日本人にアドラー心理学は難しいのかな

仲村貴🍬 @nakamura795

@kiss_to_killy 「嫌われる勇気」課題分離で検索しました。よろしくお願いします(*^^)v自身と他者の課題が融合してしまう病理が、言葉の世界と自分がフュージョンしてしまうACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の病理の発展型だなぁと考えてます(*^▽^*)

killy @kiss_to_killy

アドラー心理学というのは、共同体感覚のない人には多分理解できない筋なんだろうなと思う。そして馬鹿アドラーが多いのは、それだけ共同体感覚を持っていない人が多いということでもあるんだろうな。最近思うのだけれど、日本人の言う「優しさ」って、他人の課題に勝手に踏み込むことなのかも。

killy @kiss_to_killy

仮にもしそうなのだとしたら、日本人にはアドラー心理学は、実践以前に理解そのものが、大変に難しいのかも。西欧人は、個の概念があるから、もはや身につけた感覚として、自分の課題と他人の課題の切り分けができているので、課題の分離なんてことをわざわざ言う必要がない。

killy @kiss_to_killy

「人に迷惑をかけない限り、自分の責任において何をしてもいい」というのは、アドラー的に言い直すと、「共同体への破壊的行動でなければ、自分のケツは自分で拭く覚悟のもと、何をしてもよい、自身の人生は自身で選択するしかないんだよ」いうことになるかと思う。

killy @kiss_to_killy

ただ、このアドラーの言うところの「共同体」感覚というものご欠如していると、口先やあるいは言っている本人は自覚してないけれど、「人に迷惑をかけない限り…」という筋は、実は「私に嫌な思いをさせない限り」という、取引論だったりしている。これを強制されると、パワーゲームにならざるを得ない

killy @kiss_to_killy

アドラー心理学の限界は、共同体への貢献的行動とはどのようなもので、共同体への破壊的行動とはどのようなものかを、定義できないところ。これはアドラーが価値相対論の立場に立っているから。全世界全生命に適用できるひとつの絶対善というものは、ないから。

killy @kiss_to_killy

まあだからこそ、共同体感覚の育成というのは、アドラー心理学にとって非常に重要なテーマなんだよな。でも、結局なんで共同体感覚がある方がいいのか？と聞かれたら、最終的にはアドラーは「戦争は、国が勝っても個人は幸せにならないじゃない、ものすごい死者をだすだけだ、戦争やだ！論が根底にある

killy @kiss_to_killy

アドラーの言っていることは、善悪とか正誤の話ではなくて、こういう風にしたり考えたりしたら、平和に暮らせそうですよ、という方法論なんだけれど、これが価値絶対論者にはどうも、「アドラーの言っていることは正しい！アドレリアンでないと悪い親・悪い人！」となりやすい。

killy @kiss_to_killy

野田先生おっしゃるところの「口先アドラー」だ。アドラー心理学を理解してないのに、勝手理解でわかった気になってるあほアドラーだわね。別にアドラーいいね！と思えない人や思わない人だっているのだから、アドレリアンであるべき！アドレリアン正義！なんてことはなくて、まあ宗教みたいなもんだ。

killy @kiss_to_killy

ただ、どんな宗教も、教学というものを理解していないと、それはその宗教もどき、その宗教ベースの別宗教なのと同じように、違うものをアドラー心理学だと言われても、アドレリアン達は違いますよ、というしかない。

killy @kiss_to_killy

アドラーが最も嫌いだった言葉に「正義」というものがある。人は正義の名の下に戦争をしたりする。でもその正義は、違う宗教や習慣や国の人によって、何が正義なのかはまちまちだ。価値相対論の立場に立つとそうなる。だからアドラー心理学は善悪とか正誤ではなく、幸せに生きるということに役立ちそう

killy @kiss_to_killy

という、ひとつの方法論でしかない。そこがわかっていないと、アドラー心理学は正義だとか正しいとかって勘違いしてしまう。アドレリアン達は、自分がアドレリアンとして生きようというそれぞれの決意のもとに、アドレリアンとして生きようとしているだけだ。だから他人に強制しない。

killy @kiss_to_killy

原始仏教というのは、実は究極の価値相対論だし、人の苦しみとは何か？ということが根底にあるから、アドラーの価値相対論的プラグマティズムと親和性が高い。ただアドラーは人の幸せとは何か？からスタートしているけれど、釈尊は人の苦しみとは何か？からスタートしている。アヴォイド的アドラー？w

killy @kiss_to_killy

アドラー心理学は、究極のただひとつの幸福論ではない。仏教でもキリスト教でもイスラム教でもヒンズー教でも天理教でも、それを素敵と思う人がいて、幸せになりたい人がその宗教で幸せになれるなら、なんでも好きなのやればいいのと同じように、アドラーもまた、ひとつの方法論なのだから、

killy @kiss_to_killy

アドラー素敵きゃっきゃっ♪と思う人がアドラーをやればいいだけだ。ただ私は子どもをアドラー的育児を心がけたら(当然、かんぜんではない)子どもとの関係性は極めて良好だし、子どもはそれなりに賢く主体的にそだっているので、アドラーの効果を実感している。

killy @kiss_to_killy

美味しいレストランを見つけたら、友達に美味しいお店あるんだよ〜と紹介したくなる程度のノリで、アドラーを紹介したいなとは思う。ただ、あなたの「美味しい」は私の口に合わないんだよね、っていう人は当然いるだろし、

killy @kiss_to_killy

だから、それどこにあるお店？って興味を持ってくれた人に、私が美味しいと思うそのレストランを紹介するように、アドラーに興味を持ってくれた人には伝えられたらいいなと思う。ただ私はあほだし、まだまだあほアドラーなので、ずっともっと、精進していきたいな。

killy @kiss_to_killy

お師匠さんと、何かが「ある」系、仏性が「ある」悟りが「ある」という思想や言説は、諸行無常と反するので、仏教ではないのだけどねぇという話をして、なんとなく仏性系の人に私が感じていた違和感とか気持ち悪さみたいなものを、言語化していただけた気がした。そこから、今度はアドラー理解が進んだ