- okura_mikura
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[アメリカン航空に乗るおじさんの日記 - サービス業の本質とリスクについて] http://t.co/ceMwBUGBGi
2014-04-01 18:36:28僕は前からWW2でのアメリカの圧倒的な国力はなんだったのかに興味があって、資源や工場のハードウェア以外のそれを動かした人々、ソフトウェアについて最近よく考えるのですが、その答えの一部はこの前紹介したこの記事にあるのかも http://t.co/ceMwBUGBGi
2014-04-01 18:37:16しかし、どの航空会社のどの係員も、自分がするべきことだけはきちんと果たした。けっしてにこやかでもない。謝りもしない。英語は早口で、態度はがさつで、施設はしばしば古くて汚れている。
2014-04-01 18:38:24しかしシステムができあがっており、それはどれも機能するのだ。ファンクショナルであること、これが第一優先され、そして途中のプロセスや人の「気持ち」はともあれ、結果だけはきちんと出る。わたしは数多くの先進国・新興国を歩いてきたが、米国のこの点だけは尊敬していいと思っている。
2014-04-01 18:38:29(中略) 飛行機のリスクというと、普通の人はみな、墜落事故を思うだろう。マレーシア航空の便がミステリアスな失踪をとげた後だから、なおさらだ。しかし、航空産業の本当のリスクは、悪天候や機材のちょっとした故障にある。「稀に起こる危機」ではなく「ありふれたトラブル」の方が問題なのだ。
2014-04-01 18:39:17なぜなら、飛行機というのは多数の便が接続し合いながら、全体で巨大なネットワーク・システムをつくっている。どこか一か所でトラブルが起きると、あっというまに遅延が伝播していくのだ。
2014-04-01 18:39:21わたしは、航空会社のサービスの質を決めるのは、第一に、その会社が作り上げた「システム」の信頼性であり、第二に、地上職員の質であると思う。便が故障なく当たり前に飛ぶこと、預けた荷物がちゃんと目的地で見つかること。それが最低限の条件である。だが、
2014-04-01 18:40:07リスクの高いサービス業では、その当たり前がときどき働かなくなる。そのときに、地上職員がいかに機転を利かせることができるか。それが、顧客から見た重要な評価ファクターなのである。
2014-04-01 18:40:10この人はビジネス畑の人なので、ビジネスの立場で米国の航空業界について述べているのですが、これはアメリカの戦場での戦いとかにも結構当てはまりそうです。
2014-04-01 18:41:20よくある各個人の努力でカバーしていって阿吽の呼吸でなんとかするのではなくて、システムとして各部分が多少機能不全を起こしても個人あたりのマンパワーが最小のコストで全体の目的が達成できるように組み上げるとでも言いますか、そういうところはやっぱりすごいです。
2014-04-01 18:44:00@futaba_AFB 僕も同じことを感じてRTしました。圧倒的な平均化とマニュアルの構築、単なる量的優位とは違う組織の強み、みたいなものを感じますね。
2014-04-01 18:45:23一回のアメリカ旅行で分かった風に言うのは良くないでしょうけども、Functionalであるというのはスーパーでの買い物やらなにやらで色々感じました、英語がさっぱりな僕でも無人レジでなんとか買い物ができちゃうし、そのためにはUIは洗練させるとかそういう国ですもんね
2014-04-01 18:48:30@futaba_AFB 取り決め通り行動すれば結果が得られるシステムというのは一見まだるっこしいけど素晴らしくもありますね。
2014-04-01 18:49:49なので、サービスというのはやっぱり日本とは違うんですよね、日本みたいに端々に人のふれあいみたいなのを感じさせるのとは別で機械を相手にしているようなドライな感じで、とにかく最小のコストで最大のパフォーマンスを発揮させようとする感じです。
2014-04-01 18:50:14第二次大戦はどこの軍隊も全体からすれば平時から訓練された職業軍人は少数で、大多数は予備役や徴収された兵隊たちで戦った。だから、一定のコストで一定の能力を備えた人員を養成し、それを使って動かせる体制作りってのは、軍民問わずどこの国でも直面した問題だと思う。
2014-04-01 18:50:22そうなんですよね、英国もドイツも日本も直面した問題なのですよね、ただ色々と見ているとアメリカが頭一つ分くらい洗練されているような感じを受けるんですよね、こういうのをうまく文章化できるようになりたいですorz
2014-04-01 18:53:15なんかこううまく言いにくいのですが、各部分をユニット化するのが上手いとか、すごくラフな運用でも動くようにしちゃうとか、かと言って融通が全く効かないかというと突発の自体に対応できるフットワークの良さがあるといいますか
2014-04-01 18:55:28@macchiMC72 そうなんですよねぇ、もちろんそれが幸せだったりベストかというとそれは全く別問題ですが、強いんですよねぇ、、、それが何故作れたんだろうというのはいつも気になります。
2014-04-01 18:57:38ソ連軍とかもそうだけど、あれは戦前から入念な産業動員計画とインフラを整え、ドクトリンもそれに最適化された上で、慎重なリスク管理があればこそだよな。でもそれはアメリカと違って民需と官需をすばやく使い分けるというような柔軟性ではない。
2014-04-01 19:00:19他の主要国と比べると特にハードウェア面ではアメリカはそこまで戦争に対して準備をしていたわけではないと言えると思うのですが、それでもどの国も圧倒したあの兵力を立ち上げるフットワークの軽さとそのシステムの巨大さには驚かされます。
2014-04-01 19:03:10要素要素はたしかに民間で既に実績があったものの応用かもしれませんが、それを多分野にわたってジョイントさせそれまでとは比較にならないパフォーマンスを生み出して短時間で軌道にのせ管理運用に入れる構築能力は誰が創りあげてどこから来たのでしょうね
2014-04-01 19:04:57米軍需産業のすごさを挙げるとしたら、B-25と26かな。こいつは試作機すら作られず図面審査で量産にGOがでて量産の準備を進めながら、細部を煮詰め、量産しちゃうっていう荒業。
2014-04-01 19:07:29