140419 【大阪】鶴橋ヘイト街宣中止祝賀会でのIWJによるインタビュー報告ツイート

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1.本日4月19日15時より、コリアンタウンの大阪鶴橋で、レイシストによる「『返さなければ戦争だ！』拉致被害者全員奪還国民運動 in 鶴橋」と題したヘイト街宣が行われる予定だったが、急遽、中止に。鶴橋に集まったカウンター勢は近くの公園で祝杯をあげた。@iwakamiyasumi

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2.鶴橋の周辺で生まれ育った在日コリアンのカラーコーディネーターで、ミュージシャンのBaby-B氏は、IWJのインタビューに、「（ヘイト街宣主催者の川東大了は）最近よくすっぽかすので、中止になるかと期待していたが実際に中止になってよかった」と話した。@iwakamiyasumi

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3.BabyB氏は、「学校のクラスの半分は在日だった。あからさまな差別はなかった」と振り返り、「共生できていたし、（国籍を）いちいち気にしていたら人間関係なんて築けない。この辺りはそういう意味では『モデル地区』かなぁと思う」と話した。@iwakamiyasumi

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4.鶴橋でヘイトデモが行われることについて、「ここで訴える意味はない。北朝鮮行ってしろよと思う。在日２世の母がヘイトデモで心配するのは、日本人の子どもたちのこと。ヘイトデモを見た子たちが大きくなったら日本はどうなるんだろうと」と話した。@iwakamiyasumi

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5.鶴橋で生まれ育った日本人男性は、「この辺りに朝鮮人の方が住み始めたのは、戦前に平野川の付け替え工事があって、そこに出稼ぎにきたのが始まりだと小学校の地域学習で習った。鶴橋生野区民の４人に1人が在日コリアンと言われています」と鶴橋を紹介。@iwakamiyasumi

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6.男性は、「鶴橋の商店街には、子どもの頃から母親に手を引かれて買い物に来たりもした。小学校の同級生や、買い物に行く店の店主、在日コリアンはあたりまえに近くにいる人だった。この辺りで生まれ育ったから差別もしないようになったのかも」。@iwakamiyasumi

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7.さらに「差別や偏見は、『知らない』ことから生まれてくる。まず知ることを多くの方にしてほしい」とし、「ヘイト街宣の中止はベストな形で、『させない』ことが大事。観光客や買い物客がいつもどおりの週末を楽しんでいるようでよかった」と話した。@iwakamiyasumi

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8.公園での打ち上げ後、鶴橋のコリアン料理屋に移動し、大宴会が始まった。京都在住の在日コリアン凡氏は、ヘイト街宣の中止について、「めっちゃ最高ですね。カウンターしてもヘイトスピーチは流れるし、街ゆく人も自分もダメージはウケる（続く）」。@iwakamiyasumi

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9.「（続き）開催されないというのが一番いい。こんだけの人が集まったから中止に追い込めたと思うし、今日は、去年の『仲良くしようぜパレード』や『東京大行進』くらい楽しいし、嬉しい」と話す。@iwakamiyasumi

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10.凡氏は鶴橋という街について、「在日コリアンが古くから住んでいて、コリアンタウンとしてキムチ売ったり焼き肉売ったり。駅降りてすぐに焼き肉の臭いがして、胃袋が刺激される。『なんか食べていこうかなぁ』と思う楽しい街」と紹介。@iwakamiyasumi

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11.凡氏はまた、「最近はK-POPの店やニューカマーの人も増えて、韓国で最近流行の『ホットク』とかも売り始めた。文化が入り乱れていて、例えば東南アジアのような下町が鶴橋には存在する、ざっくばらんで楽しい街」と続ける。@iwakamiyasumi

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12.「ツイッターで『鶴橋』と検索すると、だいたい『焼肉食べに行こう』とか『K-POPの店行こう』とか、そういう話ばかりで、ぜんぜん揉め事の書き込みもないし、在特会がいうような在日が暴れまわっているということもない（続く）」。@iwakamiyasumi

