アニメ監督・神谷純氏のキャラクターの目線の重要性について
アニメーション監督。 最新作は『やくならマグカップも 二番窯』 10月から放送スタート! 日常は怪獣とハロプロのことばかり考えて生きてます。 『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』、7月からTSUBURAYA IMAGINATIONにて配信中!
モーキャプらしきゲームのオープニングや手付けCGアニメにも言えるんですが、キャラを動かすとき全体のモーションにばかり気を取られず、その際の表情、特に目の表情と目線の移動を大切にしてくださると、グッとグレイドが上がりますよ。
2014-04-11 21:59:25CGなどのアクションシーンでたまに思うのは、よく動かしているんだけど、キャラの気分が付いてこないなあってこと。その時大事なのは目線。常に相手を挑むように見てると効くんだけどなあ。詰まるところモーション付けるときのアニメーターの芝居っ気。アニメーターは役者ですよ!
2014-04-11 22:00:20CGアニメの場合、どうも顔の表情と手の表情が疎かになりがちなんですよ。全体のモーションがそれっぽく出来上がったところで安心してしまうのかもしれませんが、実は視聴者が一番最初に見るところが顔の表情であり、無意識に違和感に気づくのが手の表情なんですよ。
2014-04-11 22:02:27顔……というかもっとピンポイントに言うと目の表情。目線、眼力などなど。人間はコミュニケーションの際『目』から相手の感情を読み取ろうとするので、まずは『目の芝居』が重要です。
2014-04-11 22:04:05自分が動画マンになった時、先輩から最初に教えてもらったのが『目の清書はとにかく丁寧に』。「他のところがどんなに丁寧でも、目の清書がガタガタだとその絵全体がヘタに見えるよ」と。これはさっきツイートした目の重要度を物語っている。
2014-04-11 22:10:00ちなみに先ほどツイートした目の芝居の一連、現在作っている『大怪獣ラッシュ』CGシリーズにはあまり適用できないんだこれが。あいつら目、動かないからなあ。ラッシュに関してはどちらかと言うと『表情のないものから表情を感じさせる』カット繋ぎの手法のほうが重要で。
2014-04-11 22:34:28つぶやきに対する反応
@keisatsuken1971 それも大きなポイントだと思います。やらないのもやり過ぎるのも不自然で、芝居の内容によっても多い少ないが変わってきます。
2014-04-11 22:05:32