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リンク t.co 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 「公試速力」の意味がわかっていないのだろう 隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

軍艦の速力を軸回転数だけで把握するというのは、やや考えが足りないのではないか。JSFさんは「速度計はスクリューシャフトの回転数から計算するので、空転していたら実測より高く出るし・・・」と述べている。

 寡聞にして軍艦の速力計を回転数から拾うという話は聞いたことはがない。実際には、航海時には対水速力は別に拾う。これをログ速力というが、旧日本軍艦にも測定するための測程儀を付けている。翼車を回すといったやり方だったらしいが、他国では普通に戦前からベンチュリー管を使っていた。

 車はそうなっているから、という発想なら、軍艦だけじゃなくて飛行機もそう計っていると考えているのだろう。大好きなF-35はジェットエンジンの回転数で、オスプレイはローターの回転数で速力を計っていると考えているのではないか。取り巻きも多いのだから、誰かベンチュリー管やピトー管を教えて上げればよいと思うのだがね。

 なんにせよ、JSFさんは、スペック的な細かい数字を振り回す割には、その数字がどの条件で測定されたものか、達成されたものかを知らない。

 そもそも、JSFさんは掴みで計算ができない。今回の例では「16万馬力、34ノットの翔鶴型で40ノット以上を出そうとすれば、30~40万馬力は必要。」 と述べている。立法の法則で推進効率だけで計算しているのだろうが、その概算でも倍は要らない。雑に40/35で計算してもだいたい1.14チョイで、2の立方根1.25よりも小さい。つまり馬力は倍もいらないのは分かる。掴みで2倍近くならともかく「30~40万馬力」といいだすのがわからない。

 馬力の話では後に訂正しているが、JSFさんはそもそも概算が怪しいのだろう。細かい数字の誤りばかり探すが、大きな数字の誤りに気づかない人も居る。他人の計算結果について、最下位一桁の誤りや丸めには煩いが、自分の計算についてはもともとのモデル設計や概算がおかしく、桁をひとつ間違えるタイプがJSFさんである。

 ほかにも、機関出力についてのJSFさんの認識も怪しい点は、興味ふかいものである。

 JSFさんは、公試で機関を10/10で運転した速力を、軍艦の出せる最高速力だと思い込んでいる。だが、10/10は最低保証の定格出力に過ぎず、緊急出力ではない。蒸気タービンであれば、10/10を出しても機関は壊れることもない。半日程度なら、それ以上の出力も容易に出せる。

 特に旧日本海軍のエンジンは、責任問題いやさに能力を過少申告している。基本、軍隊も役所である。旧日本軍艦のエンジンは官製で、役人が設計して、役人が作ったものなのだ。高性能を謳って責任問題になるのがいやなので、機関セクションは重量や定格出力を低めに申告していた。機関科が缶や配管、補機、タービンの異常を見ながら操作すれば、定格以上に相当の出力増加分はできると見て良い。

 ほかにも、公試速力は日本沿岸での対地速力である。当時はマイル・ポスト測であって、計算法も速力の平均の平均を使い、外力の影響を消している。だが、実際の運用では速力を有利にする方向に外力が働くこともあるし、海面状態そのものが良かった可能性もある。

 この辺りから考えれば、ログ速力で40kt出たことは、はっきり否定できるものではない。

 もちろん、40kt出なかったとJSFさんが主張することも、悪くもない。実際にそういう主張をする余地はあるだろう。だが、その根拠となる速力測定や機関出力についての認識があやふやなのでは、JSFさんの主張にはどうもねとなる。

 艦これ以降、旧日本海軍への言及が増えているが、その中身には結構怪しい物が多い。駆逐艦とソーナーの組み合わせとか、魚雷の話とか、啓蒙するような口ぶりでありながら誤りも多い。

