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あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
下村文部科学大臣が、「教育勅語」について、「至極まともなことが書かれていると思う。軍国主義教育の推進の象徴のように使われたのが問題だった」と語ったそうだ。たしかに、使われ方はまずかったけど、中身それ自体はいいってことは、よくある話だ。
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
で、百聞は一見に如かず、どんなものだか読んでみた。わかりにくいなあ、これ。思うに、言葉には、表面的な表現だけでは意味がわからないものがある。表現の中に含まれる特別な意味というのがあるのだが、それは時代が変わると意味不明になったりする。@ndoro4
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
たとえば「横断歩道」といえば、「(人が車道を)横断する歩道」のことだ。四字熟語に収めるために、(   )の中が省略されている。字義通りなら「横に断たれた歩道」だ。現物を知らない人なら、道をスッパリ断ち切ってあるのかと驚くのではないか。@ndoro4
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
そんな例はいくらでもある。「大葬」という言葉がある。大きな葬式のことではない。天皇の葬儀のことだ。この場合、「大」には天皇という意味が隠れている。どんなにでかい葬式でも、天皇以外の葬式は大葬とは言えない。こんなのも、そういった文化の中にいなければ分からないことだ。@ndoro4
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
教育勅語の内容は日本書紀に遡るが、書紀では「人民」に「おほみたから」とフリガナが振ってある。人民といえばネトウヨは左翼用語みたいに誤解しているが、日本書紀に出てくる古語だ。「おほ」は「大」で、天皇を表す。「み」は天皇絡みだから当然につく美称。「たから」は財産だ。@ndoro4
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
つまり古代天皇制の時代において、人民は「天皇の所有する財産」だったのだ。「おほみたから」と書いてあっても、人民が宝物のように大切にされたわけではない。@ndoro4
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
「教育勅語」には、そういった「特別な文化の中でのみ共通理解が成立する特殊な意味を持つ用語」がかなり含まれている。それらは古代中国以来の漢文とか、古事記・日本書紀など、歴史的教養に裏打ちされた用語だから、今の時代に読んでも直ちに理解できない。下村大臣はわかったのかな@ndoro4
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
一例を挙げれば、「徳」という言葉。徳とは、人間として持つべき優れた品性のことだ。普通は人倫道徳のことを指す。しかし日本書紀の教養世界では、そうではない。人として最も大切にすべき徳とは、天皇の支配に忠実に服することだった。書紀の記述を正確にたどれば、そうなる。 @ndoro4
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
支配者に服することが、なんで一番立派な道徳であるものかと信じがたいかもしれないが、なに、いまでもお手本がある。北朝鮮では首領さまに忠実なことが、最も正しい人間のあり方だとされている。昔の日本も同じことだったにすぎない。他にもそんな国はあると思う。 @ndoro4

補足 日本書紀にあっては、徳のある統治をすることは、あまり重要ではない。言い換えれば、支配の正当性はあまり問題にされていません(少しはされています)。天皇の権威の拠り所は、「天神の末裔」であること。「正当性」よりも「正統性」です。統治の内実よりも血筋です。

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
ネットに上がっている教育勅語の現代文を読んでも、そういった隠れた意味をさらっと流してあるものが多い。ということで、前置きが長くなったが、教育勅語の言葉の意味を、歴史的に正しく解釈して、現代語に翻訳して、その全文を読んでみよう。 @ndoro4

朕惟フニ、我ガ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ、德ヲ樹ツルコト深厚ナリ。

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
【教育勅語 現代文】 私が思うには、わが先祖である天照大神と神武天皇が国を始められたのは、はるかに遠い昔のことで、天皇に服することが最も正しい人の道だと確立なさった教えは、深く厚いものである。@ndoro4

我ガ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ、億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ、此レ我ガ國體ノ精華ニシテ、教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス。

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
わが皇室の支配する人民が、天皇には忠義を、親には孝行を尽くそうと、全員が心を一つにして、世々にわたってその美風を続けてきたことは、わが国のあり方として最もすぐれたところであり、教育の淵源もまたここにある。@ndoro4

