声を「吹き込む」、CDを「焼く」、写真を「撮る」…新技術や新概念の「動詞」はどうやって決まる?

タイトル通りのお話です。「声を吹き込む」という言葉が今はすたれつつある、という話から、主に一番典型的なITなどの新技術、新概念を対象に、『CDを「焼く」』、『写真を「撮る」』とか、主にそれを表現する動詞って、どのように決まって定着するんだろうね、という謎です。もちろん、別に結論が出る話じゃござんせんが。 【推薦図書】高島俊男「お言葉ですが…」シリーズ
人文 言葉 近代史 民俗学 技術 IT 流行語 言語
57
king-biscuit @kingbiscuitSIU
テープレコーダーが出現してきて、そこに音や声を「吹き込む」というもの言いが出てきて、でもいつの間にか「録音する」あるいは音や声を「とる」「いれる」といったもの言いに置き換えられていったこと。「吹き込む」に込められてた生身の感覚。息や呼吸とそれに伴う「声」の生身感と、その減衰過程。
ザンビア河野 @zambiakono
@kingbiscuitSIU テレビチャンネルは回すというと、年がわかりますね。
king-biscuit @kingbiscuitSIU
(´・ω・`)「日本人は耳が達者であるから、80年か90年の間に非常にたくさん言葉を覚えた。耳で。字では知らないで、字は書かないが難しい言葉を知っている。法律などという言葉は昔はなかったのですが、今法律という言葉を使えば、今はどんなおばあさんでも知っております。」
king-biscuit @kingbiscuitSIU
テレビに番組が「入ってる」というもの言い、なじみがなかったのだが、四半世紀ほど前か、それこそ北海道で初めて耳にした。「今夜、たけし入ってるっしょ」的に使ってた。ラジオの時代の、電波が「入る」とかが下敷きだったんだろうか。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
そもそも写真撮影に「とる」という表現を当て、さらには「撮る」と漢字を当てたのも、どこの誰だったのだろう。幕末、明治の無名の天才だろうけど…QT @kingbiscuitSIU  テープレコーダーが出現してきて、そこに音や声を「吹き込む」というもの言いが出てきて、でもいつの間にか…
king-biscuit @kingbiscuitSIU
電話は未だ「かける」「かかってくる」のまんまかも。「受ける」はあまり使わなくなったか。道具は概ね「使う」で制御していたと思うが「操る」になるともう少しその道具なりブツの側の存在感というか主体性みたいなものが気配として。機械は「操る」≒「操縦」「操作」に。このへんの感覚、結構重要。
アヒール @keep_on_mono
@kingbiscuitSIU 細かいことで恐縮ですが「吹き込み」とはアコースティック録音(非電気増幅方式)のの録音風景から出来た言葉で、1920年代半ばの電化に際し録音と云う言葉が出来たそうです。これはおそらく専門用語で、世間的には相当後まで「吹き込み」で通じたと思われます。
こうた @kouta1941265
@kingbiscuitSIU 関東では「12チャンが入らない」、「ウチ、U入る」とは言ってましたね
第4インター系 @Lev1026
@kingbiscuitSIU 一体「CDを焼く」なんて言い回しはどういう経路で定着したんでしょうね? アチラ版のアプリに「Toast」なんてあるからそのセンスの直訳かなと思うんですがそれ以前から写真現像や複製を取る行為を「焼く」と言ってましたよね。
ザンビア河野 @zambiakono
@kingbiscuitSIU 名古屋ではーお届け前架電ーてかきましたね。弁当をつかうもなくなりました。動詞も動きますね。
king-biscuit @kingbiscuitSIU
@Lev1026 あれ謎ですね。おそらく写真なんかからの感覚が引きずられてた部分はあるとは思うんですが。「焼き増し」(関西では「焼き回し」になったりする。「ます」と「まわす」の通底)とかから来てたんでしょうかね、複製という意味で。
king-biscuit @kingbiscuitSIU
@keep_on_mono ああ、そうでしたそうでした。初期の音盤録音はガチに大声ででかいラッパの前で「吹き込む」としか言いようのないシロモノだったとか。電気録音&増幅の浸透とそれ以前との「落差」は重要だと思ってます。
