UNSCEAR報告書は屋内退避による被曝減は配慮せず、4~5倍の安全側・保守的な(過大)評価

・環境省  「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」(2014/04/24)  HP:https://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01.html  録画:http://www.ustream.tv/recorded/46608850 続きを読む
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酒井委員によるUNSCEAR報告書の解説(個人的な見解ではない)

酋長仮免厨 @kazooooya

環境省「住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」(2014/04/24) HP:https://t.co/uDaylLRYUB 録画:http://t.co/FsrQZCKU4u 「UNSCEAR報告書は屋内退避による被曝減は配慮せず、4~5倍の安全側・保守的な(過大)評価」

2014-04-24 15:55:14
酋長仮免厨 @kazooooya

承前) 「UNSCEAR報告書の被ばく量評価、避難区域においては、放射性物質の大気中拡散・沈着モデルを用いて推計しているので、モデルに伴う4~5倍の範囲で推計変動があり不確かさが含まれるという事を付け加えてある。避難区域以外については、個人の被ばくは平均値の3倍の変動があり得る

2014-04-24 16:46:33
酋長仮免厨 @kazooooya

承前) 「食品による内部被ばく量の寄与が大きかったとの推計。食品の実測値に比べ高い評価になっている。避難する事によって被ばく量を1/10に軽減する事に役立ったが、避難による避難関連死・精神的社会的なマイナスの部分も記載されている」

2014-04-24 16:53:59
酋長仮免厨 @kazooooya

承前) 「食材を通じた内部被ばく評価は、事故直後の食品規制される前に地元で栽培された食材を摂取しした人がいたという推計はすることが出来なかった。もし摂取していたとすると推定値より10倍近く高くなる可能性があると指摘。だ実際のWBC検査結果等によると、そのような線量はなかった。

2014-04-24 16:59:44
酋長仮免厨 @kazooooya

承前) 「さらに、その(流通規制する前の)食材データは、当時当局の食品検査は汚染レベルの高い食材を特定する事が1つの目的であり、そのためそれらのデータはランダム・サンプリングした値ではない。そのためこの評価は食材を介した内部被ばくは過大評価であると記載

2014-04-24 17:07:17
酋長仮免厨 @kazooooya

承前) 「実際、多くの食材は検出限界よりも低かったが、UNSCEARでは検出限界値をもって評価が行われており、そのため食品摂取による内部被ばくが高めになったと記載。さらに食材の流通消費パターンは全て福島県産の食材であると評価し、もし県外からの流通であれば実際の線量は低くなると」

2014-04-24 17:12:22
酋長仮免厨 @kazooooya

承前) 「作業者の線量評価も行っているが、この会議での説明は割愛する」 もうお腹いっぱいになった…。実際、震災後には停電と交通網の寸断で流通が麻痺しいて、牛乳は当局が出荷制限する前から既に市場出荷不能状態だったよね。覚えてる? http://t.co/xtg63qVGzS

2014-04-24 17:19:11
酋長仮免厨 @kazooooya

承前) なお、UNSCEAR報告書は日本語への翻訳がUNSCEARにおいて作成中であり完成次第、公開予定とのこと。 当会議の結果、UNSCEARに直接確認する必要がある事項については、環境省より確認し当会議で報告する(事務局)

2014-04-24 17:25:52

全体的な報告内容解説への質疑

酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 石川委員「平均濃度(線量)が過大評価、外部被ばく・吸入摂取による被ばくが高めに評価される不確かさがあると混在する。評価避難・行動パターン・摂取によっては馬鹿にならない被ばくがあると?」 酒井委員「もしそのような事があれば高くなるが、WBC検査からそのような事例はない

2014-04-24 17:45:55
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 鈴木委員「UNSCEAR評価は、(事故初期の)食材検査はあくまで流通していた食材の検査。もし検査出来なかった場合は土地の汚染濃度から推計であり、実際の摂取はまだ十分に検討されていない。ホントに食材が100%福島産であったのか、地場の食材をどれだけ摂取したのか評価必要」

