao @parasite2006

動くグラフhttp://t.co/vVcyymjTrp でモデル=ICRP、対象=15歳、核種=セシウム137、縦軸=尿中濃度と設定して(他は変更不要)リターンキーを押し、毎日1BqのCs137を食べ続けた時の尿中濃度の変化をグラフ表示させると定常状態の尿中濃度は0.53Bq/L

2014-03-24 10:59:32

[2014年4月1日追記]
1日の尿量(測定に使用した試料の体積ではない)の実測値がある場合は「1日の尿量」の欄に入力して下さい。この方が年齢別標準値を使うより正確な計算結果が出せます。尿検査結果から1日摂取量、体内蓄積量を推定する際には1日の尿量の値がどれだけ正確にわかっているかが結果を左右しますので、検査に出す際にはできるだけ実測しておかれることをおすすめします。詳しくはあとの「(動くグラフを正しく使って再計算)」の項をご覧下さい。

nao @parasite2006

これを見るとCs137の尿中濃度が0.5Bqだった1960年の日本人男子中学生は毎日約1BqのCs137を食べ、Cs137の体内残留量は約110Bq/body程度と推定されます(縦軸が尿中濃度のとき体内残留量は動くグラフhttp://t.co/vVcyymjTrp の右側に表示)

2014-03-24 11:13:49
nao @parasite2006

1950年代後半〜1960年代前半の日本人男子中学生の尿検査結果の最高値4.5 Bq/L(1964年)は、毎日1BqのCs137を食べ続けた場合の定常状態の尿中濃度http://t.co/UyBiktKNr6 0.53 Bq/Lの約9倍に相当するので(続き)

2014-03-24 11:19:02
nao @parasite2006

(続き)対応する毎日のCs137摂取量は4.5/0.53=8.5 Bq、体内残留量は116x4.5/0.53=984 Bq。これなら検出限界値300 Bqのホールボディカウンター検査で検出されます。

2014-03-24 11:23:23
nao @parasite2006

茨城大学有志の会の尿検査解説スライドhttp://t.co/uMPpCSiREI p.3に尿中セシウム濃度(Bq/L)と体内に蓄積されたセシウム量(Bq/kg)の関係の便利な目安があります。Bq/kg単位の蓄積量に年齢別標準体重(同じスライドのp.18)をかけるとBq/bodyに

2014-03-24 11:32:34
nao @parasite2006

「放射性セシウムの体内蓄積量は尿検査値のおよそ200倍」とは、15歳以上の場合の尿中セシウム濃度(Bq/L)と体内に蓄積されたセシウム量(Bq/kg)の関係(この単位なら約4倍)を標準体重(15歳60 kg、18歳以上65 kg)をかけてBq/body単位に換算しただけ

2014-03-24 11:40:01

上級編を追加するかどうかは思案中です。

2011年9月から定期的に尿検査を継続中の@guwati さんが早速動くグラフを使ってみて下さいました

nao @parasite2006

@habari2011dunia こちらこそ公開が遅れてすみませんでした。一人でも多くの方にこの便利な動くグラフhttp://t.co/vVcyymjTrp を知っていただいて、放射性セシウムの体内蓄積.. http://t.co/Wgw5cp3Y0l

2014-03-31 20:35:26

→体内蓄積を目で見て理解していただくのにこのまとめがお役に立てば幸いです。

guwati @guwati

@parasite2006 @habari2011dunia 測定した尿中濃度に合わせると0.1Bq/日になりました。

2014-04-01 01:32:56

(↑@guwati さんの尿検査は今回が4回目。前回までの結果から1日摂取量と体内蓄積量を推定した過程はこちらでご覧いただけます↓)

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