king-biscuit @kingbiscuitSIU
最初期の映画(もちろんサイレント)の撮影は、京都太秦あたりじゃ「タネとり」と言うてたそうで(´・ω・`)
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
パソコンの「コピー&ペースト」のペーストは「貼り付け」と訳されましたが、直訳的には「塗り付け」だってあり得たかもしれない(笑)そういえばPCや団体の「立ち上げ」に高島俊男氏は「立ち上がるは自動詞だ、いつから他動詞になったんだ」と。@kingbiscuitSIU @Lev1026
king-biscuit @kingbiscuitSIU
@kouta1941265 それは電波が「入る」「入らない」という感覚だったんでしょうね。それはそれでわかりやすいんですが。
第4インター系 @Lev1026
@kingbiscuitSIU MOやフロッピーに「焼く」は使わなかったんですよ。CD-Rからですね。海外でも先ほど言ったToastやBurnとか。不思議です。
king-biscuit @kingbiscuitSIU
@Lev1026 そもそもあのトースターってブツがあちゃらでどういう意味あいを歴史的も含めて持ってきてるのか、興味深いですよね。フライングトースター、なんてスクリーンセーバーもありましたよね、確か。ジェファーソンエアプレインのアルバムデザインから来てたのかな、あれは。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
IT技術がいま一番明確だけど、新概念が次々と生まれる分野は、命名にせよ翻訳にせよその人の作業は何気に歴史に残りますね(笑)。今ならまだ創世記、「おれが造語者だ、訳者だ」って人を民俗学的に?追跡研究できるかも。 @kingbiscuitSIU @Lev1026
こうた @kouta1941265
@kingbiscuitSIU 業界では他局からのネットを「入中」とか、臨時ニュースでは「ニュースを入れる」と言ってたそうです
武井 (6.1)一雄 @meza3
@Lev1026 @kingbiscuitSIU CD-Rはレーザーの熱で文字通り記録媒体を焼いて記録するからでしょう。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
検索を「ぐぐる」としたのは上手かったな。新動詞ってのは作るのが難しい。「ぶじゃる」という動詞を仮に考えて、何かの動作の概念にそれを使ってもらおうとしても広めようが無いものな。 しかし中国語も英語もドイツ語も、IT的な新概念には必死で既存の動詞を当てはめたり新動詞が生まれてるはず。
第4インター系 @Lev1026
@gryphonjapan @kingbiscuitSIU 仏語には基本的な日常語にも他動詞が多くて閉口します。「眠らせる」「起こす」「座らせる」等など… いちいち「私は私をこの椅子の座らせる」とかよくやるよあいつら。
中宮崇@童貞の寅さん @nakamiya893
技術屋限定かもしれませんが、フロッピー以前からROMなんかは昔から焼くって言っていましたね。 RT @Lev1026: @kingbiscuitSIU MOやフロッピーに「焼く」は使わなかったんですよ。CD-Rからですね。海外でも先ほど言ったToastやBurnとか。不思議です。
第4インター系 @Lev1026
@kingbiscuitSIU 何か非常にアメリカ的な合理性&軽便さというか、敢えて手間暇を喜ぶヨーロッパ的じゃない感じ。豊かな時代のアメリカの一つの象徴なのかも知れません。
king-biscuit @kingbiscuitSIU
@Lev1026 ありそうですね、そういう背景。敢えてフライパンで食パンを焼いてみると、これが結構いい感じで。考えたら当たり前なんですが、以外と発想すらもうしなくなってるかも、なあたり含めて縛られてるなあ、と。
残りを読む(28)

コメント

nekosencho @Neko_Sencho 2014年4月5日
ブレザーは真紅が元祖じゃなかったっけ。ROMは電気流して焼き切る感じで書き込むからかな?