 まあほかの人にはこんな失礼なことはいわないけどね。己とは相互主義だし、いまだに他人様にこういった口ぶりだから、誤りを誤りと指差されてもなにも言えないでしょうね。

REV @REVI
でもまあ、当時の海軍には、スクリューシャフトの回転数と速度の対照表があったのかも? / “隅田金属日誌(墨田金属日誌) 「公試速力」の意味がわかっていないのだろう” http://t.co/gIDFA7xPj4
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
@REVI 速力を出すための回転数の指標は有りますが、速度を測るのに回転数を用いるのはふつーないですな
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
うん、まぁ、速力を出すために軸回転数を指標に従って調整するけど、速度を測るのに軸回転数を用いるとかはないなあ>RT http://t.co/QJPJl5syEi
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
しかし、このあいだの電気防食の彼は艦船系技術の現状このあいだも間違っていたのになんでこんなに自信満々なのか全く不思議でならない。ハンドルからすると航空が専門なのかなあ?とりあえず、ちゃんと調べてから言えばいいのにね。
ツイートまとめ 軍事ブロガーJSF @obiekt_jp さんは、電気防食について調べてから喧嘩を売ったほうがよいのではないか。 続きありますhttp://togetter.com/li/592195 所々入っているコメントはブログ「隅田金属日誌」 http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/ からの引用です。 29563 pv 89 12 users 5
オヴJ太郎@E-Mag @Michael2_JP
@SleepyEnsign 都合の悪い意見は無視決め込んでいるのでしょうね。電気防食の件で、直接リプライはせずtogetterに意見書いた私でもブロックされるくらいですから…攻撃的な割に肝の小さいお方ですよ。
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
>「速度計はスクリューシャフトの回転数から計算する」 ふむ、まぁ機関/運転諸元を諳んじていれば脳内で計算出来ないこともないけど、まぁ速力計が生きてれば普通はそっちを読むわなあ。などと。
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
まぁ、速力を下令するときに「○速、くろふたじゅう(○速の基準回転数に微調整で+20回転)」とか令するというのを聞いてそれからの連装なんだろうけど。>参考 http://t.co/SwxOCOnHHG
リンク www5f.biglobe.ne.jp 赤 黒

 海上自衛隊の艦艇の速力指示には、 商船には見られない独特の表現がある。 一例を示せば「両舷前進原速黒15」と言った感じであるが、 これは12kt強の速力で前進することを意味しており、 号令自体は推進軸の回転数を指示するものである。
 原速と言うのは旧海軍から使われている速力区分の一つであり、 潜水艦や掃海艇等一部の速力の低い艦を除いて原速は12ktであり、 以下低い方は半速9kt、微速6ktとなる。 逆に速力が高い方は強速が15ktであり、 一戦速18ktから3kt刻みで二戦速・三戦速・・・と逐次増加し、 その艦艇の有する最大戦速へ、更に過負荷の『一杯』へと繋がっていく。 なお商船の場合には通常航海では速力を変える必要はないし、 他国の海軍でも日本ほど細かい速力区分は制定されていないようである。
 両舷と言うのは2軸艦における左右両方の推進軸のことであるが、 出入港時などを除けば左右の回転数を変えることは無い。 かつては潜水艦の聴音による速力の推測を欺くために、 左右の回転数を変える「ちんば運転」と言う方法があったが、 現在でも存在しているかどうかは知らない。 「ちんば」と言う言葉は差別用語として今では使えないようであるが、 現在では潜水艦の探知技術も発達しているので、 「ちんば運転」自体の効果も期待出来ないと言うことも出来よう。 なお左右の回転数が違うと当て舵をしないと直進しないので、 推進効率としては損をすることになる。 3軸艦に関しては経験が無いので、 どのような号令になっているのかは知らない。
 最後の「黒15」と言うのは、 原速として定められた回転数から15回転だけ増すものであり、 回転数を減らす場合には「赤10」と言うような表現を用いる。 場合によっては「原速黒○○」が「強速赤××」を上回り、 原速表示なのに強速よりも早くなってしまう場合もあり得る。 当然そのような場合には速力区分を変えて回転数を指示することになるが、 どの時点で速力区分を変えるかは乗員の判断しだいであると思われる。
 
