福田尚代/MOTアニュアル2014 フラグメント―未完のはじまり

MOTアニュアル2014 フラグメント―未完のはじまり 出品作家 青田真也|髙田安規子・政子|パラモデル|福田尚代|宮永亮|吉田夏奈 会期 2014年2月15日(土)―5月11日(日) 続きを読む
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福田尚代 @fukudanaoyo

作品について。今年は何より展示を再開したのだと思うと感慨深い。とくに幾つかの同じ作品を、別の視点から組み合わせたときの変容(これは次の展示へも続く)。

2013-12-31 09:23:39
福田尚代 @fukudanaoyo

今年も継続して思うのは、確実に自分の一部である悪について。自分の中の悪を、最悪の形(戦争のような)にするのではなく、消滅させるのでもなく。美しさに反転する可能性についても。

2013-12-31 09:32:29
福田尚代 @fukudanaoyo

もうひとつは、絶対に理解し合えないという前提から見えてくるもの。

2013-12-31 09:33:12
福田尚代 @fukudanaoyo

昨日から、あたらしい作品をつくりはじめました。皆さま、よいお年をお迎えください。

2013-12-31 09:35:34
福田尚代 @fukudanaoyo

年の瀬からはじまった作品、途中でやめられないまま、今日ようやく完成しました。遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

2014-01-04 19:14:24
福田尚代 @fukudanaoyo

本年は、2月からはじまる《MOTアニュアル2014 フラグメント―未完のはじまり》(東京都現代美術館)に出品します。http://t.co/uJA2BC5m3p

2014-01-04 19:19:24
豊嶋康子 TOYOSHIMAYasuko @watashidesuyo

毎回、「作品」を制作するというより「作品」を収納・保護する容れ物を作っている気がする。実際にそうだが。「作品」に実体がないのが理想だからそれでいいのか。いいのだと思ってるから作っているのか。

2014-01-06 00:09:50
福田尚代 @fukudanaoyo

豊嶋さんのツイート興味深い。「作品に実体がないのが理想」「『作品』を収納・保護する容れ物を作っている…」それなのに、作品にも展示にもある種の過剰さがある。その相反する部分こそが深淵なのだと思う。やはり私は基本的には、企画者ではなく、作家が展示したらどうなるのかを知りたいと思う。

2014-01-06 10:02:03
福田尚代 @fukudanaoyo

私の作品の「抜け殻」も、やはりどうしようもなく過剰だ。

2014-01-06 10:02:49
福田尚代 @fukudanaoyo

毎年、年賀状を頂いた方へは、寒中お見舞いのお葉書を差し上げていますが、今年は遅れてしまうかもしれません。いえ、もしかしたら、展覧会のご案内と一緒になってしまうかもしれません…本当にごめんなさい。年賀状、今年はとくにしみじみ嬉しかったです。こんな私ですが、今年もおつきあいください。

2014-01-07 19:15:02
福田尚代 @fukudanaoyo

夜、まだ青くてかたいキウイの実をひとつ、小さく切って、少し塩をふり、黄金色の蜂蜜に浸しておく。夜明け頃、それはそれは酸っぱくて甘い。

2014-01-08 10:00:58
福田尚代 @fukudanaoyo

金田さんと浅見さん、おふたりでトークされるのかしら。とても聞きたいけれど、伺うのは最終日になってしまいそうです。「クインテット-五つ星の作家たち」https://t.co/azSzXLPKNz

2014-01-08 18:56:23
福田尚代 @fukudanaoyo

はじめて「ハイジ」を読んだのが、1月だったからか、毎年この時期になるとヨハンナ・シュピーリのことを想う。あまり資料がないので、多くは私の妄想なのだけれど。「ハイジ」は福音館の古典シリーズで、訳は矢川澄子さん。今も枕辺にある。

2014-01-08 19:30:51
福田尚代 @fukudanaoyo

冒頭の、ハイジの母についてのデーテのせりふ「夢だか正気だかわからないようなふるまいをすることが、たびたびあってね」、そのことと、ハイジの幽霊騒動はおそらく繋がっている。この美しい清らかな作品の生まれた背景と、シュピーリの人生について、想像は尽きない。

2014-01-08 19:31:53
福田尚代 @fukudanaoyo

すると、一見何のつながりもないようだけれど、須賀敦子さんの、「世界戦争になって、痛いほど詩が欲しくなる日々と、詩などなくても生きられそうに思う日々が交互にあった。」(『遠い朝の本たち』)という言葉を思い出した。

2014-01-08 22:55:36
福田尚代 @fukudanaoyo

母譲りのハイジの感受性は、おそらく危うい均衡の上に成り立っていた。激しく何かをこいねがう魂は、無理に奪われると死んでしまう。

2014-01-09 00:07:57
福田尚代 @fukudanaoyo

絵であれ彫刻であれ、例えどこにあっても、本当は、それを愛する者の一部なのだと思う。

2014-01-09 00:08:40
福田尚代 @fukudanaoyo

たゆたうような夢想の連鎖、未だやまず。散り散りのイメージが溶け消える前に、つなぎ目を捉えて結ぶことが、私にとっての思考なのだとしても、とりとめもなく朧で、飛躍していて、おそらく他者からはもどかしく見えることを、どこまで翻訳するべきなのか。そのまま作品の在り方へもつながる話として。

2014-01-09 10:50:12
福田尚代 @fukudanaoyo

朝起きたら、古い友人からの、1年振り、走り書きふうのメールに、「制作に没頭していて10日以上お風呂に入っていなかった・・・」とあって、何かしあわせなような気持ちになった。今朝は、それぞれの場所でひとりで続けている、未知の方々のことを考えています。

2014-01-13 08:59:42
福田尚代 @fukudanaoyo

年越しの小品は、やっぱりまだ終わっていなくて、その後も隠れて続けていた。秋に完成したと思ったアルチュール・ランボーも、ほんとうは終わっていなくて、冬いっぱいかけてしまった。私は作品の、はじまりも終わりもないところが好きだし、作品を見る時は、そのことも含めて見つめているのだと思う。

2014-01-13 16:57:54
福田尚代 @fukudanaoyo

夏から一日も途切れることがなかったけれど、ようやくぽっかりとひと息ついた。やっとやっとタブッキの「いつも手遅れ」の表紙をひらく。

2014-01-16 19:14:03
福田尚代 @fukudanaoyo

一話だけ読んだら、設営ノートに着手します。

2014-01-16 19:16:01
福田尚代 @fukudanaoyo

ノートには、あらゆる数字を記入していく。作品をあらわす数字は、無限にある。

2014-01-16 19:32:58
福田尚代 @fukudanaoyo

案内状の宛名を書き記すことは、漸く少しずつ、外へと向けて気持が、作品が、あらたまってゆく為の時間でもあるようです。

2014-01-21 09:09:12
福田尚代 @fukudanaoyo

小さな白い土鍋で、白菜と塩麹のスープをコトコトと煮込んでいます。白菜の芯がとろける頃、不思議と家もまどかになります。

2014-01-21 17:10:51
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