2014-04-24 17:51:51
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 伴委員「不確かさの観点は、情報不足とバラツキを分けて考える必要がある。避難した人達の線量評価は避難パターンに基づいて推計されている。それは過小・過大評価であるかもしれないが、不確かさを詰めて行ったとしても個人によるバラツキは厳然とあり、区別して考える必要がある」

2014-04-24 17:56:06
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 長瀧座長「県民健康管理調査の行動記録による被ばく線量推計値、甲状腺実測値との関係は?」 酒井委員「避難は行動パターンモデルによる推計であり、どちらがどうだという議論はない。実際に測定した測定値に比べると、回の推計値は高めであると書いてある

2014-04-24 18:03:33
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 本間委員「UNSCEAR報告書は、避難による線量評価は県民健康管理調査による行動18パターンにより推計しているが、どの程度まで採用しているのか?」 酒井委員「県民健康管理調査による行動18パターンをどの程度まで採用したのかまでは把握していない」

2014-04-24 18:07:03
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 事務局「P190 Table C11、Table C12には具体的な行動18パターンに基づいて具体的に、実効線量・吸収線量がどれくらいであったを見積もった」 伴委員「放医研の行動パターンにより線量が推計されたものであり、実際の行動の代表性がどれだけあるかがポイント

2014-04-24 18:14:57
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 鈴木委員「拡散・沈着モデルで線量評価をしている訳だが、日本の評価モデルとはどの程度違うのか?」 酒井委員「UNSCEAR報告書に用いたモデルの妥当性が今後、課題になるであろう」 事務局「P147 Table B10に各モデルでどれくらいの拡散かが紹介されている」

2014-04-24 18:19:59
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 本間委員「WNO(世界気象機関)がP137 から紹介があるが、こには日本の推定モデルは入っていない。Table B7 にBulk沈着モデルがあるが、出来るだけ不確実性が少なくなるようなアプローチを取っていて、出来る限り測定データをベースにしている。」

2014-04-24 18:31:32
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 本間委員「P141~モデル推定と実測値との比較が載っている。ところが福島では経時的な空気中濃度測定は殆どなくて東海JAEAの測定くらい。Figure B-XIVではパターン的にはあっているがこのグラフはLOG表示なので、ちょっと違うと10倍くらい異なり不確実さがある

2014-04-24 18:44:14
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 本間委員「Figure B-XVはセシウムの各領域の沈着推定モデルと実測値を比較している。45度ライン上に乗れば一番いい評価となるが、沈着レベルの低い領域では非常に不確実さが大きくなっており、その程度の評価モデルであるhttp://t.co/YBZsYPJJz8

2014-04-24 18:50:18
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酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 伴委員「沈着から吸気中濃度を推定するところでシミュレーションを使ったということだが、それはあくまで沈着の測定データがある場合であり、避難中における吸入は沈着測定データがないがそこはどうか?」 本間委員「そこまでは書いてない。推定は積算濃度でしか推定出来ない(個人意見」

2014-04-24 18:57:13
酋長仮免厨 @kazooooya

承前)質疑 伴委員「シミュレーション値を直に用いたのであれば、(吸入摂取)による不確かさは非常に大きく(過大に)なる」 ?「その辺りは確認する必要が」 長瀧座長「問題点は分かってきた。健康影響に関して、ある部分だけ取って強調するのではなく、我々は全体を見て判断する必要がある」

2014-04-24 19:05:10

次の「一般住民への線量評価と健康影響」の酒井委員の解説…。(1時間5分頃~)

酋長仮免厨 @kazooooya

承前) 酒井委員「線量評価に基づきしいき値なし線量モデルを適用すると、計算上は様々ながんリスクが若干上昇する事が推察される。しかし日本人の自然発生(BG)によるがん罹患リスクと比較すると小さく検出できないと考えられる」

2014-04-25 22:50:48
酋長仮免厨 @kazooooya

承前) 酒井委員「甲状腺がんについては、推定値の上限値の(甲状腺)被ばくを受けた人が沢山いたとすると、甲状腺がんの増加(発生率)が認められる可能性はある。」

2014-04-25 22:51:16
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