 艦艇においては、何故直接「速力○○kt」と指示しないのだろうか、 と疑問に思われる人も多いかと思われる。 実際これは海軍独特のものであり、 他の交通機関ではこのような例は見られないはずである。 これはあくまでも私の推定ではあるが、 このような速力指示を用いている原因を探ってみたい。 なお艦船において単に速力と言った場合には、 全て対水速力であると思って差し支えない。
 本題に入る前に頭に入れておいて貰いたいのは、 陸地の全く見えない海洋においては、 自艦の速力を正確に知る手段は無きに等しいと言うことである。 木片等を舷側から視認できる海面に投げ込み、 艦上に設定された標柱間を通過する時間を計ることにより、 自艦の速力を求める方法は現在でも用いられている。 しかしそのためにはある程度正確な時計が必要であるし、 海面状況によっては計測不可能となることもある。 また、船の速力を現す「ノット」の語源ともなっている、 船尾から繰り出した綱の長さで速力を知る方法も存在したが、 勿論現在では用いられていない。
 艦船の速力計(測程儀=ログ)は前記の方法同様対水速力を求めるものであり、 初期のログには流体の圧力差を利用したピトー管が用いられていた。 更に現在では電磁誘導を利用した電磁ログも用いられているが、 どんなに衛星航法が発達したとしても、 戦争を前提とした軍艦の場合には衛星のような他の機器に依存することなく、 自艦単独で測定できるログは絶対に欠かすことの出来ない装備品である。 現在では衛星航法の進歩によって対地速力をも知り得るようになったが、 それではこれらのログが開発される以前には、 自艦の速力を容易に知りうる手段は無かったのであろうか。
 
 動力船の推進器としては後部に設けられたプロペラが一般的であるが、 プロペラの回転数と船の速力との間には密接な関係がある。 船の状態が同じであれば、その時の回転数を知ることにより、 船の速力をも知ることが出来るのである。 そのためには予め何種類かの回転数に応じた速力を計測しておき、 それらの点を結べば滑らかな曲線となるはずである。 曲線が求められれば速力区分に応じた回転数が分かるので、 その速力に見合った回転数を指示することにより、 必要とする速力で艦船を運航することが出来るようになる。 艦艇の場合には商船のような極端な喫水の変化が無いので、 船底の汚れや海面状況等を考慮しても、 回転数と速力の関係が大幅にずれることは無い。 上甲板に出て特別な作業をすることも無く、 回転数が分かれば何時でもその時の速力を知ることが出来るので、 軸の回転数を速力の代用として用いてきたものと思われる。
 話が前後するが、大型の艦艇では艦橋で直接機関を制御することは無い。 艦橋からはエンジンテレグラフを使って速力区分と赤黒の数値を伝え、 機関室では伝えられた情報に基いて主機の運転を行うことになる。 このような話を聞くのは初めてだと言う人も多いかと思われるが、 あるいは『艦艇は随分と面倒なことをするものだ』と思われるかもしれない。 しかし動力船の歴史を考えれば想像も出来ると思うが、 初期の石炭焚きボイラでレシプロ機関の時代には、 艦橋で機関制御を行うなんて到底不可能なことである。 艦橋から要求された回転数に応じられるよう、 機側でボイラや蒸気機関を操作するしか方法が無かったのである。 これは石油焚きボイラ・タービン機関になっても同様であり、 ディーゼル機関でも完全な遠隔操作には不安要素が残されていた。 現在主流となっているガスタービンの場合には遠隔操作も可能であるが、 この件に関しては後述する。
 艦艇の場合には商船とは異なり、艦隊を組んで行動することが多い。 艦隊が全て同型艦で構成されていたとしても、 全艦が同じ回転数ならば速力まで全艦同じになるとは限らない。 と言うよりは、一品生産である艦艇は違っていて当然と言うべきかもしれない。 しかも船底の汚損や喫水は各艦毎に違っているのだから、 後続艦が先頭艦の速力に合わせるためには微妙な調整が必要であり、 こんな時に赤黒の使用は大変便利なものである。
 
