mmjolによるmmayとjolskになったリレー小説

悠さんと 登校中にカーテンの裏でmmさんとjolさんが泣いたをお題にリレー小説しました!
7
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

登校中に カーテンの裏で みもりと なんじょーさんが 泣いた とかお題きつーーーーうちが泣く

2014-04-07 19:22:14
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 春休みに入ったばかりの朝。部活の為に登校するのはいいけど、やっぱり眠気には勝てない。 「ねむ…あー…寝不足かな…」 昨日の夜はそらからの電話が思いの外盛り上がって、眠りについたのは3時を回った頃だった。 「今日こそは早く寝なきゃな…」 欠伸を噛み殺して呟く。

2014-04-07 19:46:58
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 授業と違って部活は身体を動かすからうっかり寝たりしないのが救いかもななんてまたひとつ欠伸を咬み殺す あれ、でも今日って春の部活紹介に向けての新しい台本が配られる日だっけか?だとしたら目を通すのつらいなとか考えながらイヤフォンから流れる音に耳を傾ける

2014-04-07 19:52:40
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 聴きなれたミュージカルのサントラが心地よく、意識を向けすぎていた。 「っ!」 背中に走る衝撃、驚いて振り向けば ジャージにニット帽、身体に不釣り合いな大きいリュックをしょった同級生の姿。 「南條…さん?」 「あ、ごめん…ちょっと距離感が掴めなくて…」

2014-04-07 19:58:00
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 「おーい、よしのーん」 遠くから聞こえるのもこれまた同級生の声だ、しかもどうやら探し人は私の背に隠れている人らしい 「南條さん、シカコが呼ん」 言い終わらないうちにぐいっと空き教室に身体を引っ張られる 「うぇえ?」 「いいから、静かにして!」

2014-04-07 20:05:29
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 「ちょっ、南條さん!」 引っ張りこまれてそのままカーテンの裏に引き込まれる。 「よしのーん?どこ行ったのー出てこーい!」 パタパタと言う足音と声が近づいてきたかと思えばすぐに遠ざかる。どうやら教室の中にいる事には気付かないまま通り過ぎていったらしい。

2014-04-07 20:08:09
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 「あの、なん」 声をあげると、口に指を当てられ視線が全力で黙ってと訴えてきたので口を噤む 広いとは言えないカーテン裏に2人で身を寄せて隠れてどれだけ時間が経っただろうか?いや、数分かもしれない。普段こんなに密着しない相手だからか心なしか動悸が早い

2014-04-07 20:15:42
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 「もう大丈夫かな」 ほっと息をついた彼女が改めて私の顔を覗き込む。 「ごめんね、みもりんまで巻き込んじゃって。」 「それは構わないんだけど…シカちゃんと何かあったの?」 自分から見る二人はいつも一緒にいて、だけど女子特有のベタベタした感じじゃなくて。

2014-04-07 20:19:44
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 「べ、別に…あいつが追いかけるから逃げただけだよ」 狭くて密着してるのに不自然な方向に南條さんは目を逸らした 「ふーん、いつもは追いかけて来たらなんだかんだ待ってるのに」 「そんなことは、」 「巻き込まれちゃったし聞かせてくれてもいいんじゃない?」

2014-04-07 20:26:46
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 「…昨日の夜なんだけど。」 言いづらそうに話し始める彼女は相変わらず目を逸らしたまま。 「あいつから、告白された。」 「…へ?」 てっきりちょっと拗らせた喧嘩でもしたのかな?なんて思っていた私に返ってきたのはそれよりももっと上を行く展開で間抜けな声が漏れる。

2014-04-07 20:32:43
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 「えーと、誰が誰に?」 「だから!あたしがシカコにされたって言ってんの!何回も言わすなよ…」 思考がびっくりしすぎてシカコが誰かに告白されてるの見て拗ねてるのかなとか一瞬現実逃避をしかけたけどどうやら違うみたい 「それで…返事したの?」 「それは」

2014-04-07 20:38:48
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 「明日、返事するからって言って昨日は終わったの。」 「うん。」 「で…さっき会ったのね。」 「…それで?」 「怖くなって逃げました…。」 「は!?それシカちゃんショック受けるでしょ!?何やってるの!!」 私にぶつかったのは逃げてる途中だったのか…。

2014-04-07 20:46:17
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 「返す言葉も、ございません…」 見るからに凹んでしまった南條さんにふと冷静になって詰め寄った距離を慌てて離れる、人と密着するのは気恥ずかしくて…ってそうじゃなかった 「ほら、まだシカコ近くにいるから追いかけよ?」 「でも、なんて返事したら」 「え」

