田中雄二氏の「初音ミクはなぜ世界を変えたのか?」感想

田中雄二氏が、2014/4/3に発売された「初音ミクはなぜ世界を変えたのか?」(柴那典著) http://www.amazon.co.jp/dp/4778313968/ref=cm_sw_r_tw_dp_uF8stb074GVV7 についてのつぶやきを発しておられましたので個人的な記録資料としてまとめてみました。 ------------------------------------ 初音ミクを音楽の歴史に位置づける『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』著者 柴 那典インタビュー | Musicman-NET http://www.musicman-net.com/focus/42.html
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田中雄二氏のブログから:「初音ミク」発売当時のエントリー

2007/9/30「初音ミク」(合成人声ソフト)のルーツを訪ねて - POP2*5(ポップにーてんご) (id:snakefinger) http://d.hatena.ne.jp/snakefinger/20070930/p1

2008/1/3「Cubase4」が年末に到着。「初音ミク」など、近年のDTM環境について雑感を記す。 - POP2*5(ポップにーてんご) (id:snakefinger) http://d.hatena.ne.jp/snakefinger/20080103/p1

Yuji Tanaka @ugtk
ローランド創業者梯郁太郎氏の伝記が増補復刊>http://t.co/H55DElDtBG MIDI技術を無償公開したことが、宅録の普及おろか、後の通信カラオケの歴史、ボカロ発展に寄与する。フリーパテントにした発想が凄くて。ミクがじゃなくて、これこそサマー・オブ・ラブ的発想の産物。

サンプルのない時代: 〈ライフワークは音楽〉大幅増補改訂版 梯 郁太郎 http://www.amazon.co.jp/dp/4276237726/ref=cm_sw_r_tw_dp_IjDttb1RTYEX8
@AmazonJPさんから

Yuji Tanaka @ugtk
対するヤマハは技術特許にシビアで、いち早く73年にチョウニングのFM原理の独占使用権を取得(それでシンクラヴィアはサンプラー変更)。ボカロも基礎技術はスペインの大学から買ったそうだが、それを自社商品に使わず他社に権利貸与してビジネスとして成功。ミクはあまりヒッピー的ではないのね。
布施雄一郎 @MRYF1968
うわっ、スゴい本が出版されてた!TR-808の開発者で、ローランド技術部長、社長をご歴任された菊本忠雄氏のインタビューが収録。取材者は田中雄二氏。菊本氏が、あのハンドクラップ音に未だ納得していないというのは有名な話。これは読まないと! http://t.co/8EvbRXgr6G

ベース・ミュージック ディスクガイド BAAADASS SONG BASS MUSIC DISCGUIDE ベース・ミュージック ディスクガイド制作委員会 http://www.amazon.co.jp/dp/4907583087/ref=cm_sw_r_tw_dp_tb-ttb1F0V99D
@AmazonJPさんから

Yuji Tanaka @ugtk
DX-7に刺激された菊本さんはすぐデジタル音源開発のため、R&Dセクションに移動。最初の成果がピアノのSA音源だけど、当時からPCM記録と読み出し、つまりグラニュラー研究をされてたそう。コルグのカオスパッドやボカロの概念はあったが、商品化できなかった理由は当時のCPUの処理能力。
Yuji Tanaka @ugtk
パソコンで鳴らず音源の最初に商品化もローランド。ブラザーの通信カラオケも音源モジュールはローランド製OEMだった。これがミクに先駆けて海外でカラオケブーム化。MDI→通信カラオケ→DTM→ボカロブームは歴史的に繋がっており、その大半でローランド技術が牽引してきたことに驚く。
Yuji Tanaka @ugtk
『初音ミク』新刊読了。著者の普段の芸風と違い誠実な取材に基づくものだが、第3次サマー・オブ・ラブに擬えるプロット以上に発展した論文には届かず。技術史的裏付け山ほどあるのに、小保方さんの研究ノートぐらいゆるゆる。GS期の日本のA&R誕生とニコニコ文化をつなげるとか飛躍があればなあ。
Yuji Tanaka @ugtk
サンプリング音源販売には競合に電通のベンチャー制度で生まれたカエルカフェの存在が。石立鉄男のCD出してた企画物の専科で、本来初音ミクならこっちかもと先入観も。でもクリプトンは密かにRecycleを応用したリズムアプリも出してて、単なる並行輸入業者ではないと気づいたことを思い出す。

有限会社 カエルカフェ ホームページ
http://www.kaerucafe.co.jp/outline.html

Yuji Tanaka @ugtk
直接影響はないが「帰ってきたヨッパライ」の早回し声にはチップマンクスという前史も。特殊声の歴史で言えば、80年の「ジェニーはご機嫌ななめ」のイリアのファルセットも疑似テクノ的試みで、近田Pはこれを後のAuto-Tune現象の預言的試みと分析。Perfumeのアミューズの先輩だし。