TAKAMAGAHARA @SILVER_CAP 2014年4月5日
光学ディスクに関してはレーザーで文字通り焼き付けるのが由来だと思うが。確かあのレーザーの温度て数百度いくらしいし
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe 2014年4月5日
CD-Rに記録するのは英語でもburnですし。ROM焼きに触れられていますが、WORMなものは大体焼くと表現されるようです。焼き付けからでしょう。
うんこつかみどり @unkotsukamidori 2014年4月5日
松本清張の昭和史発掘読んでたら、ガリ版を「切る」って表現があったなあ
子ぬこ @konukopet 2014年4月5日
ボカロは「歌ってもらう」でいいんだよね♪
たけ爺 @take_ji 2014年4月5日
konukopet ボカロは「歌わせる」だと思うwボカロが勝手にうまく歌ってくれるわけじゃないから。
謎の男 パーマン @nonenoname01 2014年4月5日
焼くという表現、印刷というか、昔は焼印が印刷みたいなものだったと思いました。木箱とかに焼印が押されてるのも最近は見なくなりましたが。(´-`).。oO(ブッカーズの木箱ぐらいか…)
ささた さひこ スイフトスポーツは気持ちいい車 @kuro_kuroyon 2014年4月5日
@Lev1026 様。「CDを焼く」は物理的にレーザでCD-Rにピットを焼き込む事から由来します。また、同様にROMも通常使用時よりも高い電圧をかけてデータを書き込むところから「ROMデータを焼く」と表現するのだと理解しています。
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2014年4月6日
最初っから音は「入れる」って言ってました 「そこに音や声を「吹き込む」というもの言いが出てきて」
柊沢 飛鳥 @Asuka_lailses 2014年4月6日
CD-RもDVD-Rも焼いた痕跡が「視認」できたから、「焼く」という言葉が定着したんじゃなかろうか。例え原理を知ってても、イメージと一致しなきゃ言葉って定着しない気はする。もし、焼き色がつかなかったらフロッピーやMOで使ってたようにデータを「入れる」とか「保存する」あたりになってたと思います。
セバスチャン小林(裏) @Dongpo_Jushi_x 2014年4月6日
「焼く」は(原理が云々より)「不可逆」のイメージがありますね。原理的にはROMの延長であるフラッシュメモリは最早「焼く」イメージはありませんが、PLDやFPGAは「焼く」と言われますし。
せの字@Teslagirls @seta1128 2014年4月6日
ファミコンのROMカートリッジに『息を吹き込む』(違)
Haruka McMahon @regicat 2014年4月6日
CDやDVDの「焼く」は不可逆記録だという印象が強い気がします。一旦「焼き付けて」しまったのでもう消せない、変更できない的な。
TAKAMAGAHARA @SILVER_CAP 2014年4月6日
直接は関係ないが、「ダウンロード」という言葉を知らない子供が、ネット上のデータを取得する行為を「取る」と表現するんだよな
KAMON @KAMON_Yammani 2014年4月7日
ヨーヨーの「振る」というコロケーションも誰が最初に使い出したのだろう。
unimog @frescano 2014年4月12日
写真は焼く… コピーも焼く… ROMも焼く… DVDも焼く… これから毎日家を焼こうぜ
KQZ @KQZ 2014年4月14日
紫外線で焼くタイプのEP-ROMってのがあったなぁ。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2014年10月16日
2014年に興味深い考察を見かけたので追加しました。
瀬川深 Segawa Shin @segawashin 2014年10月17日
まとめられていた。どうもありがとうございます。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2014年11月11日
『音楽をかけるって言いますけど、「かける」ってなんか変じゃないですか?』 http://q.hatena.ne.jp/1403515826
ウィルヘルミナ (Vilhelmine) @HelmiLokadottir 2017年4月15日
「匿名回答2号2014/06/23 20:02:31 ── か・ける【掛ける/懸ける】[動カ下一][文]か・く[カ下二] ……《仮小屋を作って行ったところから》芝居・見世物などを興行する。 上演する。「母物を舞台に―・ける」 ── デジタル大辞泉 http://kotobank.jp/word/%E6%8E%9B%E3%81%91%E3%82%8B」 質問者さんには不評ですが、 play を介して「音楽をかける」に繋がりますねー。
ウィルヘルミナ (Vilhelmine) @HelmiLokadottir 2017年4月15日
個人的には「電話を架ける」のように、「音楽をかける」も手元のプレイヤーから上方へ音声を行きわたらせるようなイメージも無くはないかなー、と。そう云えば「『上』演」「『興』行」も、上方に持っていくイメージがありますね。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする