墓穴を掘った環境省

🌈白石草 @hamemen

環境省が報ステの甲状腺がん特集について、ネットに見解を掲載した件。桐生参事官は「番組に誤りはなかったため抗議はできなかったが、何かしなくてはと掲載した」と説明する。誤報でもないのに、行政サイトに特定の番組名をあげるなど恫喝に近いのではないか。簡単にやってよいことではない。

金子勝 @masaru_kaneko

【墓穴を掘った環境省】報道ステーションの小児甲状腺ガン報道に対して、環境省は突然「原発事故のせいではない」と言い出した。その論拠は「飯館村などで１０８０人の小児が調査され０．２マイクロ以下」だったである。だが、元の資料がとんでもない。 http://t.co/5B0ky5Xtlf

金子勝 @masaru_kaneko

【データのすり替え】ところが元資料を読むととんでもない。資料１３にあるのは、隣接する川俣村で測った黒塗りデータだけ。また資料１１いわき市の調査では２名のこどもが０．２マイクロ以上とでているだけ。飯館村そのもののデータがないのだ。 http://t.co/eAiuQ1sVxl

金子勝 @masaru_kaneko

【測定法の問題】上記の添付資料４によれば、その時の測定法は、１０秒間、NaIシンチレーションでγ線を測っただけ。ヨウ素１３１は９０％はベータ線で、１０日以上たって、Naiでの正確な測定は至難である。バックの放射線量が高いと不正確で、精密検査でないとγ線での測定は無意味なのだ。

金子勝 @masaru_kaneko

【また始まった情報操作１】現場での検査官が「線量が低い場所での測定かホールボディーカウンター」（資料７－２）としたのに対し、結局、資料２３では、「このような追跡調査を行う事が、本人家族及び地域社会に多大な不安・いわれなき差別を与える恐れがあること」などの理由から追跡調査せず。

金子勝 @masaru_kaneko

【また始まった情報操作２】３頁には、精密検査を（放医研が？）が強硬に拒絶したとある。考えてみれば、３．１１の3日後に保安院も文科省のモニタリング職員も逃げ、データをとられず証拠が消されてしまったが、それは今も続いているのだ。だが、「影響がない」と「証拠がない」は決定的に違う。

金子勝 @masaru_kaneko

【環境汚染省】５０００人の原子力官僚の多くが環境省に逃げ込んだ結果、環境汚染省になった。そして報ステに反論しようとして、環境省は前代未聞の墓穴を掘った。いま南川前事務次官は、中間貯蔵施設推進本部長に天下りし、破綻しつつある汚染土の「ぼた山」（汚染のシンボル）作りに邁進している。

金子勝 @masaru_kaneko

福島原発事故処理に当たる作業員約6200人のうち142人の被曝量推計が誤った方法で行われ、うち３人は法律で定められた被ばく線量の限度を超えていた。小児甲状腺ガンの検査もそうだが、そもそもきちんと測定していないのに、影響云々できるのか。 http://t.co/TTnX6eH1uK