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ナボコフの文学講義をめぐる談義

批評とか文学論を考えるさいの参考になれば幸いです。
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牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

これを聞いて「オレ普通の読者だもーん」とか言うヤツ、きっといるよね。 RT @tolle_et_lege ナボコフが云っていたのはこうだった。「ひとは書物を読むことはできない。ただ再読することができるだけだ。良き読者、一流の読者、積極的で創造的な読者は再読者なのである」//

2014-03-31 22:05:39
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

まあ、ナボコフの言う「良き読者(=再読者)」だって、それを目指しているのではなく、読む楽しみで自然とそうしているのだけど。 RT @tolle_et_lege 二流の読者でありたいと云われても、そうですかというか、だからどうしたと云えるくらい。人それぞれ目指すところは違うだろう。

2014-03-31 22:29:28
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

ナボコフの小説は好きだし、「小説」「本」の読者に〈一流〉とか二流三流がいると彼が言うのにも反対はしない。そして僕が彼の言う〈一流〉の読者に該当しないことは間違いない。 けど、二流三流の読者をわざわざdisってみせるナボコフは、「世界」の読者としては一流には見えないな。

2014-04-01 08:34:36
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

ナボコフの言う内容に間違いがないとは思うけど、バカ読者をただ心のなかで軽侮することと、軽侮をわざわざ発言で表明してみせることとは、まったく違う。 ナボコフの小説が(僕のおつむで読み取れる範囲で)大好きだけど、軽侮ポーズはただの恨み言だ。背後には彼の余裕のなさしか読み取れない。

2014-04-01 08:44:45
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

一流でない読者をわざわざdisるとき、ナボコフは自分のなかにある否定的な気持を、不都合な他人に転嫁して八つ当たりしているように見える。 僕も彼の愚痴に共感してた時期があったけど、自分のなかにある否定的な気持をナボコフの敵に転嫁して、勝手に溜飲を下げていただけだ。そんなの幸薄いぜ!

2014-04-01 08:54:28
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

一流/二流みたいに言うのは没落貴族的ですね。 RT @chinoboshka 一流でない読者をわざわざdisるとき、ナボコフは自分のなかにある否定的な気持を、不都合な他人に転嫁して八つ当たりしているように見える。 僕も彼の愚痴に共感してた時期があったけど、//そんなの幸薄いぜ!

2014-04-01 11:37:06
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

ぼくはもっぱら「またナボコフ先生に叱られちゃったー」的な気持ちで読んでいます。戒めというよりも軽くマゾヒズム。 @chinoboshka

2014-04-01 11:39:06
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

『文学講義』は大学授業用なので啓蒙の意図だったと。 RT @chinoboshka ナボコフの言う内容に間違いがないとは思うけど、バカ読者をただ心のなかで軽侮することと、軽侮をわざわざ発言で表明してみせることとは、まったく違う。 //背後には彼の余裕のなさしか読み取れない

2014-04-01 11:41:16
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

しかし、ナボコフの威を借りて、ひとを嘲笑うのはよくない。まず、自分を省みないとね。

2014-04-01 11:44:25
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

@omelette1975 はい。おっしゃるとおりです。ナボコフの読者罵倒は甘えていて、芸として(僕には)つまらない、とdisっております。

2014-04-01 13:12:35
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

書評のさわり―― これらの作品を読んで、「異常な状況における極限の精神状態」とみなすことはたやすい。健康な自分には関係のないことだ、と。しかし、本当にそうだろうか? エヴンソンが描く境地は、じつは普段の生活からほんの半歩の距離かも http://t.co/7AOmEl1h6u

2014-04-01 13:28:23
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

@ShindyMonkey 以前人に「ナボコフはなんでこういつも機嫌悪いの?」と訊かれたとき、僕も牧さんや阿部さん( @omelette1975 )のように答えていたのですが、あるとき、考えかたが変わってしまいました。

2014-04-01 13:41:26
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

@ShindyMonkey @omelette1975 (牧さん阿部さんがそうだというのではなく、あくまで僕は、ということですが)ナボコフのdisり芸とか読者のM的快楽とか、要は文学を口実にした自己愛肥大的な相互依存の場に俺が自分を置いてるだけなんじゃん、って思っちゃった。

