駄本:おどろきの「おどろきの中国」感想・書評
- suzutuki1980
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友人から借りて橋爪大三郎、大澤真幸、宮台真司の鼎談『おどろきの中国』を読んでいるのだがそのあまりの出鱈目さにこちらが「おどろき」。のっけから「EUは20世紀になって初めて統一したが中国は秦代にすでに統一されていた」との橋詰先生のご宣言目から鱗,,,,じゃなかった目ん玉が飛び出した
2014-04-05 09:27:41『おどろきの中国』(続き)ましてや大澤御大が「中国は漢代以降表向きは儒教を公式イデオロギーとして採用、しかし実務では法家思想で近代までやってきた」とのトンデモ発言に誰も異論をはさまずにその前提で議論が進んでいくのに軽くめまいが。あなた方、基本的な中国の通史も読んでないのね
2014-04-05 09:31:58『おどろきの中国』(続き2)そもそもこの三人の中では中国人の奥様をお持ちの橋爪大先生が「専門家」とされているのだが、その発言内容は1週間中国に出張したサラリーマンの居酒屋での中国論レベル。
2014-04-05 09:34:33『おどろきの中国』(続き3)3人で橋爪先生の奥さんの実家を中心に2週間余り?中国を旅行して「何年間も中国に滞在していたとしてもここまで多くを見たり....しないだろう」と書ける勇気にはほとほと感心する。この人達「フィールドワーク」とか「社会調査という言葉聞いたことないのね
2014-04-05 09:39:15@haigujin 法家思想は実質秦代で滅んでいて、その後儒教の派閥間の争いで「あいつの思想は正当な(儒)学ではなく法家の考え方だ」と悪口に使われるだけ。儒教は唐代までと宋代以降では全く別なものと言っていいくらい変化している(朱子学)。この御三方はその基本のきも押さえていない
2014-04-05 17:10:57@tomojiro なるほど、門外漢は教授されます。その辺の理解に適当な書物はありませんか?むつかし本はあきません、素人ですから(笑)。現代中国を知るためには何か特別な社会原理が有るのかと思ってましてね。
2014-04-05 19:00:34@haigujin 現代中国を理解するための特別な社会原理はないと思った方がいいと思う。それを明かす本もないと思った方がいいかと。13億を抱える地域です(「国」と呼べるかどうかもかなり真剣な疑問)。それを手っ取り早く「理解」しようとすると『おどろきの中国』が出来上がるという感じ
2014-04-05 19:39:31小室直樹の中国原論から一歩も出ていない?“@tomojiro: 中国人の奥様をお持ちの橋爪大先生が「専門家」とされているのだが、その発言内容は1週間中国に出張したサラリーマンの居酒屋での中国論レベル。”
2014-04-06 15:31:48@tomojiro 件の新書、私の知っている中国研究者であれをいいと言う人は皆無なのですが、あれが売れるのはいわゆる嫌中本が売れるのとは別の意味で困ったものだと思っています。基本的な事柄をあやふやにしたままダラダラ「感想」を述べ合うだけでは「学問」とは呼べないと思うのですが・・
2014-04-06 16:13:21小室先生の頃は中国を訪れることができない、学術交流ができない、調査ができないという言い訳が成り立ちましたが、この御三方はその言い訳もできないのでより罪は深いと思います。RT @awawa7 小室直樹の中国原論から一歩も出ていない?
2014-04-06 19:13:52@kaikaji 全くその通りです。この書は学者の肩書を利用して売り出しているので悪質です。全く学術的内容がなく印象論だけです。50年前の粗雑な日本人論、あるいは京都学派の文明論という感じですね。昔は海外調査どころか旅行さえも大変だったという言い訳が出来ますが今の時代に何故...
2014-04-06 19:51:56『おどろきの中国』意地でも最後まで読み通そうと思ったが余りに..で空しくなり挫折。最初は「中国関係の学部生に参考文献とともに読ませてこの本のどこがいけないのか論ぜよ」なんて授業に役立つと思ったが読み進む内に社会学部1年生に社会学者が絶対やってはいけない分析の好例であることに気付く
2014-04-09 19:20:47@tomojiro はじめまして、こんにちは。tomojiro様による「おどろきの中国」批判の諸ツイートを、トゥギャッターでまとめたいのですが、お許し頂けますでしょうか。
2014-04-10 01:03:37