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13.「（続き）デマを流してレイシズムをあおって、国と国の問題を鶴橋の人たちに持ち込まれても意味がわからん。人が胸を痛めるだけの街宣をして、自分の正しさを押し付けた気になって楽しんでいるのは最低。絶対させたらいかん」。@iwakamiyasumi

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14.レイシストが予定していた「『返さなければ戦争だ！』拉致被害者全員奪還国民運動」というタイトルについて凡氏は、「お前が戦争を指揮できる立場でもないし、『お前が言うな』ということ。拉致被害は絶対に許せないし、解決を進めていかなければいけない」。@iwakamiyasumi

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15.凡「ただ、鶴橋に住んでいる人を拉致の実行犯のように言うのは許せない。昨年、女子中学生が『鶴橋大虐殺を決行する』とスピーチしていた隣で拍手喝采を送っていたのが（主催者の）川東大了。そんなやつがまともな政治主張を言うわけがない」。@iwakamiyasumi

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16.凡「（今日街宣があれば）『殺せ』、『ゴキブリを叩きだせ』とでも言ったんだろう。先日の京都のウトロ地区でも、『ゴキブリ』という単語が出てたんで。絶対にあってはならない。今日もしヘイト街宣があったら、酷いことになっていたと思う」。@iwakamiyasumi

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17.いち早くレイシストに対してカウンター行動を起こした泥憲和（どろ のりかず）さんに話をうかがった。泥氏は、09年の京都朝鮮第一初級学校襲撃事件の後からカウンター行動を始めたのだという。@@iwakamiyasumi

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18.泥氏「09年に鶴橋で、『主権回復』を訴える連中が、京都の襲撃事件を（手柄を上げたかのように）アピールするためのデモにきたのを監視したのが最初。当時はミクシーでその情報を知った。その時、実際にヘイトデモを見て呆れた」。@iwakamiyasumi

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19.泥氏「デモ前の集会で、彼らは『今まで我々は朝鮮人に悔しい思いをさせられてきたが、朝鮮学校を襲撃したことで、父兄が「こんなに悔しいことはない」と言った。我々は初めて朝鮮人を悔しがらせることができた。ざまぁみろ』と演説をしていた」。@iwakamiyasumi

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20.泥「馬鹿かと思った。子どもイジメて『ざまぁみろ』って。その後のデモでは、『文句があるなら戦争だ。いつでも平壌を火の海にするぞ』とシュプレヒコールをあげていた。『日本人は差別されている』というが、事実はまったく違う」。@iwakamiyasumi

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21.泥氏はその際、130人ほどのヘイトデモ隊に並行して、2〜3人で歩いた。その際に「ふざけるな」と怒号を浴びせた。今のカウンターのスタイルを09年の段階で始めていたということだ。@iwakamiyasumi

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22.「彼らに『なぜ朝鮮陣出て行けという？』と聞くと、『ろくでもないからだ』、『ミサイル飛ばしているだろう』という。『在日朝鮮人は飛ばしていない』というと、彼らは二の句が継げない。こういうことが繰り返された」と、泥氏は振り返る。@iwakamiyasumi

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23.泥氏は、「09年当時はツイッターもやっていなかったので、ブログで『在日特権』に反論したりはしたが、カウンター運動を広げる手立てもなく、組織化もできなかった。それから数年経って、『しばき隊』ができた。こういうことをおれはしたかったんだ」。@iwakamiyasumi

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24.泥氏は現在、悪性リンパ腫と、固形癌が併発しており入院中で、医者には余命1年と宣告されている。今日はカウンターのために外泊許可をとり、鶴橋に駆け付けた。元自衛官である。@iwakamiyasumi

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25.そんな泥氏は、現在の右傾化した安倍政権について、「安倍さんは許せない」という。「自衛隊に入ってまずやらされるのが『宣誓』。『私は我が国の独立と平和を守る自衛隊の使命を自覚し、憲法と法令を順守し〜』から始まる。未だに暗唱できる」。@iwakamiyasumi