- nenohi_bot
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お昼の小ネタだよ。 「戦艦vs航空機」について補足なんだよ。 実は真珠湾当時は「戦艦を倒せるのはより強力な戦艦のみ」って考え方が一般的だったんだよ。 いわゆる「大艦巨砲主義」だよ。 空母と航空機はあくまで補助的な役割で、本気を出した戦艦にはかなわないとみられてたんだよ。
2013-12-08 12:00:21真珠湾で50隻近い大艦隊と港湾・航空基地があったのに、日本が8隻の戦艦だけを集中攻撃したのも、一つにはその常識のため、みたいなんだよ。 後世、基地を攻撃しなかったのが失敗、と言う人もいるけど、当時としてはたとえ停泊中であっても、そこまでしないと戦艦は沈まないと考えたみたいだよ。
2013-12-08 12:05:06そんなわけで後世の判定は別にして、航空攻撃で戦艦に大打撃を与えた真珠湾攻撃は、日米双方で大ニュースになったんだけど… 実はこれに先立つ1941年5月、欧州でもこの「戦艦vs航空機」の常識に衝撃を与えた、一つの事件があったんだよ。 それが「ビスマルク追撃戦」だよ。
2013-12-08 12:10:03この戦いは、ドイツ海軍最強といわれた最新鋭戦艦ビスマルクを、英海軍が全力で追撃、撃沈した戦いなんだけど・・・ このときビスマルクは、空母アークロイヤルの艦載機隊の攻撃で航行不能寸前まで追い込まれて、逃げ切れなくなったところを撃沈されているんだよ。
2013-12-08 12:15:02ビスマルクはこれに先だって英戦艦フッド、プリンスオブウェールズを一方的に撃破したうえ、英海軍の艦船を悠々と振り切るほどの高速を兼ね備えていたから、それほどの戦艦が航空機の攻撃であっさりと致命傷を負わされたことは、海軍関係者を驚かせたんだよ。
2013-12-08 12:20:05そんなわけで「戦艦vs航空機」の常識にヒビが入った同じ年の12月、真珠湾では停泊中とはいえ8隻もの戦艦が沈められたり被害を受けたりして・・・ トドメに、それまでの常識を完全に覆す事件が起きるのは、真珠湾のほんの数日後の事なんだよ。 でも、お話はまたその日になったらなんだよ。
2013-12-08 12:25:08