「百合男子」感想、百合姫2014年5月号を読んで
そういや今月の百合姫読んだ。で「百合男子」が一周回って逆に理想的な漫画みたいな感じになって来てた。今回読んで思ったんだけど、倉田嘘さんほんっっっっっっっとうに自分のこと大嫌いだよね!! 僕には分かる!!
2014-03-27 00:39:34なんていうか、自分自身を否定することはやめずに自分自身を否定する自分自身の否定を始めて、自分自身に否定されていた自分を肯定するという事はしなくて、結局自分自身の何もかもを否定している、みたいな感じなのが救いようなくて素晴らしいです、「百合男子」。
2014-03-27 00:48:54花寺の扱いの悪さは普通の漫画として読む分には明らかに問題なんだけど、あいつは倉田嘘さん自身の分身で、倉田嘘さんが自分を嫌いじゃなかったらこの漫画は成立しないから仕方ないんだと今月号を読んで悟ったよ
2014-03-27 00:51:18もちろん「自分が嫌い」=「男が嫌い」なんだけど、その一方で「現実と捜索を混同して男を否定する自分が嫌い」というのが最近の「百合男子」なので、花寺以外の男キャラを総動員にして花寺=倉田嘘自身を否定しているというのが今の「百合男子」なんだよ、つまり
2014-03-27 00:55:23「百合男子」作中の男子は花寺を否定することで初めて肯定的な存在として描かれ、その一方で鳳の妻しかり籠目の姉しかり、女子は絶対的に正しい存在として描かれている
2014-03-27 01:08:43一巻巻末のインタビューを読むと分かるんだけど、倉田さんは最初花寺を「読者に嫌われないキャラ」を目指してすっごい気を使うキャラみたいな感じで描こうとしてたけど、りっちぃの「もっと自分を出して自由に書いた方が良いよ?」的なアドバイスを受けてああいうキャラになったんだよね
2014-03-27 01:14:55今となってはそれが完全に裏目というか、結局「人に好かれるキャラにしなくても良い」という方針が暴走して花寺は「否定したい自分」を詰め込んだ厭なキャラになってしまったんじゃないかとも思ってる
2014-03-27 01:22:12さっきは「一周回って理想的な漫画になって来た」とは言ったものの、ぶっちゃけこれクソ映画やクソアニメをいじり倒すのと同じノリなので、やっぱり最近の「百合男子」はどうかと思います
2014-03-27 02:02:30そもそも「百合男子」は自己否定の話なので、それが更にメタになったというだけで実は軸はブレてないのかもしれない。けど「花寺は頭がおかしいので徹底的に否定されるべき迷惑な人間」みたいな描き方はどうかと思う、という意見に関しては変わっていないです。
2014-03-27 02:03:36だって全然共感できないですもん。僕が今共感してるのも倉田嘘さん本人に対してであって、花寺にじゃあない。本編内の台詞を捩るなら「倉田嘘前に出過ぎだろう、常識的に考えて」ってところ?
2014-03-27 02:07:38ここでりっちぃの言葉を引用「主観的になることを恐れるな」「皆に批判されるんじゃないかとか、こんなこと言われるんじゃないかとか、そんなのどうでもいいから、あなたが魅力的だと思う啓介にしてください」
2014-03-27 02:13:22「花寺を嫌われないキャラにする」が引っくり返って「花寺を嫌われるキャラにする」になってるだけで、全然この教えに沿えてないと思うんですよね、今の「百合男子」
2014-03-27 02:28:21花寺は確かに最初からおかしい人間だったけど、一時期は「百合ーダー」とも呼ばれていたし、あの頃は本当に活き活きしていたと思うんですけどね・・・今はなんていうか、生贄の山羊・・・?
2014-03-27 02:47:39花寺を「悪役」としたいのは分かるんだ。初期は花寺の迷惑さを面白おかしく描くような作風だったし。でもこれヒューマンドラマでしょう? 「頭がおかしい不快な奴をフルボッコにする」じゃなくて、真面目に花寺啓介という人間を描いてよ。・・・みたいなことなんですよ僕が言いたいのは!
2014-03-27 03:16:36大嫌いな自分と向き合いたくないのは分かるけどさ! 「百合男子」を描いてるあんたがそれをやってくれなきゃ、僕ら読者はどうすれば良いのさ!
2014-03-27 03:19:22