元原発作業員から見た「いちえふ」の感想

サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「仙台駅にいちえふの広告あったなう。本屋さんいかなきゃー」 http://t.co/u9EXJ6Slyp

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「いちえふ購入なう。ちょっととはいえ1Fでお仕事して来た俺氏的にも超オススメな作品。一応、ARIGATOの人(http://t.co/k78Y65g1II)で元作業員で仕事中に指切断してちゃんと購入した証拠写真もw」 http://t.co/lkZ6a7IdAX

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サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「連載時に読んでたけど、あらためていちえふを通して読む。初見の時にもつぶやいた気がするけど、やっぱり「いい意味でつまらない漫画」だなあと思う。ワシが働いてたのも作中に描かれてる12年末だったから、特に物珍しさや驚きみたいなものがないってのもあるけど」1

サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「それだけじゃなくて、作品のタッチがなんていうかBGM抜きの映画みたいな感じなのよね。盛り上げることもなく盛り上がることもない。けどだからこそ、はじめて入構する時の緊張や物珍しさなんて最初の2〜3日で消えて、あとは淡々とした日常が続くあの感じがすごい良く出てるなと思う」2

サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「それとよく読み込んでくと、世間で漠然と信じられてる過剰に盛られた原発作業員ってイメージから発せられる「作業員さんありがとう」的な言葉に対する「そんなんじゃねえよ、俺たちは」っていうもやもやした感情と、同時に少しはある誇りや自負みたいなもんを感じるんだよね」3

サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「作業員の仕事なんてみんなが思ってるほど大したもんでもないし、ぶっちゃけ中にいるのは立派な人間でもないけど、それでも「ちゃちな信義とちっぽけな良心」ってヤツはあるし、どうせなら行けるとこ（原子炉建屋）まで行っちゃいたい好奇心みたいなもん、なんか凄い共感できるんだよね」4

サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「ぶっちゃけいちえふは漫画作品として見ればつまらない分類に入るんだけど、それ故に1Fの、みんなが思ってるほどヤバくもなく、ある意味つまらない日常をうまく描けてるんじゃないかと。個人的には、こういうタッチであそこを描いてくれる作品が出て来たことが凄く嬉しいと思った」5

サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「ただ、いちえふはあくまで竜田氏個人から見た1Fであって、あそこで働いてる3千人全てに一般化できるもんじゃない、ってところは頭に入れて読んで欲しいなとも思う」6

サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「なにせあそこで働いてんのは3千人以上だからね。一つの作品、一つの側面から簡単に一般化なんてどだい無理な話よ。竜田氏自身、いちえふを読んで「原発作業員の真実！これを読めば作業員の全てがわかる！」みたいに安直に捉えられ、わかった気になられるのは、たぶん望んでないと思うし」7

サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「ワシがいちえふを賞賛してるのはワシが竜田氏とほぼ同じ時期に入構し、かつて本を書いたことはあるけど別に売れてなくて、地元出身じゃない宮城から来たよそ者で…と、わりかし似たような部分があるからで、作業員の中には共感も評価もしない人だってもちろんいると思うし」8

サメ（しゃーくさめさめ） @same_desu

「まあなんだ、いろいろ書いたけど無理やりまとめれば「いちえふはマジオススメ。それと竜田氏と一度酒飲んで語ってみてえなあ〜と本気で思いました！」って感じです、はいw」9

ずっきー @zukkykamogawa

【イチエフ・サギョウインニ・ナルマデ】エピソードⅠ(#1～#3) - Togetterまとめ http://t.co/BGYSqNW143 サメ(しゃーくさめさめ)氏による、もうひとつの「いちえふ」