生活保護「改革」で生存権は守られるのか?~法「改正」に伴う省令案と基準引き下げを考える(3/25まとめ)

3月25日に開催された院内集会の中継ツイートまとめです。プログラムは以下のとおりです。 ■ 当事者による開会宣言 川西 浩之さん ■「生活扶助相当CPI」の問題点と基準引き下げの最新情勢 森田基彦弁護士 ■ 法『改正』の問題と省令案、何が問題なのか?」小久保哲郎弁護士 続きを読む
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徳武聡子 @Satoko_Tokutake

【再掲】-院内集会-生活保護「改革」で生存権は守られるのか?~法「改正」に伴う省令案と基準引き下げを考える~ ★3月25日12時~/衆議院第2議員会館多目的会議室 http://t.co/pnUTTqjpTU

2014-03-22 14:19:28
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

院内集会「生活保護「改革」で生存権は守られるのか?~法「改正」に伴う省令案と基準引き下げを考える~」が、いよいよ開始します。会場は急な宣伝にもかかわらず、既に満員の様子。司会は、雨宮処凜さん。

2014-03-25 12:02:02
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

当事者による開会宣言・川西浩之さん→いよいよ生活保護基準引き下げの第2弾が始まる。基準引き下げは体の不自由な者にとって生活意欲と外出意欲を削ぐ。介護や様々なことにお金がかかりやりたいことができなくなる。扶養義務強化がされると、自分たちの自立する気持ちを損なわせてしまう。→

2014-03-25 12:04:30
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

川西さん・大阪の扶養義務照会でも週に何回何ができるかや緊急連絡先を書けという。利用者を子ども扱い、馬鹿にしている。このような動きに負けないで、厚労省や財務省と話し合いたい。障害を持った者、様々な当事者の話し合いのできる場づくりの第一歩にしていきましょう。以上(拍手)

2014-03-25 12:05:48
稲葉剛 @inabatsuyoshi

院内集会始まりました。森田基彦弁護士が生活保護基準引き下げの問題点を解説。 http://t.co/duM5jROH5o

2014-03-25 12:16:19
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徳武聡子 @Satoko_Tokutake

第一部基調報告「生活扶助相当CPIとの問題点と基準引き下げの最新情勢」森田基彦弁護士→今回の引き下げは、合理的な装いをしておりわかりにくい。現時点でわかっていること、おかしいことを中心に話していく。わかりやすく説明したいが議論としては難しいので、了承いただきたい。→

2014-03-25 12:07:19
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)2013年1月31日に行動料が保護費削減の方針を公表、3年間で670億円、期末一時扶助のみで74億円。全体で96%が引き下げの影響を受ける。被保護世帯の平易に6.5%の引き下げ。これまでの引き下げと比べても前例はない。→

2014-03-25 12:09:53
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)他の低所得者向けの制度や最低賃金にも影響してくる。厚労省は、ゆがみ調整分が90億円、デフレ調整分が580億円と説明しているが、これが合理的か。様々な専門家が問題点を指摘している。その話をする。→

2014-03-25 12:11:06
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)ゆがみ調整分は、基準部会の検証結果、第1十分位という低所得層の消費との比較。従来、生活保護基準は消費水準均衡方式により定められていたが、第1十分位との比較ではない。また、第1十分位の所得の人たちは、生活保護基準かそれ以下の所得。この比較は際限のない引き下げを招く。→

2014-03-25 12:13:23
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)基準部会でも引き下げには慎重にという報告、つまり厚労省内部でも慎重論が唱えられていた。/次にデフレ調整分について。2008→2011にかけて物価が4.78%下がったと厚労省は主張。しかし、これは「生活扶助相当CPI 」という指標を厚労省が作りだして算出したもの。→

2014-03-25 12:14:56
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)この生活扶助相当CPIは、物価下落分が大きく反映されるようになっている。①計算方式、②ウェイト、③比較時点の取り方の問題、と言う3つの問題がある。/①について。物価指数とは物価の動きを2つの時点で比べて比率の形で示したもの。何%の価格上昇、下落したかというもの。→

2014-03-25 12:16:40
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)消費者物価指数について、これを管轄する総務省統計局はラスパイレス指数という計算方式で算出してきた。

2014-03-25 12:17:33
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

ラスパイレス指数の説明。ツイートでは説明しにくいので、画面でどうぞ。 http://t.co/o1YWwMkDQp

2014-03-25 12:18:51
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徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)ライスパイレス指数では、ウエイト(全体の中で1万分の●という支出割合の指数)に基準の年の物価指数を掛け合わせて、全体の物価指数を算定する。5年ごとの基準年に対象の品目を固定する。基準年の前後は「接続係数」をかけて統一的に計算できるようにしている。→

2014-03-25 12:24:54
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

(とりあえず、ラスパイレス指数の細かいところはおいといて、5年ごとに基準年が設定されて、その基準年はその後5年の基準年として働くとご理解下さい。)

2014-03-25 12:25:53
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)ラスパイレス指数は、2008年の基準年のは2005年、2011年の基準年は2010年として、接続係数を用い手比較する。しかし、生活扶助相当CPIは2008年も2011年も基準年を2010年として比較した。ラスパイレス指数のやり方と大きく異なる。→

2014-03-25 12:27:59
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)もともと、物価連動方式は基準部会では検討さえされなかった方式。さらに、ラスパイレス指数と基準年の取り方をしている。さらに2008年→2011年を比較するのに、2008→2010と、2010→2011で異なる計算方式を使って、それを強引につなぎ合わせた。→

2014-03-25 12:30:08
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)基準年を比較年より後の年に設定して、時系列を遡る計算をすると、物価下落が大きく反映されやすくなる。さらに、2008年と2011では本来の基準年が異なるため物価指数の算定の元となる対象品目も違っている。接続係数無しには比較できるものではない。→

2014-03-25 12:31:38
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)この生活扶助相当CPIは、何ら学術的な裏付けや検証が行われた者ではない。一方、ラスパイレス指数は19世紀に提唱されてから、しぶとく生き残ってきた計算方式。→

2014-03-25 12:33:05
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)また、生活扶助相当CPIでは、消費者物価指数に比べて教育関係や住宅関係の品目が除外され、残された品目の支出に占める割合が増大する。特に下落幅の大き電化製品の割合が増大する。→

2014-03-25 12:35:33
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

(ちょっと中継が途切れました)

2014-03-25 12:37:21
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

森田弁護士)様々な理由から、生活扶助相当CPIに合理性はない。/昨年8月に審査請求が引き下げられ、2ヶ月で1万件以上の審査請求が申立てられた。ぜひ反対の声をあげて欲しい。以上

2014-03-25 12:38:40
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

次に当事者発言・戸田さん)生活保護引き下げが昨年8月にあった。その前からやめて欲しいと訴えていたのに実施、さらに「改正」案まで。引き下げで困ること。まず食費を削る。それ以外に、一番危惧しているのは「息抜き」の時間が削られる。リラックスの時間を削ることはストレスをためることに。→

2014-03-25 12:41:31
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

戸田さん)次に、服や靴。ユニクロで安いのでも1000円以上もする。醤油などの調味料がなくなると、それを買わなければならないので日々の計算が狂ってしまう。→

2014-03-25 12:45:11
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