茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第1217回【時事ネタを、笑いにする】連続ツイート

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート１２１７回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。昨日、新宿の街を歩きながら、ふと思ったこと。

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じわ（１）仕事以外で人と居るときは雑談ばかりしている。昨日、新宿の街を、弟子の植田工（@onototo）と一緒に歩いていた。それで、あるイベントに僕が日程上出られないという話になって、「もったいないから、エドワード・スノーデンみたいに、ロボットになって出るか」と言った。

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じわ（２）TEDでさ、スノーデンが、ロシアのある場所から、と言って、動画の液晶画面をロボットの上にのせて出てきたように、オレも出ていくかな、と言ったら、植田がウケタ。「最近、スノーデンは、ロシアのテレビで、やっぱりネット動画でプーチンと対話したらしいね」と私は続けた。

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じわ（３）「あっ、そうなんですか」と植田。「うん、それで、スノーデンが、ロシアはアメリカのNSAみたいな活動をしているのか、と聞いたら、プーチンが、いや、ロシアは、アメリカのように、違法な情報収集はしない、と見得を切ったらしいんんだよ」ここまでは、本当の時事ニュース。

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じわ（４）「それでね、プーチンは、ロシアは、違法な情報収集はしない、ロシアがやるのは、クリミア半島を併合したように、違法な領土収集だけである、と自信を持って言ったらしいんだよね」と言ったら、植田がウケタ。「こういうこと、ツイッターで書くと炎上するだろうな」って、書いているし。

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じわ（５）ついでに、私が最近講演会とかでやってる、絶対炎上する時事ネタを書く。（タッタラタラタラタッタタ〜）「今日の料理、今日は、小保方博士に、STAP細胞の使い方を、教えていただきましょう。」「はい。白血球を、弱酸性の液につけると、二三日経つと、STAP細胞になるのですね。」

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じわ（６）「今日は、時間がありませんので、こちらに、あらかじめ用意しました万能細胞があるので、これをこの液に混ぜて、後の実験を続けることにしましょう」「博士・・・・」みたいなことを言って、講演で笑いを取っているのだけれども、書くと炎上するだろうな、って書いてるし。

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じわ（７）「新聞の見出しは、文字を省略することが多いですよね。マッカーサー元帥なんかは、マ元帥と省略していた。そうすると、今、STAP細胞で話題の、バカンティ教授は、「ハーバード大学の、バカ教授」と省略されるのでしょうかっ」みたいなことも、植田工に言っている。

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じわ（８）時事ネタをタイミングよく笑いにするというのは、アメリカのSaturday Night Liveや、イギリスのMock the weekとか、Have I got news for youでやっていて、日本でもやれば面白いのになあ、といつも思っている。難しいんだろうね。

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じわ（９）笑いは、一つのメタ認知で、対象を全体として、余裕を持って見ることで、強健な判断ができるようになる。テレビとかラジオがそういうのをやってくれないと、自分でちょこちょこ思いついて、それを植田に言ったり講演会で披露したりして、何とはなしにバランスを取っているんだよね。

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以上、連続ツイート１２１７回「時事ネタを、笑いにする」でした。なお、今回のツイートはあくまでもお笑いであり、ロシア、プーチン大統領、小保方博士、バカンティ教授についての「ドキュメンタリー」ではないので、その点ご注意。文脈取り違えの炎上は、お断りします！！