 装備実験隊に勤務していた時、 初のガスタービン駆逐艦である「はつゆき」型の機関操縦盤の研究をしたことがある。 主たる研究対象は誤操作の防止策であったが、 その研究発表時に非公式ではあるが、 主機の艦橋における遠隔操作について提案したことがある。
 現有のガスタービン機関は航空機用の物を舶用化したものであるが、 言うまでも無く航空機のエンジンは全て遠隔操作である。 艦艇に搭載した場合には航空機に比べて増減速する機会は多くなるが、 それも遠隔操作を妨げる障害とはなりえない。 勿論全ての機器を艦橋に上げる必要はなく、 艦橋では回転数とプロペラピッチの変換だけを行えるようにしておけば良く、 ガスタービン機関の運転状態の監視、 発電機を初めとして補機類の運転監視、 艦内応急に関する指揮は従来通り機関室に隣接した操縦室で行えば良い。
 電磁ログの精度も向上し、艦橋での速力制御が可能となれば、 冒頭で紹介したような速力区分と赤黒による運転指示は不必要となる。 速力を含む艦の運航に関わることは全て艦橋で直接行い、 機関操縦室では監視に徹すると言う考え方を前記の研究発表時に提案したのであるが、 関係者からの賛同は得られなかった。 海軍に限らず、大きな組織と言うものはどうしても保守的な考え方に支配され、 新しい提案と言うものは歓迎されない傾向にある。 艦橋で全ての操作を行うと言う考え方は機関関係者のみならず、 甲板関係の人間の意見の方が重大であるとも言えるので、 そう簡単に結論が出せる問題ではないのだが。
 冒頭で紹介したような号令は、 単に「速力○○ノット」と言う号令よりも、 映画にすれば格好良いものと映るかもしれない。 しかし艦橋での直接制御が不可能だった時代ならともかく、 それが容易となった現在でも継続しなければならない理由は見当たらない。 緊急時には艦橋での直接操作の方が優っていることは明らかなのだから、 早急に改善すべき問題であると考えている。 最近は艦内に立ち入ったことは無いのだが、 既に実行されているのであれば心強い限りである。

合歓依 芳之 @SleepyEnsign
実際に艦艇の一般公開とか体験航海に乗って艦橋内の機器の配置を見てみれば、軸回転計と速力計が別にあるのに気づけると思うんだがなあ>http://t.co/T1c5QyRyTn ちょうどいい写真があったので哨戒。右側に独立して見えるワンサイズ大きい黒いメータが速力計 
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
操縦室なら回転計で読むんでしょ?とかいう向きにはこちらの中ほどをご覧ください?>http://t.co/lDBW3A4dh6 「操縦室兼応急指揮所」の「時刻、速力、空気圧、回転数などいろいろな計器がありました!」>「速力」「回転数」など
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
ああ、回転数から速力を読む、ってのはむしろ対水速力計とかの航海計器がなくて、回転数でしか速度の指標が出せないような船外機とかそういった小艇での話から帰納的に類推したんだろうか。
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
もしそうだとしたら、他の方法があるということを知らずに一般解のつもりで特殊解を使って演繹したことになるから、入力が正だったとしても結論も正とは限らないんだけど、それを根拠にしちゃったのかな>件の人
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
んー、なんかまた前回みたいなメッセがきたお。 要約すると「軍艦の計器の方が特殊解だろ?(だからきみのいけんはおかしい、的な)」 ……とかいわれても、へえ、ふうん、ならフルノや横川やJRCや東京計器が一般商材として堂々とサイトに掲載しているのは一体ドコに使っているんだろうねえ、と。
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
まぁ、それにそういうツッコミをされても、そもそも件の人は軍艦の速度の話をしていなかったっけなあ、とおもうのだけれども。
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
とりあえず、別方面でも意図はともかく同じような質問もあったので参考までに現用民間船舶用の電磁ログ(船速距離計=速力計)の哨戒など。
合歓依 芳之 @SleepyEnsign
@JDSDE214 ははは、なんかまたアレげなMESもらってしまったので追加しちまったんだぜ(ギャグマンガ日和編集者風
ooi@n_m @JDSDE214
@SleepyEnsign そんなメッセージを飛ばす奴の神経を私は疑うけどね、それはともかくさっきの酒の件、四月にまとめていきますんで宜しく。
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コメント

nekosencho @Neko_Sencho 2014年4月10日
勉強になる話かと思ってみてみたら口げんかだった
kartis56 @kartis56 2014年4月11日
全く中身読んでないけど、回転数だけでは速力ベクトルは判断できないと思う。
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