爾臣民父母ニ孝ニ、兄弟ニ友ニ、夫婦相和シ、朋友相信ジ、恭儉己レヲ持シ、博愛衆ニ及ボシ、

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
 お前たち、私の支配する人民は、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は仲むつまじく、友達とは互いに信じあい、行動は慎み深く、他人に博愛の手を差し伸べ、@ndoro4

學ヲ修メ、業ヲ習ヒ、以テ智能ヲ啓發シ、德器ヲ成就シ、進デ公益ヲ廣メ、世務ヲ開キ、常ニ國憲ヲ重ジ、國法ニ遵ヒ、

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
学問を修め、仕事を習い、それによって知能をさらに開き起こし、品性と才能を磨き上げ、進んで公共の利益や世間の務めに尽力し、いつも大日本帝国憲法を重んじ、法律に従い、@ndoro4

一旦緩急アレバ義勇公ニ奉ジ、以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スベシ。

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
いったん危急の事態が生じたら、正義心と勇気とを公のためにささげ、それによって永遠に続く皇室の運命を助けなければならぬ。@ndoro4

是ノ如キハ獨リ朕ガ忠良ノ臣民タルノミナラズ、又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン。

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
このようにすれば、単に私に忠義で善良な国民であるというばかりではなく、お前の祖先が残した良い風習をたたえることにもなる。@ndoro4

斯ノ道ハ實ニ我ガ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ、子孫臣民ノ倶ニ遵守スベキ所、之ヲ古今ニ通ジテ謬ラズ、之ヲ中外ニ施シテ悖ラズ

あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4
このような道は、実にわが先祖である天照大神と神武天皇ら代々の天皇が残された教訓であり、皇室の子孫と皇室支配下の人民が共に守っていかねばならぬことであり、昔も今も間違いがなく、国内および国外にほどこしても道理にかなっている。 @ndoro4
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コメント

s.j. @uo_kawa 2014年4月11日
「德ヲ樹ツルコト深厚ナリ」を天皇の徳目として「シラス」と解釈する説がある。シラスは知るの尊敬語で、意味は日本国憲法第四条、明治憲法第三条と同じ。また中外は「国の内外」ではなく「宮中の内外」つまり国内との説もある。気になるのが前者の解釈で、この場合両院の全会一致での廃止、失効が憲法違反になるのではないかということ。だって、意味は第四条と同じで、しかも天皇自らこれを守ると宣言しているから。
かす @kasumani 2014年4月12日
わざわざ「支配する」と訳すところにまとめ主の偏向が感じられる。皇室を神と読み替えれば、なるほど「国内および国外にほどこしても道理にかなっている。」は正しいと思う。
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4 2014年4月13日
uo_kawa ふうん、知らなんだ。しかし「中外」を宮中の内外と解釈するのはいかがなものか。もとから宮中の外(学校)に施すことを前提にしているのだから。「中外」の二字で宮中の内外を指した文献はあるのかな。
あざらしじいさんアンチヘイト泥憲和 @ndoro4 2014年4月13日
kasumani 「臣民」は「君臣」という支配関係を背景にした言葉だろ。国民ではなくわざわざ臣民という大義名分用語を使っているのだから、その意図を生かさなきゃいかんでしょ。
かす @kasumani 2014年4月13日
ndoro4 @ndore4 その支配関係といっているのは、それこそ歴史に基づいて天皇の下すべからく民を治めていたのだから、あらたまって「臣民」を特別のこととみなすのもおかしな話じゃないですか?
simo@ネコと和解するのデース @simoMC3 2014年4月13日
話ずれますが教育勅語を教えるより「一旦緩急アレバ」戦時国際法(国際紛争法)で決まってるので非戦闘員の小学生(を含む国民)は抵抗するな、と先に教えたほうがいいと愚考します。
s.j. @uo_kawa 2014年4月14日
ndoro4「中外」は「管子」に由来して「宮廷の内と外」の意味とのこと。詳しくはこちら→ 教育勅語異聞http://www.zb.em-net.ne.jp/~pheasants/kyouikuchokugo.html
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