- uchida_kawasaki
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PKA先生も言ってたけど、確かに治療には大量投与する。そのまま受け止めると131Iでは相当な量(GBq単位?)投与しても何とも無いって事になって、チェルノブイリでの疫学調査の結果と合わない。やっぱり他の放射性核種との合わせ技で悪さしてるんでは?或いはなまじ少量の方が後が悪い?
2014-04-06 23:15:44@CordwainersCat 甲状腺癌に対する放射性ヨウ素内服治療は、甲状腺が全摘されていることが基本的要件なので、単純に比較できないと考えています。
2014-04-06 23:20:33@moonslider あ、そうか。GBqなんて凄い量を投与するのは甲状腺ガンで全摘した後、残りの甲状腺組織を叩く場合の量ですね。甲状腺機能亢進症だと数百メガBq程度ですか。それだと甲状腺組織への等価線量でも100mSvは上回らないのかな?
2014-04-06 23:24:50@CordwainersCat 私自身は、良性疾患に対する放射線治療はより慎重であるべきと考えてきたのと、主治医として担当する内科医が消極的な施設に勤務してきたこととで、甲状腺機能亢進症に対する放射性ヨウ素内服治療を行ったことはありません。
2014-04-07 00:03:02@moonslider なるほど。ちょっと軽く甲状腺機能亢進症に対する放射性ヨウ素内服治療のリスクを計算してみました。 http://t.co/YkBw2tgiFu 「最初から370MBq(10mCi)前後の大量のアイソトープを投与し」 で、370MBqくらい投与するらしい
2014-04-07 00:08:55@moonslider 131Iの預託実効線量は 「1 Bq の摂取で積分期間を50年とした預託実効線量を実効線量係数といい,131I では2.2×10^–5(mSv/Bq),137Csでは1.3×10^–5(mSv/Bq)が経口摂取での実効線量係数である。」
2014-04-07 00:10:46@moonslider 370MBq x 2.2*10 ^-5 mSv/Bq = 8140mSv = 8.14Sv 致死的甲状腺がんのSvあたりの発生確率が0.06%/Sv デトリメント?が0.12%/Sv http://t.co/xhylehNsF9
2014-04-07 00:16:47↑ 被曝量の計算について、まとめの後半で訂正・再計算が行われていますm(._.)m
@moonslider 結局、8.14Sv甲状腺に 被曝した場合、それぞれの発生確率は0.49%と0.98%と言う結構、バカにならない値になりました。 投与した全量が甲状腺に集まると言うところで間違ってるのかな?それにしても結構、無視できない確率になったような。
2014-04-07 00:23:51@CordwainersCat 尚、やや手前ミソの感はありますが、甲状腺癌に対するヨウ素内服治療については、合併症も含めて、こちらもご参照ください。http://t.co/xeSF9FHNMc
2014-04-07 00:29:20@moonslider ここを見ると成人の甲状腺がん発症率は10万人あたり、年間たったの1.5人ですね。 http://t.co/We4cqV4d5o 50年間累積でも10万人あたりたったの75人。これに生涯累積で千人に数人と言う発症率が上乗せされたらモロに見えそうな気が。
2014-04-07 00:44:26結論、甲状腺ガンで全摘でも無いのに数百MBqなんて量の131Iを投与されたら統計的にハッキリ見えるくらいの甲状腺ガン増加が起きるはず。私が何か計算間違いしてるか、名目リスク係数が大外れしてるか何かしなければ。
2014-04-07 00:52:19逆にその程度の量を投与しても本当に何の影響も観察されないなら、チェルノブイリのようないろんな核種ごちゃ混ぜに被曝するのと、131I単独投与で被曝するのでは影響がまったく違うと言う事。 あ、数千人もの131Iを投与された人達を長期間観察対象にするコホート研究なんて事実上不可能か。
2014-04-07 00:58:59@CordwainersCat 甲状腺疾患に限らず、放射線治療を受けた小児についても、長期的な経過観察はその必要性がようやく議論され始めたところです…
2014-04-07 07:48:46@CordwainersCat 当然ながら、私どもがリスクを発生させるおそれのある放射線を人体に対して照射できるのは、それによって患者さんが受ける利益の方が将来的なリスクよりも大きいことが医学的に確実であると予想される場合に限られるのが大前提で、影響がないからではないのですが、
2014-04-07 08:01:29@CordwainersCat 専門医の教育において、そういった真に基本的な考え方を教え伝えることを軽視しすぎてきたかもしれません。折しも専門医制度についての改革が議論されていますが、専門医養成カリキュラムの内容に再考の余地がないかも十二分に検討されるべきと思います。
2014-04-07 08:05:2215歳以下の甲状腺癌の発症率は年間およそ100万人に1人程度といわれる。小児の甲状腺癌は成人とは異なる特徴を有するが、一般には知られていない。 病理と臨床2013Vol.31p25
2014-04-07 08:09:29早期診断例に対する低侵襲手術 放射線障害による甲状腺癌は、予後良好な乳頭癌であることから、1cm以下の微小癌はさらに良好で、この時期に手術を行った症例の再発例はほとんどないといえる。 病理と臨床2013Vol.31p22清水一雄
2014-04-07 13:09:20@CordwainersCat @moonslider こちらによると、治療においては低用量の方が甲状腺癌のリスクが高い可能性が示唆されているようですね(p6)。 http://t.co/ql1lFIleMS
2014-04-07 13:40:49@CordwainersCat @sivad ホルミシス仮説とは逆の非線形性を仮定するlow dose hypersensitivityなる仮説も以前から言われていますが、これまたエビデンス不十分で留まっているようです。
2014-04-07 18:27:40@moonslider @CordwainersCat HRSはこれですね。http://t.co/lcByKTChPx 細胞レベルでは確認されているようです。ただヨードの場合は高容量ではとりこんだ細胞がほぼ死滅するのに対して、低用量では残る、といった別の理由もありそうです。
2014-04-07 19:57:06@kazooooya @moonslider 私の計算は所詮、概算なので20%でも30%でも大差無いんですよ。
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