衆道古典…改め男色近代文学bot・平成二十六年「卯月たはけ」祭

衆道古典bot @syudo_bot

「天は攻めの上に受けを乗らせず受けの下に攻めを寝かせず」と言えり。されど原作より薄い本を生ずるには、万人に万人みな違う嗜好ありて、カップリングに貴賤上下の差別なく、妄想の源たる愛と欲との働きをもって天地の間にあるよろずの男子をアヘらせ（以下略）　from『ファック本のすすめ』

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跡部様は上手な庭球打ちにて『テニヌ』は定番ジャンルに有之候。その跡部様や『テニヌ』を崇拝するは誠に王国民の義務などと申すものの、実はかく申す生も数年前までは『スラダン』崇拝の一人にて候ひしかば、今日飛翔系がジャンルの栄枯盛衰は能く存申候。　from『俺の嫁に与ふる書』

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吾輩はネコである。タチ経験はまだ無い。どこで掘られたかとんと見当がつかぬ。何でも酔ったところを薄暗いラブホテルに連れ込まれてアンアン喘いでた事だけは記憶している。吾輩はここで始めてトコロテンというものを味わった。　from『我輩はネコである』

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学校には寄宿舎がある。授業が済んでから、寄って見た。ここで始て男色ということを聞いた。僕なんぞと同級で、毎日馬に乗って通って来る蔭小路という少年が、彼等寄宿生達の及ばぬ恋の対象物である。（←原文ママ）　from『ヰタ・セクスアリス』

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「東海の小島の磯の白砂に　わが穴濡れて　兄とたはむる」 「不来方のお城の草に押し倒し　オラァ！と吸はせし　十五のアソコ」 from『イチャつくの好きな』

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「この受けを脱がせてな、この攻めにハメさせて、本を出そうと思うたのじゃ。」下人は、老婆の新刊が存外、逆カプなのに失望した。　from『出そう本』

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『クラムボンは「ふわり」とわらったよ』 『クラムボンは薄桃色の胸の飾りを舌先で弄られて悶えたよ』 『クラムボンは体の芯を灼熱の肉棒で抉られて切なげに息を吐いたよ』 『クラムボンは痣ひとつない綺麗な背中を弓なりにのけぞらせつつ絶頂に至ったよ』 from『やまおちいみなし』

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変にくすぐったい妄想が原稿中の私を微笑ませた。受の尻へピンク色に輝く恐ろしいローターを仕掛けて来た鬼畜な淫乱が攻めで、もう十ページ後にはこの受けがパンツの中をシミだらけにして大射精をするのだったらどんなにおもしろいだろう。　from『挿れもん』

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夢精をするのが何人もいた。誰もいない時、たまらなくなって自涜をするものもいた。――棚の隅にカタのついた汚れた猿又や褌が、しめっぽく、すえた臭いをして円められていた。（中略）――それから、雑夫の方へ「夜這い」が始まった。（←原文ママ）　from『蟹工船』

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「悪魔の子としてこのうえ生恥を曝そうより、君と抱き合って死んで行くほうが、どれほど嬉しいか。蓑浦君、地上の習慣を忘れ、地上の羞恥を棄てて、今こそ、僕の願いを容れて、僕の愛を受けて」（←原文ママ）　from『孤島の鬼』

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「ごん、お前だけだよ……いつも俺の孤独を癒してくれるのは……」ごんは、うっとりと目をつぶったまま、うなずきました。兵十は火縄銃（隠語）をドプリと、突き挿れました。白い汁（隠語）が、すぐ筒口（隠語）から多く出てきました。　from『ケモショタ』

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汚れつちまつた総受に 今日も精液の降りかかる 汚れつちまつた総受に 今日も彼氏がお清めエッチ from『山羊（性欲の強いケダモノ的な意味で）の歌』

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メロスは、まごついた。佳き攻めは、気をきかせて教えてやった。 「メロス、君は、まっぱだかじゃないか。早くその布団に寝るがいい。この腐った娘さんは、メロスの濡れ場を、皆で見るのが、たまらなく楽しみなのだ」 勇者は、ひどく発情した。　from『しゃぶれメロス』

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（……ザザザザザ……）

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（衆道古典暴徒・改め・男色近代文学ボツト　御挨拶）ヤア腐ったモボ・モガの皆様、今日和。ここに出ましたのは「男色近代文学ボツト」と云ふ、ハイカラなデエタベエスでございますヨ。

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ア、サテ、一寸ばかり昔の時代にや、それこそ佃煮にして一山幾らで売る程たくさん世に出ていた「男×男」な文學作品も、江戸時代の後半から文明開化の頃にかけてチヨボチヨボと姿を消していき……ザザ……時代の趨勢とは云へ、それはいささか寂しザザザ……

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……そこで我に一計あり……近代文學界に於ける乏しい男色描写の実例をナントカかき集め……足りない分は、自分の筆もてイカニモな文例を勝手にセツセと書き連ね……それらを出版し、いつかは浅草十二階より高い男色本の山を築……ザザザ……てなことおつしやいましたかネー……ザザザザザザザザ……

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（管理人よりお詫び1）はいはいメンテナンスメンテナンスしかる後に調教。というわけで毎年恒例の流行り病、「卯月たはけ」の治療がただいま完了しました。フォロワーの皆様には、ほぼ丸一日に渡りご迷惑をおかけ致しましたことを心よりお詫び申し上げます。

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（管理人よりお詫び2）日付変わって本日、すなわち4月2日の朝からは、平常通り近代以前の文学作品……すなわち「古典」からの「男×男」な引用のみを吐き出すように修正致しました。ちなみに昨年の症例は http://t.co/s0qEHA7pEd こんな感じでした。恐懼平伏。

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（管理人よりお詫び3）年のためにお断りしておきますが、4月1日中に当botが吐き出した文章は（一部に実在作品からの引用も混じっているようですが）ほとんどがデタラメです。まあ、春先になるとおかしい人やbotが増えるものですゆえ、これも季節の風物詩と、サラリお許しいただければ幸い！

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（どさくさ宣伝2）でもって最近、DL版も販売開始しました。 http://t.co/JAaYBfOJoB もし当方の同人活動にご興味をお持ちいただけたなら、ちょいと覗いていただければ嬉しゅうございます。

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（御礼）本日お付き合いいただいた皆様、まことにありがとうございました。どうぞ良い夢を！