茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1203回「国会議事堂の、建て替え計画」

脳科学者・茂木健一郎さんの4月1日の連続ツイート。 本日は、最近耳にしたある情報について。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイートをお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、最近耳にしたある情報について。

2014-04-01 06:42:31
茂木健一郎 @kenichiromogi

こた(1)2020年の東京オリンピックが決まり、首都東京の機能の一層の充実が図られる中で、一時期喧伝された首都移転も、すっかり話題に上ることがなくなり、むしろ、世界都市としての東京を、いかに魅力的なものにしていくか、という点に関心が集まっているようである。

2014-04-01 06:46:34
茂木健一郎 @kenichiromogi

こた(2)そんな中、ある情報を耳にしたので、ぜひ、このツイッターを読んでくださっている方々にシェアして、どのようにお考えか伺いたいと思う。私は、自民党や、民主党、その他の政党に議員さんの知り合いが何人かいて、首相経験者の方も知る機会があって、この情報を耳にすることができた。

2014-04-01 06:48:02
茂木健一郎 @kenichiromogi

こた(3)というのも、国会議事堂の建て替え計画があるというのである。首相官邸はすでに建て替えられ、三権の一翼、国会議事堂もそろそろ建て替えようというプランが、極秘に進行している。その内容が、たいへん興味深いものなので、ここでみなさんにお披露目したいと思うのである。

2014-04-01 06:49:07
茂木健一郎 @kenichiromogi

こた(4)現在の国会議事堂は、1936年(昭和11年)に建設され、設計はドイツ人建築家アドルフ・ステヒミューラーらによる。威風堂々たる建物であるが、すでに80年近くが経過し、また、その様式が、現代の民主主義の精神、風土に合わないのではないかという視点から、極秘に検討されてきた。

2014-04-01 06:51:19
茂木健一郎 @kenichiromogi

こた(5)すなわち、今の国会議事堂は権威を表しているが、現代から未来に向けての考え方としては、より透明性を増したい。政治に対する信頼を回復するためにも、次に建設される国会議事堂は、重要な部分はガラス張りとして、衆議院、参議院の本会議場も外から見えるようにすると言う。

2014-04-01 06:52:50
茂木健一郎 @kenichiromogi

こた(6)総ガラス張りの議事堂は、例がないわけではない。長岡市の市議会は、ガラス張りの本会議場が市民の集う広場から見える。このため、自民党を中心とするプロジェクトチームが長岡市に視察を重ね、総ガラス張りの国会議事堂を建設するための詳細な検討をしていると伝えられている。

2014-04-01 06:54:08
茂木健一郎 @kenichiromogi

こた(7)また、新国会議事堂は、プロジェクションマッピングなど、最新のテクノロジーを用いて、たとえば永年在職議員表彰においては、新議事堂いっぱいにその議員の由来、代表質問などの活動場面、そして賛成成立させた法案など、魅力的な映像の投射が可能になると、議員たちにも好評である。

2014-04-01 06:58:02
茂木健一郎 @kenichiromogi

こた(8)総ガラス張りの新国会議事堂の建設時期だが、驚くことに、2020年の東京オリンピックに間に合わせる案が浮上しているという。アベノミクスの成長戦略の一翼でもある。オバマ大統領の4月23日からの来日時に、安倍首相が「Yes, we can」と発表する方向で検討されている。

2014-04-01 07:01:00
茂木健一郎 @kenichiromogi

こた(9)新国会議事堂は現在の議事堂を取り壊して建設されるため、その間の国会の開催場所が課題になる。数年くらい開催しなくても大丈夫という意見はあんまりだと却下され、日本相撲協会と協議の上、「国会**場所」という地方巡業の形式をとることで、地方活性化につなげる案が浮上している。

2014-04-01 07:02:47
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、以上、連続ツイート1203回「国会議事堂の、立て替え計画」でした。

2014-04-01 07:03:30