2014-04-01 13:46:11
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

はい。「自己愛肥大的な相互依存」から脱却するのは至難。気をつけます。 RT @chinoboshka //ナボコフのdisり芸とか読者のM的快楽とか、要は文学を口実にした自己愛肥大的な相互依存の場に俺が自分を置いてるだけなんじゃん、って思っちゃった。 @omelette1975

2014-04-01 14:06:53
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

@ShindyMonkey @omelette1975 ナボコフのdisり芸って、彼の弱い部分で読者の弱い部分と繋がるわけで、ファンを前にした太宰治のやり口と構造ちょっと似てますね。「この人みたいな極限に私は立てない、けどこの人の正しさを解る私でありたい」って気にさせる技。

2014-04-01 14:14:05
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

RT @chinoboshka ナボコフのdisり芸って、彼の弱い部分で読者の弱い部分と繋がるわけで、ファンを前にした太宰治のやり口と構造ちょっと似てますね。「この人みたいな極限に私は立てない、けどこの人の正しさを解る私でありたい」って気にさせる技。@omelette1975

2014-04-01 14:56:13
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

『文学講義』当時を考えると、ナボコフは切実・必死だったでしょうね。文芸評論は印象批評かゴシップ、文学研究は理論先行、読者は物語やメッセージばかり読もうとする。いわば四面楚歌だったわけで。 @chinoboshka @omelette1975

2014-04-01 14:57:09
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

ぼくがいま『文学講義』を読むと、超一流作家のナボコフ(偉いひと)が貴族的な上から目線で言っているように思うのだけど、その当時のナボコフはほとんど誰にも相手にされなかった。その点で太宰治に似ている? 太宰のほうがまだましかも。 @chinoboshka @omelette1975

2014-04-01 14:58:18
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

ぼくのように小説作品からナボコフに接した者は、『文学講義』を読んで吃驚する。華麗に技巧を駆使するのではなく、ある意味、素朴で愚直な読みの精度をひたすらあげていくので。

2014-04-01 15:03:15
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

同じことを言うのにも、あそこまで感情の強度を載せずに言うこともできたのではないか?といま生きてる私など安易に思っちゃいますけど、当時の北米の状況では難しかったのかもしれませんねー。 @ShindyMonkey @omelette1975

2014-04-01 15:07:56
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

ですです! そんなにイヤだったんかいな、と @chinoboshka 同じことを言うのにも、あそこまで感情の強度を載せずに言うこともできたのではないか?といま生きてる私など安易に思っちゃいますけど、当時の北米の状況では難しかったのかもしれませんねー。 @omelette1975

2014-04-01 15:10:14
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

彼は世界を「一流読者」と「それ以外」に分け、後者を彼が考える「文学」の価値観に従って軽侮しますが、後者に属する僕は、文学でなく「芸術を解さぬ世間一般」の価値観に従って、彼の物言いを雑で非効率と思ってしまうのです。 @ShindyMonkey @omelette1975

2014-04-01 16:52:41
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

彼の物言いに追随してたころは、少しでも「芸術解ってる」側に立ちたかっただけでした。当時の僕は承認不安を抱えたスノッブな読者でしたから、「ナボコフのクダ巻きを甘やかせる俺でありたい」と下らない満足感を満たしていたのです。 @ShindyMonkey @omelette1975

2014-04-01 16:58:26
千野 帽子『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 @chinoboshka

文学・芸術の美名は僕の生活のなかでそこまで重要ではないから、彼の人当たりの不安定さにつきあう体力はありませんが、言うまでもなく彼の講義録やエッセイは勉強になるしおもしろいし、彼の小説も大好きなんですよ! @ShindyMonkey @omelette1975

2014-04-01 17:23:21
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

ナボコフの考え方は魅力的で作品は素晴らしい。それは大前提ですね。 RT @chinoboshka //彼の人当たりの不安定さにつきあう体力はありませんが、言うまでもなく彼の講義録やエッセイは勉強になるしおもしろいし、彼の小説も大好きなんですよ! @omelette1975

2014-04-01 17:28:08
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コメント

未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2014年4月1日
ナボコフの文学講義を受けた人ではジョン・アップダイクが有名です。ていうか2人を知ってる人はみんな知ってる。
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