黒子のバスケ被告人意見陳述全文を読んで考えたことのメモ

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堀井義博 @yoshihirohorii

これか RT @hachiya: なんか色々考えさせられる。『日本社会はこの「無敵の人」とどう向き合うべきかを真剣に考えるべきです。』「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開2(篠田博之) - Y!ニュース http://t.co/IR7i2oNhKv

2014-03-17 23:22:41
堀井義博 @yoshihirohorii

これが導入 → 『黒子のバスケ』脅迫事件初公判で渡辺被告が主張した犯行動機(篠田博之) - Y!ニュース http://t.co/NmiocTZVbW

2014-03-18 00:23:34
堀井義博 @yoshihirohorii

これが意見陳述全文の前半 → 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開1(篠田博之) - Y!ニュース http://t.co/4iycQVlD4M

2014-03-18 00:24:51
堀井義博 @yoshihirohorii

これが意見陳述全文の後半 → 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開2(篠田博之) - Y!ニュース http://t.co/IR7i2oNhKv

2014-03-18 00:25:20
堀井義博 @yoshihirohorii

昨夜読んだ「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述の全文だけど、つまり彼は「批評としての犯罪」を行ったのだと言いたいのかなと思った。物議を醸すことが目的化している「ゲンダイビジュツ」との違いが限りなく曖昧な感じがして、で、どうして「アート」に出来なかったんだろう、と考えたりした。

2014-03-18 08:38:16
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii まぁ彼自身にしてみれば、あれが彼の「アート(art=人の為す事)」なのかもしれん。最初にこの事件を知った時、犯罪のプロットは、エド・マクベインの「キングの身代金 (1959)」が原作で黒澤明が監督した「天国と地獄 (1963)」の模倣だと思った。

2014-03-18 08:48:37
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii ただし映画(原作小説は私は読んでない)では、主犯は、極刑に処される運命に打ち震えていた。死刑なんか怖くないと言いながら、よく分からないけど身体が震えるんだとがなり立てていた。

2014-03-18 08:52:22
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii フィクションと現実の犯罪とを一緒に語るのもどうかとは思うが、フィクションを通じてしか分かり得ない、伝えられないことというのは、我々人間にはとても多い。フィクションをフィクションとしか思えず、軽んじる姿勢は、こういう現実に対して極めて脆弱な気がする。

2014-03-18 08:53:58
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii まぁとにかく私は、この渡辺博史被告は、事件を起こす以前に、黒澤の「天国と地獄 (1963)」を観たか、もしくはマクベインの「キングの身代金 (1959)」を読んだかしたのはおそらく間違いないと思う。ただ私は小説の方は読んでないので何とも言えないが。

2014-03-18 08:58:49
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii で、「批評としての犯罪」などと言うと、我々としては必ず「批評としての建築」を連想するワケだけれども、両者の違いがどこで発生するのか、両者はどこで道を分かつのか、ちょっと考えてみたいと思った。

2014-03-18 09:03:28
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii 単純に言えば、建築は、例えそれが「批評として」構想されようとも、前提条件として、依頼主の要望に応ずるものでなければ実現し得ない、という点が絶対的なワケだが、犯罪の場合には依頼主はおらず、だから依頼主との「共通のゴール」も持たない。

2014-03-18 09:05:54
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii 彼はむしろ、自分の犯罪(=プレゼンテーション)を通じて、実体というよりは抽象概念である司法権力という名の「お客さま候補」に向けて、自分と「共通のゴール」を共有するよう呼びかけてさえいる。

2014-03-18 09:11:48
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii その「共通のゴール」とは、「司法権力さま、どうかわたしと共に、わたしを、あるいはわたしのような存在を、一人残らず社会から抹殺しましょう!」という呼びかけであり、プロジェクトなワケだ。Recursive Holocaust 再帰的ホロコースト。

2014-03-18 09:15:19
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii 一番の違いがあるとしたら、実体的なもの(←実態じゃないよ)と、抽象的で実体を伴わないものとの区別が付けられるかどうか、に掛かっている感じはする。確証は無いけど。

2014-03-18 09:22:10
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii 抽象概念は抽象概念のまま取り扱わなければならない。そこに実体性を見い出してしまう時、人は境界を越えてしまっている。私も抽象概念が大好き(笑)な人間だが、実体的なインターフェイスを通じて抽象概念に至るルートが大好きなので、この逆転は私には生じない。

2014-03-18 09:24:05
堀井義博 @yoshihirohorii

@yoshihirohorii だいぶ以前にこんなことを呟いている。 → https://t.co/WzWkb6XdWL 私にとって建築というのは「まさにこれ」であり、建築だけが我々人間に抽象概念への入口を用意してくれると思ってる。だけどここで言う建築は既に抽象概念だったり!

2014-03-18 09:33:55