2014-04-07 20:51:00
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 「南條さん、シカちゃんの事どう思ってるの?」 ふと思った疑問をぶつければ、触れ合った肩が震えた。 「シカコの事は好きだけど…それが恋愛的なものなのか、そうじゃないのかがよくわからなくて。でも、それをどう伝えればシカコを傷つけないのか…わからなくて…」

2014-04-07 20:54:47
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 同い年なのにどこか大人びて見える彼女が俯いて悩む姿はなんだか年相応で、ちゃんと私と同じ歳なんだって少し惚けてしまった 「みもちゃんはさ、」 「うん?」 「そのさ…好きなやつとかいないわけ?」 「な、なに藪から棒に」 「いや、そういう話だったろ!」

2014-04-07 21:00:34
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 「私、は…」 「そらとか?」 「いや、そらはぱいちゃんと付き合ってる。」 考えていたのは少しふわふわした、でもしっかりとした考えを持ってる同級生だったのに告げられた名前は仲のいい悪友で、無意識に話を流してしまう。 「は?それ本当…!?」 「あ、」

2014-04-07 21:05:30
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 一拍おいて口を滑らせたことに気が付く 「いや、あの、そらとぱいちゃんのはえーっと、付き合ってるというかなんというか」 「慌てなくても誰にも言わないよ、にしても意外な2人だなぁ」 「そう?」 「じゃあ案外みもちゃんが気になるのはうっちーだったりして」

2014-04-07 21:15:39
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 想い人の名前が耳に入ったと同時に身体全体が熱くなって声が出ない。 「…図星っぽいねー。」 苦笑しながら頬をかく姿をただ見つめる事しか出来なくて。 「確かに、うっちーとみもりんって似合うな。何か人見知りなうっちーがみもりんには心許してます、ってあの感じがね。」

2014-04-07 21:25:03
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 「そう、かなぁ?」 初めてクラスが一緒になった頃はあまり目も合わせてもらえなかったんだけども 「うん、見てて羨ましいよ」 「羨ましいの?」 「へ、いやこれは言葉の綾で、その」 「なんだかんだ気になってるくせにーそんなんじゃ、他の子に取られちゃうぞ」

2014-04-07 21:31:45
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 「そ、れは」 「嫌でしょ?」 「べ、別に…」 「シカちゃんが他の人と手繋いだりキスしたり…そんな話黙って聞いていられる?」 「……無理…」 少し声のトーンが変わった気がして顔を向ければ、顔を真っ赤にして目に涙を浮かべた彼女が見えて 息が詰まる。

2014-04-07 21:34:22
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 「ごめ、泣かせるつもりじゃ」 「泣いてないっ、」 「でも」 握りしめた掌を見て言葉に詰まる なんだ、すごく好きじゃん…そっと頬に手をあてて目に溜まって溢れる涙を拭う 「素直じゃないなぁ」 「るっさい」 口では抵抗するのに手は振りほどかれなかった

2014-04-07 21:45:03
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 「思った事を伝えれば?シカちゃんだって、南條さんの考えてる事ちゃんとわかってくれると思うよ…?」 目尻を指で拭ってあげながら落ち着かせるように声のトーンを変えて話す。 「シカ…こんな私でも受け入れてくれるかな…それも心配で…」

2014-04-07 21:57:05
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 「うーん…よくわかんないけど、南條さんの好きな人はそれくらいのことで簡単に人のこと嫌うような人なの?」 「ちがっ、あいつはそんなやつじゃ!」 「でしょ?南條さんの方がそのことわかってんだから少しは自信持ちなって」 思いあってるのがちょっぴり羨ましい

2014-04-07 22:05:28
悠@ブルの人 @RBtun

@haru_1451 「みもりん…ありがと。」 吹っ切れたのか、さっきまでの自信の無い顔じゃなくて落ち着いた顔に戻ったのでほっと一息。 「でもさ、みもりん人の事は言うけど自分はどうなの?うっちーとはどこまで…?」 一息ついたつもりが、予期せぬ質問にむせ返る。

2014-04-07 23:36:28
はる🪽🕶🪽 @noteha_aicru

@Honokiti_haru 「なぁっ、い、今はそれはいいでしょ?ほら、早くシカコのこと追わないと」 「人のこと焚きつけておいてそれはどうなのかなぁ」 さっきまで泣いてたのはどこへやらただでさえ近い距離をジリジリと詰められる 「それは南條さんがちゃんと返事しないからで、!」

2014-04-07 23:40:59