洋上補給の歴史

洋上補給小ネタ http://togetter.com/li/640919
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洋上補給の始まり

ふゅ〜りあす @tebasaki_s

特集「艦船とエネルギー」 人力、風力から始まって、石炭・石油・原子力と。 給炭艦と給油艦の記事で、洋上補給について触れられている。 ラングレーに改造されたジュピターが有名だが、専用給炭艦は米海軍独自という指摘。 たしかに日英海軍の給炭艦は思い浮かばない。 #世艦 #299

2014-04-11 01:27:56
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

給炭は洋上では不可能であったので、移動する貯炭場である専用給炭艦の必要性は日英では低い。英国は海外根拠地を持っており、日本は本国近海で活動していた。大西洋、太平洋で活動しつつ、海外根拠地が少ない米海軍のみ専用給炭艦を必要とした。 #世艦 #299

2014-04-11 01:35:12

グレート・ホワイト・フリートの世界一周

ふゅ〜りあす @tebasaki_s

グレート・ホワイト・フリートと英の影響 海外植民地をほとんど持たず給炭港や石炭船*を欠いた米艦隊にとり、英海軍のそれを利用できるかどうかは死活問題だった。現に世界周航で消費した石炭は43万トンだが、その多くは外国船によって補給されたものであった。

2014-09-10 01:45:03
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

@tebasaki_s 米海軍は給炭艦を持っていたが、民間船も含むもっと大きな体制の事であろうか>石炭船の欠如 どちらにせよ、米国(海軍に限らず)の能力ではグレート・ホワイト・フリートの世界一周は不可能に近かった事は、バルチック艦隊の例を引かずとも想像にかたくないが。

2014-09-10 01:49:20
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

グレート・ホワイト・フリートの世界周航 The Grand Fleet(大艦隊)、The Atlantic Fleet(大西洋艦隊)、The Battle Fleet(戦艦艦隊)など色々な名称で呼ばれていた。#世艦 #336

2014-09-12 01:40:49
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

石炭補給について 他にも問題はあったが、戦艦16隻、しかも往復動蒸気機関となると、1隻1日あたり140トンと仮定しても合計2,200トン以上を1日で消費してしまう。5,000トン積みの補給船1隻分が2日で空になる計算だ。 #世艦 #336

2014-09-12 01:51:12
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

各艦1,000トンの貯炭庫があるとしても、1周間で石炭が無くなる。そして当時の米海軍の自前の石炭補給艦は8隻しか無かった。 不足分はオーストリア・ハンガリーの商船1隻、ノルウェー船7隻、イギリス船41隻を用船し、燃料炭買付けの上艦隊寄港地に事前配置する事になった #世艦 #336

2014-09-12 01:58:43
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

議会では「有史以来の大艦隊が、補給を外国商船に依存しなければならないとは!」との声があったが、他にやりようはなかった。日本を仮想敵国とみなし、世界周航中に米艦隊は日本艦隊を攻撃すると信じていた一部の米国人とドイツには、補給の内情を知られたくなかったようだが。 #世艦 #336

2014-09-12 02:03:39
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

ノルウェー商船から積み込んだ石炭にダイナマイトが混じり混んでたり、その対策で機関兵の不平が高まったり何かと問題は生じた。逆に日本で補給した石炭は、海軍による品質管理と警備が良く、日本海軍への信頼感と親愛の思いを深くした。 #世艦 #336

2014-09-12 02:13:18
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

ちなみに1907年12月16日に大統領専用船メイフラワー座乗のルーズベルト大統領の見送りを受けた時の随伴艦は、補給艦1隻、工作艦1隻、冷凍食品運搬船1隻、儀礼用ヨット、ヤンクトンYankton の4隻だった。Yanktonは横浜沖で米艦隊の先導等で活躍している。 #世艦 #336

2014-09-12 02:24:23
まとめ 世界の艦船 昭和59年6月号 砲艦外交 #336 雑誌「世界の艦船」のまとめ http://togetter.com/li/673884 1379 pv 6
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

竣工年/艦名/艦種 1918 室戸 給炭艦■ 1919 野島 給炭艦■ 1920 襟裳、知床 給炭油艦■○ 1921 佐田 給油艦○ 1922 神威、鶴見、尻矢、石廊 給油艦○ 1923 隠戸 給油艦○ 1924 鳴門、早鞆(はやとも) 給油艦○ #世艦 #299

2014-04-11 01:44:29
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

昭和に入ると給油艦の建造が止まるが、海軍が民間に助成金を出して高速タンカーを作っている。 あと廃艦寸前の第四予備艦もタンカーに改造して石油の輸入に励んでいる。 で、洋上補給。初期は安全な縦曳給油が主にしても戦前に横曳給油の装置を持った船があり、両者混用の模様 #世艦 #299

2014-04-11 01:51:33

日本海軍の洋上補給

ふゅ〜りあす @tebasaki_s

モノクロ写真「高雄」型 昭和9年 給油艦鳴門から燃料補給を受ける愛宕と摩耶 錨泊状態での接舷給油だが、残念ながら作業の詳細がよく分からない。 代わりに艦尾の縦曳給油用の蛇管繰り出しローラが写っている。 舷側からのはみ出しが、機雷敷設艦「そうや」を思い出させる。 #世艦 #375

2014-04-11 02:01:06
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

よく見たらはみ出してはいないな。

2014-04-11 02:02:05

昭和10年の側曳給油実験

ふゅ〜りあす @tebasaki_s

回想の我が重巡 昭和10年度の第6戦隊 古鷹艦長だった角田覚治大佐(当時)のアルバムより。 側曳給油実験中の古鷹 給油艦鶴見との間隔はせいぜい10m程度、艦首波も航跡もほとんど見えず、速度は出ていないと思われる。 横曳給油と異なり、給油艦が受給艦を引っ張るのだから当然ではあるが。

2014-04-29 21:46:40
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

給油「実験」を行っているが、この時期に洋上補給法が確立しているとみられ、昭和9年版の兵学校運用術教科書に記載があるという。 日本海軍の洋上給油の航空写真は極めて珍しく、貴重な一葉である。 #世艦 #354

2014-04-29 21:49:37
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

改装前の単装砲塔のハッチが開いてる写真があるが、厚みがかなり薄い。 砲架をエンクローズしただけで、本格的な装甲は施されていないのがよく分かる。 #世艦 #354

2014-04-29 21:53:42
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

側曳給油準備 鶴見のデリックに吊られた給油蛇管が古鷹に伸びているが、古鷹側がよく分からない。 ガンネル部に臨時に円材を装着し、そこを介して受油口に導かれているらしいが。 デリックに吊られる給油蛇管は逆Ω形にたるんでいる。 給油蛇管は直径127mmの銅管。 #世艦 #354

2014-04-29 22:03:40