白田秀彰さん「ベーシックインカムを支持する理由」まとめ
- kyochan_piano
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項目 1. 市場主義的理由 2. 自由主義的理由 3. 法政策上の理由 4. 文化保守的理由 5. 伝統主義的理由 6. 家族制度上の理由 7. 国家統合上の理由 8. 制度移行上の問題点
2010-02-21 01:28:25c. BIは、福祉国家を運営するにあたって、必要な情報量すなわち事務作業量すなわち取引費用が最小になり、かつ市場の構造にゆがみを与えることの少ない方式である。
2010-02-21 01:29:05現在の産業労働体制が優位な生産様式である環境は終了した。 資源の枯渇、廃棄物問題、環境問題など 就職できない社会・産業構造なのに、就職できないと無能者扱いするのは不当。
2010-02-21 01:31:34現産業体制は、労働力の浪費と資源の浪費的回転によって成立している。欲望を煽り、欠乏を生産し、消費しつづけさせている。そのための産業すら存在する。 労働を媒介する業 / 貨幣を媒介する業 / 知識を媒介する業 / 人間関係を媒介する業 ⇒ 媒介を通さずに直接世界を回転させる。
2010-02-21 01:32:19生産力過少のとき、無業は許されない。生産力過剰のとき、無業は望ましい。⇒ 無理やり需要を創出する必要がない。
2010-02-21 01:32:45行動経済学では、80%の人は正直であるという。20%の人への法執行のためにかかる費用については、衡量する余地がある。
2010-02-21 01:32:58金銭は抽象度・汎用性の高い便利なメディア/メッセージに過ぎない。それ自体が「価値」ではないのだから、政策目的で配分してもかまわない。
2010-02-21 01:33:35企業活動における抑圧的費用である、企業年金問題について、BIは突破口を与えることができる。企業にとっても重い従業員への社会保障負担から解放される。
2010-02-21 01:33:59BIは貧困を理由とする犯罪をかなり低減できることに加え、刑事裁判の現場での曖昧要素であった生活困窮を理由とする情状酌量を考慮する必要がなくなり、裁判における費用を低減できる。
2010-02-21 01:34:34生活困窮者の救済に必要な様々な諸費用について考えれば、そもそも生活困窮者がいない状態を可能な限り少ない費用で実現することを考える方が合理的。
2010-02-21 01:34:47Fisher氏の提案する著作物使用料公的課徴金配分システムと、BIは良くなじむ。生活におけるコモンズと、知的活動におけるコモンズの保障は、関連している。
2010-02-21 01:35:57William W. Fisher III, Promises to Keep: Technology, Law and the Futer of Entertainment.
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