Wikipedia「アルビンとチップマンクス」
http://t.co/L4kOaTGXQY

【初音ミクsingsニューウェイヴ】ジェニーはご機嫌ななめ【イリミクver.】 (3:34)
うどんゲルゲ氏によるカバー。

sm16018620
Yuji Tanaka @ugtk
ベル研時代のフィジカルモデル方式からボーカロイド2で素片連結方式に変更して『初音ミク』というホビーギアを生む。1日4時間2日でサンプル収集が完了。これで価格が下がったことも普及の要因。グラニュラー合成はAuto-Tuneやカオスパッドの基礎技術でもあり、広義で音響系と言えるかも。
Yuji Tanaka @ugtk
同世代と会って話すのは、もう来年はCDも書籍もなくなっちゃうんじゃないかという悲壮な未来予測。だからネットのコピペで作ったディスクガイドや初音ミク本が、今さら著者の功名心のため粗製濫造されることに憂鬱になる。拙著の時は読者の潜在的研究心を煽る、全体の水準向上の願いあったけどな。
Yuji Tanaka @ugtk
「聞き手を飽きさせないよう情報量を増すためボカロは高速化した」説は本当に馴染めない。最相葉月『絶対音感』ぐらいのトンデモ理論かと。CGMは原典のスカスカが参加を刺激するものだし、テンポが速まるとアクセントが機能しなくるので間引くのが楽典的解決法。者発言の引用が多く分析がないし。
Yuji Tanaka @ugtk
敢えて憎まれ役引き受けるけど、テクノロジーの権化であるテクノポップやボカロ音楽を、楽器知識や技術的裏付けなしで評論するのは限界があるわな。モーグとアープにしてもストラトとテレキャスぐらい別の楽器。シューゲイザー本みたく音響知識や楽器込みで分析するディスクガイドもある時代なのに。

''荻上チキ・Session-22ポッドキャスト2014年04月10日(木)
柴那典「初音ミクはなぜ世界を変えたのか」Session袋とじ'' http://www.tbsradio.jp/ss954/2014/04/20140410session.html

Yuji Tanaka @ugtk
『Session-22』初音ミク回を聞く。柴氏にとってボカロへの探求心より功名心なんだろう。通信カラオケ普及やヤマハMIDプラグの試みなど、ネット技術の前史が抜けてたのは残念。あと重要な公式のデモ1曲目>http://t.co/dHE0sti8HH この方向に行かなかったのも謎。

初音ミク「かくれんぼ」

※ツイート中のURLとは異なりクリプトン社が公式にアップしているものです。

「VOCALOID2 初音ミク」発売に際し公開されたデモソングは「ballad」「かくれんぼ」「pops」の3曲でした。
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/cv01.jsp

クリプトン・フューチャー・メディア(株)メディアファージ事業部ブログ 2007年 08月 24日[Vocaloid2情報] デモソング - 2曲目 http://blog.crypton.co.jp/mp/2007/08/vocaloid2_11.html

Yuji Tanaka @ugtk
渋谷慶一郎や冨田勲ら著名人が使ったことに帰結させる狙いだと思うが、発売時多くのプロが初音ミクをシカトした事も検証的に重要では。2007年その議題で、戸田誠司師匠らとイベントやったことある。柴氏の取材はボカロPなど人の発言のパッチワークが多く、楽典音響的分析に踏み込まないきらいが。

12月8日、9日「POP2*0ナイト」最終告知は主なプレイリストを紹介。鏡音リン&レンは世界初公開っす! - POP2*5(ポップにーてんご) (id:snakefinger) http://d.hatena.ne.jp/snakefinger/20071206/p1

Internet Watch「電子音楽トークショーで「鏡音リン・レン」のデモが世界初公開」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/12/10/17799.html

鏡音リンの歌声が初公開!--「POP2*0ナイト〈邦楽ポップ編〉」 http://japan.cnet.com/news/media/20363012/
@cnet_japanさんから

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コメント

basock @basock10 2014年4月15日
ミクのデザインがラムちゃんの亜流? 全然似てないと思うのですが……
のろくん【時報故障中】 @noro_kun 2014年4月15日
ではここでアニメ版「うる星やつら」のキャラクターデザインを担当された高田明美さんが描いたミクさんを見てみましょう。 http://ameblo.jp/angel-touch/image-11003895412-11454856114.html http://ameblo.jp/angel-touch/entry-11187198846.html
basock @basock10 2014年4月15日
髪の色が似てる以外は全然共通点が見つからないよ……
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